みるく's ダイアリー

コザクラインコのちょっと弱気な王子みるくともふもふおてんば姫CoCoビビり男子ぽぽの日記です。

ピーちゃんとのお別れの日。

2009-04-16 01:04:33 | 先輩☆ぴーこ

5年前の、今日の朝・・・

ピーちゃんは、お星様になりました。

 

 

 

2003年冬 ピーコ16歳の冬の写真です。

 

 

 

私と妹が小学生の頃うちにもらわれてきて

それから、いつも一緒だったピーちゃん。

 

 

ピーちゃんがいる毎日は、本当に楽しくて

朝は元気に起こしてくれて、夜は寝るまで遊んで。

 

 

ごはんを食べるときも、お風呂に入るときも、

お昼寝のときも、すべて一緒でした。

 

 

私たち自身の成長する中で、いろんな悩みや

辛いことがあっても、

 

 

いつもピーちゃんは、「大丈夫だよ」と言っているように

そばにいてくれました。

 

 

本当に素直で、かわいいコで、

見ているだけでほんわか笑顔にさせてくれるコでした。

 

 

 

大学生になったくらいの頃から、長期の海外旅行に行くときは、

「万が一」のことを考えてしまうようになりました。

海外から、国際電話をかけては、「ピー!ピピー!」という

元気な声を聞いて、安心させられたものでした。

 

 

そのうち、私も家族も、

「ピーちゃんは、きっとずっと元気だよ!

寿命なんてなくて、ずっと一緒にいてくれるんだよ!」

なんて、言うようになっていました。

 

 

それくらい、まったく弱った様子もなく、病気も怪我も、一度もなく

病院さえ、一度もかかったことがありませんでした。

 

 

会社の上司には、

「え、インコってそんなに生きるもの?

お前らがショック受けないように、親がこっそり

摩り替えてるんじゃないか?」

なんて言われたりもしていました。

 

 

でも正真正銘、ピーはピー。

大好きなものも、反応する言葉も、

「ピー」のものでした。

 

 

でも、そんな心配をしなくなっていたある日

5年前の今日

 

 

その時は、やってきてしまいました・・・・

 

 

朝起きて、いつもの通り、カバーがかかった鳥かごの外から

「ピーちゃん、おはよう~」と声をかけたら

 

 

いつもなら「ピー」ってお返事があるのに、

何も反応がありません・・・。

 

 

「まさか・・・ そんな・・・」

体の力が抜け、心臓はバクバクいい始めました。

 

私は怖くなって立ち去ってしまい、母が代わりに

ピーを起こしに。

 

そこで、

「キャーーーー!! ピーちゃーーーん!!!」

という叫び声を聞いて、私はしゃがみこみました。

 

 

すぐに父が走って行き、

「うわーーーー!!ピーコーーーー!!」

と叫びました。

 

 

父と母が泣く姿を、生まれて初めてみた瞬間でした。

 

 

妹は、寝起きで何が起きたかまだ事態を飲み込めず

 

 

でも、ピーが父の手の中で、おめめを開けているのに

ピクリとも動かない姿を見て硬直状態でした。

 

 

私は頭が真っ白になり、何が起きたのか、

これは現実なのか、夢なのかさえ

分からない状態になってしまいました。

 

 

それからも、いつもの平日の朝で出かけなければならないのに、

誰も、動き出せずに、それぞれがその場で泣き崩れました。

 

 

ようやく、出かけたのですが、会社についても顔は腫れて

上司に、「今日は帰っていいわよ」といわれましたが

逆にピーのいないうちにいるほうがコワくて、

仕事をする方を選びました。

 

 

デスクに飾ったピーの可愛い写真

 

 

まだ、見ることができず、伏せてもらいました。

 

 

家に帰っても、家族は号泣のまま。

きのうまで、ピーと笑顔で皆で遊んでいたのに、

雰囲気は真っ暗でした。

 

 

今までどれだけ、ピーの存在がうちの家庭で

大きいものだったか

 

 

どれだけ、皆を和ませて、笑わせてくれていたのかを

知った瞬間でもありました。

 

 

ピーがいなくなってしまって、もう会えない、と

ようやく理解できて、そのとき頭にまず浮かんだのは

「後悔」でした。

 

 

ピーは、私にいちばん懐いてくれていました。

どんなに遊んでいても、寝ていても、

私の家の鍵についた鈴のリンリン、という音を聞くと

慌てて玄関まで迎えに来て、笑顔でくっついてきてくれてました。

 

 

それなのに・・・

 

 

小学生から大学生、そして社会人になって

いろんな人生の変化や出逢いがある中で

 

 

私は、外の世界に夢中になって、

あんなに懐いてくれていたピーとの時間を

自分から作ろうとはしなかったんです・・・

 

 

家族もいつも、「もうちょっと、ピーといてあげたら?

