3月5日から16日までインドネシアへ出張しました。
目的は
① 1月に作っておいた活性液肥の出来具合と日本からの原料を運ぶため。
② 自治大学プロジェクトを具体的に進捗させるため。
活性液肥プラントは順調に稼働されていて、第3槽まで出来上がっていました。
現地で作った鶏糞堆肥も順調に発酵して、原料として活用されていました。
ボトルは当社のプラント、日本で作った液。コップが現地ソロでできた液。手前から第1槽、第2槽、第3槽の液です。
濃度が薄くパワーが低かったが、レベルは合格でした。
早速、病気が発生しているメロン畑に持って行ってテストしました。
最初の畑は全滅で手遅れでした。
しかし、次の畑は生き残っていましたのでテストしました。
写真は液肥を掛ける前の状態です。手前と奥の2本の根っこと葉っぱに液肥を掛けたら、葉っぱが全部起き上がって上向きになりました。
生産者もびっくり。5分間ぐらいの出来事で私もびっくりして葉っぱが立ち上がった写真を撮り忘れてしまいました。
この生産者は、メロンの種を作って日本へ輸出しているエキスパートです。そのプロが「これなら三分の二は助かるかも知れません!」と大喜びで作業責任者に指示をしていました。
次に訪れて成果を聞くのが楽しみですが、「活性液肥」というものを製造段階から知ってその効果と活用法を現地のリーダーが今の時点で確認して貰うことが何より大切です。
次の自治大学では、またまた大ハプニング、まず美しい衛兵のお出迎えに驚かされました。
何と当日、内務大臣夫人が会長を務める閣僚官僚婦人会が招待を受けて来校。本プロジェクトの要旨が伝えられ、私たちはその実施担当者として紹介されたのです。そんなことは当日まで知らされていませんでした。
婦人会にプロジェクトの説明をする局長
右奥の緑の方が内務大臣夫人 紹介後の記念撮影 左から 局長-私-副学長‐黒田理事長―学長―鈴木さん
現場見学の農場の入り口には「農業共同訓練区域」の看板が立てられており、その向かい側には昨年12月に初めて訪れた時と1月の調印式の写真が大きなパネルにされていました。
その前で名産のトーガラシの苗を婦人会員ひとりひとりが定植し、その様子を報道陣が撮影。
ところが、翌日訪れたメロン栽培のエキスパートが、植えられたトーガラシの苗を見て「全部ウイルスにやられています。」と言われたのにはびっくりしました。
そして、見て回った農場予定の畑地の全てに「ウイルスだらけですね」と断言され、衝撃を受けました。
さらに、「インドネシア中がこういう状況で、もう農薬も効きません」とのこと。そうなると「活性液肥プラント」がここはもちろん、全国の現場々々に絶対に必要ということになります。これは大変なことです。
午後は、このプロジェクトの実質的責任者である局長さんとの会議が開かれました。
冒頭に、今日の閣僚官僚婦人会の招待はこのプロジェクトの意義をまずご婦人方に知ってもらうことが大事なので開いたとの本音がつぶやかれました。
そして、1月の時にこちらから依頼した敷地図面と等高線図について、等高線測量の予算が取れたので来週発注するとの回答があり、続いて敷地内の中央を高速道路が通過することが正式に決まったのでOISCA用の30haの畑は分割して分散してほしいとの申し出がありました。
高速道路のくい打ちも終わっているというので、見て回ることになりましたが、何と正確な図面がありません。日本では考えられないことです。当局にはあるが本校には無いと手書きの概略図だけです。これでは場所を特定することが出来ないので、後日現地のOISCAスタッフが当局へ行って手に入れてくることになりました。
このプロジェクトは、大統領の5年間で牛とトーモロコシと米と大豆を100%オーガニックで自給にするという大方針の実行事業の核になるものです。だから局長も婦人会を招くという深謀遠慮をされたのだと思われます。なのに正確な図面がナイ・・等高線図もこれから・・じっくり取り組むしかありません。
