専業農家への道

自然の営みに沿って、みなさんとわたしたち家族を養ういのちを育み、暮らしてゆくためのまなび

ぼやき

2009-12-30 21:59:59 | Weblog

なかなか、農園の売上を公開するなんてのはないだろうけど、
今月の売上は30強になる見込み…、
その大半が直売所だ

プラス、私がアルバイトをフルタイム&残業までしているので世帯収入としてはまあまあだとは思われるが、

家族の負担が大きい

妻は妊娠初期の大事な期間に動きすぎて、医者に家事すら止められた

義母は毎朝寒い中納品に行き、その後すぐに次の収穫、洗い、袋詰めを休憩もほとんどとらずに家事と共にこなした

高齢の祖父母は赤ちゃんの子守を買って出てくれたが、好きなこともできず家族に頼みたいことも忙しい我々に遠慮して頼むこともできず疲れてしまった

それもこれもみんな私のせいということになる

 

今からちょうど3年前に岡山のニンジン農家さんから聞いた警告を思い出した
「有望な新規就農者が2人、体を壊して辞めた」
「雑誌などにも取り上げれられたりしていたが、無理がたたった」

 

…、
今の規模、機械類からの限界が少し見えてきた

ニンジンをスコップと手で収穫して、(2時間/2人)


2本ずつ突っ込めるタイプの野菜洗い機で土を落としてきれいにし、(2時間/2人)


ムシロに広げて乾燥させ、(この間昼食)

袋詰めをする(1.5時間/2人)

そのほかに納品、たの野菜の収穫


これを1人で、夜中まで袋詰めしても栽培期間を考えると満足に食える収入は得れない(この季節、管理作業無しの収穫、納品のみ)

家族のフォローでようやく食える程度にはなるかも知れないが、
そのギリギリの収入と、重労働が不安要素となる

これが今の規模の限界…。

 

これを、
思い切って投資をして、
大がかりなニンジン播種機、収穫機、農地面積拡大、ニンジン洗い機、選別機などを揃えると数でそれなりに力を持てるかも知れない
ランチェスターじゃないが、強者は何かと有利なのだ

そのかわり、投資の回収には数年かかる、もしくは回収できずに潰れる

ここを思い切れないことには、限界が見える…

 

おしっこシャーのビビリマンに変身するまでもなくとっくにビビリの私はおそらく、
無借金でやっているのは無意識でいつでも退却できるためか?


そりゃあ勤め人であったって安心できる世の中では全然無いが、
農業を続けることによる不安要素はそれよりとてつもなく大きい

 


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