こんなに懐いてるのに」と言ってました。

 

 

でも、私は平日も休日も、朝から夜まで遊びまわり

本当にヒマなときにしか、ピーと遊んでいませんでした。

 

 

母も「ピーだけと16年一緒にいるわけにはいかなかったし、

十分、かわいがってたじゃない」と言ってくれたのですが

 

 

私は、「もう二度とピーと会えない」と思うと、

その私自身の自分勝手な行動が許せなくなり

 

 

「ピーコ、本当にごめんねーーー!!」

と、涙が止まりませんでした。

 

 

母は、ずっと泣いていたようで、

「自分の親が亡くなったときは、ずっと離れて暮らしてたから

まだ今でもいるような気がしてるけど、

ピーちゃんはいつも一緒だった分、親の死よりつらい」

と言ってました。

 

 

この日、皆でピーを埋葬しに行きました。

寂しくないように、お気に入りのおもちゃと

小鳥のぬいぐるみも一緒に・・・・

 

 

離れたくないけど、もう離れるしかありませんでした

 

 

空っぽの家に帰るのは、本当に本当につらかった・・・

 

 

考えてみたら、小学生の頃からいつもピーがいたから

家でひとりになったことは、一度もありませんでした。

 

 

しばらくの間、うちの家から笑顔が消えました。

いわゆる、「ペットロス」です。

ペットを飼うのは初めてだったので、初めての経験。

 

 

いつか来るだろう、と、心のどこかで覚悟していたけど、

こんなに辛いものだとは、思いませんでした。

 

 

ピーちゃんの話や、ピーちゃんとの遊びでつながっていた家族が

突然人間だけの生活になり、

まったく違う空気が流れてました。

 

 

母は寂しさを紛らすために韓国ドラマにはまり、

「冬ソナ」のチュンサンとピーを重ねては

泣いてました。

 

 

私は、ピーがいる間は、ピーと離れたくなくてずっとできなかった

アメリカでの生活をしてみることに決めて、飛び立ちました。

 

 

そして、5年たって、ピーのことを楽しかった思い出として、

やっと笑顔で振り返れるようになり

 

 

みるくをお迎えしました。

 

 

本当は、もう二度とペットは飼いたくない、って皆思ってたのですが

私は、ずっと「思い出の中」だけに生きている家族の会話を聞いてて

 

 

新しいコをお迎えして、現実に楽しく暮らした方が、

いいんじゃないか?ってずっと思ってました。

 

 

だから、思い立ってすぐにお迎えしちゃいました。

 

 

長々と、こんなお話してしまってすみません。

 

 

ピーコへの思いを、今こうして、ピーの命日に

ピーと家族と私自身のためにも

残しておきたいな、と思ったのです・・・。

 

 

ピーちゃん、今頃天国で元気に飛び回ってますか??

ピーちゃんとの思い出は、ずっとずっと私たちの宝物です。

 

 

キラキラのピーちゃん、本当にかわいかった

たくさんの思い出を、ありがとね

 

 

やんちゃみるくのことも、見守っててくださいね☆

 

 

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12 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
‘ありがとう’ (お掃除おばさん)
2009-04-16 02:36:10
やっぱりピーコさんへの言葉は‘ありがとう’ですよね。自分より寿命が短いであろうことはわかっていても、覚悟はしていても、準備はなかなかできないです・・・。みるくさん家族が楽しかったって事は、ピーコさんもたのしかったはずよ。平均寿命の2倍の鳥生を楽しんだピーコさんはいつでもご家族のことを空からみてるでしょう。
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みるくさんっ (ACCO)
2009-04-16 03:29:39
さっきはコメありがとですっ・・・って、
来てみたものの・・・
もおお~号泣!!じゃないですかああ><
おもいっきし何回も鼻かんじゃいました・・・

