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東京ワシントンクラブ

大人になったら「東京ワシントンクラブ」に行きたかった。ノーベル賞でも貰うつもりで頑張らなかったツケは、いつくるのだろう?

ラストシーンの為にある映画「少年時代」

2006-04-19 01:53:46 | DVD
少年時代

東宝

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今回は、最新映画のレビューではなく、僕のとっておきな映画のお話し。

まぁ、僕は、井上陽水に感化されている人なので。
当然の如く、氏を代表する「少年時代」ともリンクします。

少年時代
井上陽水
フォーライフミュージックエンタテインメント

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けど。
実を言うと、陽水の「少年時代」は、特段好きでもなんでもない。
いい曲だとは思いますけど。陽水らしいとも思えない。
むしろ、映画音楽としての「少年時代」が好きなのです。
教科書にも載っているそうだが、どうなんだろ?
映画とセットでないと、いけませんぜ。本当のところは。
ま、この曲のヒットが、実はソニーのハンディカムがキッカケでしたから、しょうがないのかも知れませんね。

陽水と映画音楽という組み合わせは、割合に深く長い。
そもそも陽水が世に出て初めてのヒット曲となった「夢の中へ」も映画音楽だし。
あれは確か「放課後」という幻の映画ですね。

と、思ったら、え?DVDで出るの?!
知らなかった!!
即購入決定です♪

放課後

東宝

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というわけで、ちょっと、陽水と映画音楽の関係は、別にコラムします。
長くなりそうだ。(笑)

さて。
映画「少年時代」は、本当によくできた映画です。
日本が戦争真っ只中にある昭和19年、戦渦が酷くなりそうな東京から富山への疎開から物語は始まるわけです。
要は、よそ者である東京モンに対する、地元モンと嫉妬や羨望みたいな関わり方というのか、割合わかりやすい構図からスタート。
地元モンの大将というかドンから睨まれ、しかし、時として優しくされ、奇妙な友情をはぐくむ訳です。
そのうち、病気で休んでいた秀才君が舞い戻り、知能犯として巻き返しを図り、大将を引き摺り下ろす、なかなかキナ臭い、というか妙にリアルな話に移って・・・。

粛々と淡々と、少年視点でしか時代を描き通している姿勢にも感服しております。
戦争の悲惨さがどうだこうだ、子どもたちには関係ないからね。大人の世界でしょ。
ただ、時代がたまたま戦争という背景があって、疎開というイベントがあってね。
そこで近親憎悪に近い、友情ドラマがあって。
たまに、時代を垣間見せる出征シーンとかを織り交ぜているけど、やっぱり子どもの視点で、傍観者然としているカメラワークも白眉。とても好感が持てる。
やはり前提として、篠田監督と山田太一脚本の織り成す結実だと思っています。

とにかくですね。
いま、こうやって書いていても、涙がウルウルしちゃいそうなんです。
そう、ラストシーンですね。
戦争が終わり、東京に帰るシーンです。
なんだかんだ、友情がはぐくまれる訳ですよ。やはり別れはねぇ、悲しいです。

んで。
ピアノの伴奏が聞こえてくると同時に、もう、僕は、涙が止まらなくなる。
いや~、もう、最高のラストですよ。
どうってことない、凡庸なラストシーン、けど、陽水の唄う「少年時代」ですべてが「キマッタ!」という感じなのです。
このシーンを見るために、長いストーリーがあったんだよねぇ、みたいな気分に陥って。
毎度毎度、泣かせていただいております。

井上陽水が世に送り出した最高の映画音楽との組み合わせ。
下手したら、僕の中では、邦画No.1かもしれない。
僕の感性にバッチリ響いちゃっているので。

血も涙もない?!僕が、唯一と言っていいほど、号泣しちゃう映画です。

ちなみに僕の友人というか、師匠というか、腐れ縁というか(~_~;)、自宅に映画館みたいなことになっている方がいて。

三管式の大型プロジェクターに、スクリーンは100インチ超の大画面。
で、こだわりの自作スピーカーに、こだわりの超高級音源装置の数々。
普通のお値段じゃとても買えない超高級DVDプレーヤーなど、
いったい、いくら注ぎ込んだら、こんななるんだ!ってくらいの世界です。羨ましい・・・。
正直、下手な映画館に行くより、快適な空間。。。

たまに、自分のお気に入りのCDとかDVDとかビデオを持ち込んで、鑑賞させてもらうんです。
ほら、映画館気分ってやつですね。

そこで。
待望の少年時代を見せて貰って。
いやぁー、やっぱり、泣いちゃってね。ラストシーンで。

一緒に付き合って観ていた友人が驚く。
「血も涙も無いお前が泣くなんて想像もしてなかったけど、しかも嗚咽してまで泣くなんて、尋常じゃないな、お前。(笑)」
と、呆れられました。

そう。
僕は、人前で滅多に泣かない。
というか、そもそもそういうタイプの人間じゃない。
冷酷無比、冷徹、冷たい人、冷静沈着、感情的にならず、たとえ身近な人が死んでも何の感傷も抱かないだろ?!、というのが、僕に対する周りの人間の一般的見方です。(?!)
相当、ひでぇー奴だなぁ。(苦笑)

もう少し詳述すると。
第一印象は、温和で柔和で温厚そうだけど。ちょっと付き合うと、だんだん、実態が見えるそうな。
黒幕、腹黒、インテリヤクザ、刺客、過激派、テロリスト、総会屋、それらをひっくるめて「基本、ウソツキ」みたいなね、まぁ、散々な形容もされます。
そうじゃないんだって!誤解ですぅ。。。(笑)
確かに、基本が醒めてて、斜に構えてて、ときどき熱くなる一面もございますけど。(~_~;)

そういうわけで、僕にとって、とっておきな映画なのでした。


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1 コメント

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日航ジャンボ123便ソ連自衛隊核攻撃惨事 (アッキードF19で小沢一郎を撃退希望)
2018-10-11 06:40:59
日航ジャンボ123便ソ連自衛隊核攻撃惨事における たくさんのJAL123便の元気な生存者及び、ご搭乗の昭和天皇が、日本の埼玉県警察の警察官らの襲撃(日本語で おまわりさん?らの手により)により
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/ainugakuin/e0011938_16494167[1].jpg
といった惨憺たる虐殺死体と化した

一方、救助に奔走したのは米国のみであった
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