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宮島弥山町石めぐり

宮島弥山町石調査資料
  弥山参詣登山道に一丁ごとに設置された道標石造物「町石」
  

2 宮島弥山町石の現状

2017-10-17 15:38:44 | 宮島弥山町石の現状

3.各登山道の町石の現状
   弥山道には 慶長年間・江戸初期中期・元文年間及び明治以降の町石が混在し、丁の
   数字も前後したものがあり、一見混乱します。
   特に仁王門から本堂までの間は 過去の資料に在るものの現在は見つけることが出来な
   いものが数基あり、度重なる災害などで流失または埋もれてしまっていると思われます。

     弥山道  41基 (内 2005年台風で流失したものは7基・内2基再発見)
        a 慶長年間  三角形状仏像付           2基
           最も古いとされるものは「慶長四年(1599)」銘町石であり、
           弥山道中程の祠まえの「八丁」・大日堂前「十七丁」の二基に
           は銘文が確認される。これ以外にも形態から慶長期と推測され  
           るものが数基ある。
        b 江戸中期と推定  三角形状仏像付           10基   
           形体、刻字、仏像の図柄などから、さまざまな時期に建てられ た模様である。                               
        c  元文期  四角柱仏像付            9基
           仏像が付く町石がこれにあたり、「一丁」「九丁」には元文三年
        (1738年)、「満足屋」寄進とある。   
           ・「十六丁」は崖下に落下していたものを発見、引き上げた 
           ・「一丁」から大日堂階段下「十八丁」まで「登り十八丁」の
           道程であった。          
        d 明治時代以降    四角柱              20基    
           「一丁」から頂上「二十四丁」まで仏像・年号はない。
           「二十四丁」は 大正15年「皇太子殿下御展望跡」とある。


     大元道    2タイプ (20基が四角柱)          21基 
           二十二丁に三角形状仏像付の町石が1基のみ存在  
     奥の院・御山神社  3タイプ (三角形状仏像付)       8基
     紅葉谷道   1タイプ (四角柱)               7基 
                                 合計77基 
     (2005年9月の台風、土石流被害により7基流失 内2基再発見・現存72基)
    その後大元道にて三町町石、 奥の院林道にて町石が発見され 現存74基となる  

4.町石一斉実地調査   
    第1回実地測量  平成15年1月13日  弥山道・大聖院ルートから 山頂
    第2回実地測量  平成15年9月23日  大元道ルートから 奥の院まで
      ★平成16年12月18日  弥山道元文十六丁町石再発見 引き上げ整備
    第3回      平成17年9月台風土石流による町石の被害調査
             及び 二丁町石 引き上げ 
    第4回      平成18年4月22日 紅葉谷から仁王門 点検
    第5回      平成18年5月13日 大元道から奥の院 点検
      ★平成18年5月28日 紅葉谷 八丁町石の切断・倒壊を発見                  
    第6回実地測量  平成21年2月11日   弥山道・大聖院ルートの災害復旧個所の再調査