なんか、その瞬間、心臓ばくばくして確められないってのがリアルに解ります。そうなるだろなって思う。

つい昨日までは元気で遊んでて前触れもなにもなかったんですよね?心の準備もないまま、そんな日が来たら・・・はああ怖い・・・

ピ―コちゃんは病気もせず16年も!生きてくれたんですよね~思い出はとっても素晴らしい宝物として、今でもみるくさんご家族の心の中でキラキラ輝いてると思います。

流した涙のぶんだけ、愛情は伝わって、ピ―コちゃんの供養になってると思うんです。

そしてこうやって思い出してあげる事も、
今でもいつも心の中にピ―コちゃんがいる事も
みるく王子を大切にされてる事も、同じ供養のひとつになってると思います。

みるく王子とピ―コちゃんは同じ種に見えますが、やっぱり似てる子をお迎えしようと思ったんですか?
お迎えまで5年もあいてたんですね~

お迎えしたからにはいつかそんな日が来るんだと覚悟しなきゃいけない・・乗り越えて前向きにいれるんだろうか・・とか、飼う前から
いろいろ決心してお迎えしたものの、リリカが可愛いぶんだけとっても怖いです><

コメ打ちながらまたハナかみましたよ・・涙涙
リリカの様子を見に行っちゃったし・・・
ここまで思わせるコザたん、恐るべしっ

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会社からです (ひなっぴの夫)
2009-04-16 08:11:14
ご無沙汰してます。会社で拝見しております。まだ、私以外に近くの者が出勤してなくてよかった。涙ボロボロ、鼻水タラーです。
家の「ひな」は長いこと闘病生活を送っているので、最初の頃は正直言って覚悟はしてました。今は当時に比べ大分良くなったので、また、忘れかけてました。
ピーコ先輩は突然だったのですね。それはショックも大きかったことでしょう。生あるものの定めとは言え、辛いですよね。
でも、16年も長生きしたピーコ先輩は幸せだったと思いますよ。
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愛情 (ぷぷねね)
2009-04-16 08:46:23
ぴーこ先輩の家族への愛情
みるくさんとご家族のぴーこ先輩への愛情
溢れるほどに伝わってきます

みるくさんはいつもぴーこ先輩の事を
嬉しそうに楽しそうに幸せそうに
話して下さるので
その後ろにあったお別れの辛さを
忘れていました

私も涙が止まりません
泣き声をこらえて喉が痛くなっちゃいました

ぴーこ先輩とみるくさんたちとの16年間
みんなが本当に幸せな時間を過ごせたんですね
コザクラの16年、素晴らしいです
しかもこんなに愛されて大切にされて

私も何度か大切な子とお別れしてきました
その度に本当に苦しみました
「もう2度とお迎えしない」と思いました
それでもお別れの辛さより
愛するコンパニオンと過ごす素晴らしさが
忘れられず
今のプッちゃんがいます

改めて我が子をいとおしく思いました
そして大切に大切に共に過ごしていこうと
思いました

ぴーこ先輩、みるくさん
大切な事を思い起こさせて下さり
どうもありがとうございます

みるくちゃん
これからもよろしくね
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Unknown (ワタシ)
2009-04-16 17:19:42
コメントが遅くなりましたが、実は朝、出勤前に読んで、出勤前にもかかわらず涙ボロボロになってしまったワタシです。

みなさん「いつまでも一緒」って思っていたんですね。そして、ピーコ先輩もそう思っていたんでしょうね。でもいまも一緒ですよ。ピーコ先輩はずっと一緒にいるんですよ。

ワタシは直にみるくさんもピーコ先輩も会ったことないですが、ブログに登場する二人はどちらも元気で家族みんなに愛されています。みんなの心にピーコ先輩が生きている証拠だと思います。

お迎えするとゆーことは、いつか必ず別れがきます。ものすごく悲しいことだけど・・・ピーコ先輩は違う形でそばにいるんですよ。

うう、またちょっとキュンときてしまった・・・

返信する
ぴーこ先輩…… (u)
2009-04-16 21:57:51
今日が命日だったのですね。
もう涙がポロポロです……
何の前ぶれもない突然のお別れ。
想像しただけで、胸が苦しくなります。

