軽井沢文化遺産保存会

現在、軽井沢で現存最古の明治の洋館・和館別荘「三井三郎助別荘」(明治33年)の保存活動を行っております。

広岡浅子と姪・三井美佐雄、取り壊される「三井別荘」(明治33年)

2019-09-11 04:52:09 | 軽井沢文化遺産保存
  
軽井沢における広岡浅子と姪の美佐雄(三郎助の娘)明治39年。
   右端でテニスのラケットをもつ洋装の婦人が浅子、その隣の洋装の少女が美佐雄。


   三郎助別荘で避暑中、美佐雄や姉の多都雄が使用した(あるいは自作したか)木製の団扇、

  
   みさをという筆書きがある

インドの詩聖タゴールと取り壊される「三井三郎助別荘」(明治33年)

2019-09-11 04:25:40 | 軽井沢文化遺産保存
  
三郎助別荘の庭でお茶をするタゴール。
  左端から和服を着せられたタゴール、三郎助夫人・寿天、成瀬仁蔵(日本女子大学校創立者)、
  右端の麻生正蔵が腰かけている曲木椅子は現存する。

  
タゴールは、三郎助別荘の和館2階に滞在しました。
   彼は、折り畳み式ベッドを携行していたようです。
   窓から愛宕山がみえます。
   この籐椅子は、今も、現存しています。


   タゴールが座った籐椅子。現存しています。

取り壊される「三井三郎助別荘」と明治34年の「軽井沢絵図」

2019-09-11 02:20:05 | 軽井沢文化遺産保存

 三井三郎助別荘は、明治33年、軽井沢の愛宕山の山麓に建てられました。
 翌明治34年の絵図には、早くもその洋館・和館が描かれています。
手前の神宮寺は、今も健在ですが、当時、軽井沢仮尋常小学校の校舎として使われていました。
 軽井沢ホテルは、現存しませんが、これらの建物と比べても、三井別荘の偉容がみてとれるでしょう。
  
 

三井三郎助別荘は、洋館、和館、長屋棟(現存せず)、留守番屋(崩壊寸前)など
から成り、
 現在、軽井沢に現存する明治最古の「洋館・和館別荘」ですが、
 残念ながら今、取り壊されようとしています。現場には、ブルドーザが入っています。