目的は
① 1月に作っておいた活性液肥の出来具合と日本からの原料を運ぶため。
② 自治大学プロジェクトを具体的に進捗させるため。
活性液肥プラントは順調に稼働されていて、第3槽まで出来上がっていました。
現地で作った鶏糞堆肥も順調に発酵して、原料として活用されていました。
ボトルは当社のプラント、日本で作った液。コップが現地ソロでできた液。手前から第1槽、第2槽、第3槽の液です。
濃度が薄くパワーが低かったが、レベルは合格でした。
早速、病気が発生しているメロン畑に持って行ってテストしました。
最初の畑は全滅で手遅れでした。
しかし、次の畑は生き残っていましたのでテストしました。
写真は液肥を掛ける前の状態です。手前と奥の2本の根っこと葉っぱに液肥を掛けたら、葉っぱが全部起き上がって上向きになりました。
生産者もびっくり。5分間ぐらいの出来事で私もびっくりして葉っぱが立ち上がった写真を撮り忘れてしまいました。
この生産者は、メロンの種を作って日本へ輸出しているエキスパートです。そのプロが「これなら三分の二は助かるかも知れません!」と大喜びで作業責任者に指示をしていました。
次に訪れて成果を聞くのが楽しみですが、「活性液肥」というものを製造段階から知ってその効果と活用法を現地のリーダーが今の時点で確認して貰うことが何より大切です。
次の自治大学では、またまた大ハプニング、まず美しい衛兵のお出迎えに驚かされました。
何と当日、内務大臣夫人が会長を務める閣僚官僚婦人会が招待を受けて来校。本プロジェクトの要旨が伝えられ、私たちはその実施担当者として紹介されたのです。そんなことは当日まで知らされていませんでした。
婦人会にプロジェクトの説明をする局長
右奥の緑の方が内務大臣夫人 紹介後の記念撮影 左から 局長-私-副学長‐黒田理事長―学長―鈴木さん
現場見学の農場の入り口には「農業共同訓練区域」の看板が立てられており、その向かい側には昨年12月に初めて訪れた時と1月の調印式の写真が大きなパネルにされていました。
その前で名産のトーガラシの苗を婦人会員ひとりひとりが定植し、その様子を報道陣が撮影。
ところが、翌日訪れたメロン栽培のエキスパートが、植えられたトーガラシの苗を見て「全部ウイルスにやられています。」と言われたのにはびっくりしました。
そして、見て回った農場予定の畑地の全てに「ウイルスだらけですね」と断言され、衝撃を受けました。
さらに、「インドネシア中がこういう状況で、もう農薬も効きません」とのこと。そうなると「活性液肥プラント」がここはもちろん、全国の現場々々に絶対に必要ということになります。これは大変なことです。
午後は、このプロジェクトの実質的責任者である局長さんとの会議が開かれました。
冒頭に、今日の閣僚官僚婦人会の招待はこのプロジェクトの意義をまずご婦人方に知ってもらうことが大事なので開いたとの本音がつぶやかれました。
そして、1月の時にこちらから依頼した敷地図面と等高線図について、等高線測量の予算が取れたので来週発注するとの回答があり、続いて敷地内の中央を高速道路が通過することが正式に決まったのでOISCA用の30haの畑は分割して分散してほしいとの申し出がありました。
高速道路のくい打ちも終わっているというので、見て回ることになりましたが、何と正確な図面がありません。日本では考えられないことです。当局にはあるが本校には無いと手書きの概略図だけです。これでは場所を特定することが出来ないので、後日現地のOISCAスタッフが当局へ行って手に入れてくることになりました。
このプロジェクトは、大統領の5年間で牛とトーモロコシと米と大豆を100%オーガニックで自給にするという大方針の実行事業の核になるものです。だから局長も婦人会を招くという深謀遠慮をされたのだと思われます。なのに正確な図面がナイ・・等高線図もこれから・・じっくり取り組むしかありません。