ぴーこ先輩は家族全員に愛されていたのですね。
一家のアイドルだったのですね。
みるくさん、心残りがたくさんあると思うけど、
ぴーこ先輩はとってもとっても幸せだったと思います。
私がひと目で大好きになったぴーこ先輩。
幸せオーラに包まれているような写真ですもん。
ぴーこ先輩は「ありがとう」って笑顔で旅立ったのだと思います。
返信する
お掃除おばさんへ☆ (みるく)
2009-04-17 00:46:38
ありがとう、が今いちばん言いたい言葉です。
だって、遠くに行ってしまった今でも、こんなに心に残ってくれる存在なんて、そうそういません。

本当に、「覚悟」は、現実に起こることにはなかなか役立たないですね。悲しいっていう気持ちは、頭じゃなくて心が感じるんですもんね。

ピーは、本当に幸せだっただろうな、って思います。一緒にいろんな体験をして、ずっと元気でいられたんですから・・・。

今も、どこかから私たちのこと、見ててくれてますよね、きっと・・・。
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ACCOさんへ☆ (みるく)
2009-04-17 00:58:41
リリカちゃんをお迎えしたばかりのACCOさんにこんなお話を読ませてしまって、すみません・・・。

お迎えするからには、絶対に迎えることになってしまう時・・・。でも、普段はやっぱり、考えたくはないですよね。

今は、リリカちゃんと何も考えずに思いっきり遊んで、楽しい経験を一緒にいっぱい!!するのがいちばんだと思います!!

コザクラちゃんも、人と同じで、やっぱり小さいときがいちばん活発に遊ぶから、今しか見れない仕草や今しかしない遊び、いっぱい見つけてあげてくださいね。

ピーとみるくが似ているのは、偶然ではありません。私も妹も、池袋が通り道なので、LOFTにふらっと寄ってはピーを思い出すことがよくありました。

そして、ピーそっくりのみるくを妹が見つけてきて、即家族に話し、お迎えは絶対しないといいながら毎日通う妹の話を聞いてて、私がお迎えしたんです。

みるくは今、甘やかされているのは、皆ピーを失った辛さを知って、存在の大きさを実感したからです。
だから、暴れ王子になってしまいました。

リリカちゃんもみるくもまだ0歳児。
これから、いっぱい一緒に楽しい思い出を作って行きましょうね~。

コメント、本当にありがとうございました。
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お世話係さんの旦那様へ☆ (みるく)
2009-04-17 01:04:30
お久しぶりです。
朝から会社で涙にさせるなんて・・・すみませんでした・・・。

しかも、ひなちゃんの看病を一生懸命されているお2人に聞いていただくには、重い内容だったでしょうか・・・。
もしも、暗い気持ちにさせてしまっていたら本当にすみません・・・。

あのときのショックは、今も思い出そうとするだけでも全身の力が抜けて涙が流れるほど、大きなものでした。

もう二度と動かない、鳴かない、なんて、本当に信じることができませんでした。

でも、私がお伝えしたかったことは、お別れの辛さもだけど、本当に一緒にいる時間が大切だっていうことです。

小さいけど、こんなに愛情と笑顔をくれるコザクラインコ・・・存在はとっても大きいですよね。

これからも、ひなちゃんとお世話係さんと3人で、いっぱいいっぱいステキな楽しい経験をしていってくださいね♪

また遊びにいらしてくださいね。
返信する
ぷぷねねさんへ☆ (みるく)
2009-04-17 01:14:17
ぷぷねねさん、温かいコメントを頂き、ありがとうございます。

ピーちゃんは、本当に何よりも私にとって、家族にとって大切な存在でした。

ピーも、家族といるのが大好きでした。

だから、その分、初めてのペットであるピーとのお別れは、内容が濃かった分だけ、とても辛いものでした・・・。

ぷぷねねさんも、辛いお別れを何度か経験なさっているんですね・・・。

お別れは、きっと何度してもなれることなんてないし、なれてしまいたくもないですよね。

辛い、っていうことは、それだけ関係が深くて、ステキな思い出がいっぱいあるから、ってことですもんね。

お別れの辛さを考えると、お迎えしていいかは本当に迷うけれど、やっぱり一緒にいられる楽しさ・幸せは、一緒にいるからこそ味わえるもの。

私もみるくをお迎えして良かったし、ぷぷねねさんもプッちゃんと今一緒にいられて、幸せですよね??

プッちゃんもみるくもまだ0歳児。
これからいっぱいいっぱい、遊べますね♪

お互いにステキな思い出をいっぱい作って行けたらいいですね☆

本当に、コメントを頂き、ありがとうございました。
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