野原通信~スローライフ・ピースライフ

スローでハッピーでピースな暮しと社会を目指したい私の記録と、ココロを動かすできごと・情報をお届けします。

こどもたちが、たむろしない状況をつくりたい

2009-07-05 21:14:49 | 社会
またまた毎日新聞ですが…6月27日の「闘論」というコーナーで足立区長の近藤弥生氏と夜回り先生水谷 修氏が意見を掲載していました。

最初、近藤氏の論を読み、「集まってカセットコンロのガスを吸っている子供もいるという話を聞いて、子供の命を守るためにも手を打つ必要性を痛感していた(中略)子供の命に何かあっては遅いと考えるのは当然だ」というあたりで、まあそりゃ~そうだけど、公園から追い出したって、そういう子は別のところで吸ってるんじゃないの?と思いました。

 一見、説得力のありそうな「子供の命」を出してきてますが、「という話を聞いて」とあるように、実際には聞いただけで、たむろしているこどもたちに会いに行ったわけじゃなさそうです。
後段でご自身が引きこもっていた話などを出し、家庭環境に問題が…ということも言っておられますが、区の管理する公園でなにかあっては責任が取れないという、単なる責任逃れに思えてしまうのは、私だけじゃないはず。

 その点について、水谷氏はたむろしない状況をつくらないと別の場所に移動するだけ、と最初からご指摘です。水谷氏は、もしたむろする状況がこどもに危険だと考えるなら、その公園でこどもたちの居場所をつくって話を聞いてあげる場をつくってほしい、と提案されています。
 どんなに荒れている子でも、寂しくて逃げている子でも、ちゃんと向き合って、否定も拒否もせず、馬鹿にもせず、人間として尊重して話を聞いてみれば、その子に必要なこと、持っている力が見えてくるのではないでしょうか。

 私自身にはそういう実践はありませんが、児童福祉の最前線の最後尾にいると、そういうことをいつも感じています。

「モスキート」って名前も嫌ですね!こどもは害虫ってわけ?!
そもそもがひどい発想なわけですよね。
水谷氏の書き出しは「悲しいとしか言いようがない」です。
本当に、そう思います。
夜回り先生は有名になって本も売れてるけど、彼の訴えていることが、肝心のところに届いていないことに、寂しさと悔しさを感じます。

最後尾でも、私にできることを考えたいです。


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2 コメント

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Unknown (???)
2009-07-07 08:28:47
『夜回り先生水谷修』とゆう人と関わった事がありますが…全然いい人じゃありませんでした…人の家に勝手に上り込んで親や親戚を唆したりして…私を…身体はなんともないのに無理やり病院へ入院させたり…そして根のはもない事実無根の嘘の本を出されました…最悪最低な人でした。私は過去に水谷修を裁判所に訴えた事があります。勝訴しました。前に鉢合わせした時には冤罪をかけられました。はっきり言えば…水谷修はこの世から早く亡くなってほしいしもう顔すら見たくありません。突然の長文失礼しました。
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Unknownさま (みずえ)
2009-07-07 23:35:21
コメントありがとうございました。
つらい思いをなさったのですね。

私自身は、水谷氏に会った事もないし、講演などで話を聞いたこともありません。
テレビもあまり見ないし、時々、新聞の記事に載っていることを読んでいる程度ですので、彼自身についてどうこう言うつもりはまったくありません。
どちらかというと、区長の説に共感できなかった、ということなんです。

そして、私自身の経験から、たむろするには必ずその人なりの理由があり、特にこどもの行動には、大人社会に要因があることが多く、大人の責任は重い、と思っています。
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