Erykah Badu Live

Studio Coastにてエリカバドゥのライヴを観た。

とても期待していたが大はずれ。
エリカバドゥはアマチュアミュージシャンだった。
まず、声が嗄れて全く出ていなかった。
ライヴ盤のCDでは声は出ているから、元から出ない人ではなく、
考えられる原因は以下の通り。

1．当日に風邪をひいた。
2．前日に無理に声を出しすぎた。
3．前日に酒を飲みすぎた。

いずれの理由だったにせよ、ライヴ当日に体調を合わせられなかった
エリカバドゥは明らかにプロじゃない。
彼女にとっては数千のライヴの中の一つだっただろうが、
あるお客にとってはたった一回しか観れないかもしれない貴重なライヴ。
本番に体調を整えるのはヴォーカリストの大事な仕事の一部。
最低限の仕事も出来ないのなら酒もたばこもするなと思うね。

そして期待はずれは歌だけにとどまらない。
ライヴの途中でピアノを弾き出したのだがこれが恐ろしく下手。
しかも下手なだけじゃなくセンスがない。
本当にあんなセンスのいい曲を作れる人なのだろうか？？

また、ライヴが終わるとアンコールにも応えずに
あっという間に夜のクラブへ移動。
そこでやるイベントで続きを聞けという。
なんかおかしくないか？
アンコールは客にやってあげてるみたいな意識でいるんじゃないか？

さらにプロデューサー業も向いていない。
エリカバドゥが立ち上げた新しいレーベルの第一弾アーティストが
前座として特別にライヴをしたのだが、これが酷い。
二人組のラッパーで「mother f○cker」を繰り返していた。
下品なやつらだ。客が盛り上がらないのは客のせいだと思ってるタイプだ。
あのくらいの実力のラッパーどこにでもいるぞ。
あんな品もセンスもないラッパーを第一弾にするなんて、
どういうつもりなのか分からない。

その他にも前座があり、日本人R&BアーティストのHanahや、
ライヴ主催者のPositive Production一押しのアーティストが出てきたが、
どれも好みには合わなかった。
まず、Hanahは実力はある方だけど、黒人っぽい声を出すところが嫌。
黒人の声出すのは黒人だけで充分。
アジア人の良さを忘れないで欲しい。
アジア人の声はアジア人にしか出ないんだぜ。
そして後者の方は発声理論を全く無視した声の出し方で、
聞いていて苦しかった。JOEの方がまだましかな。

ただこの二人の話は完全に好みの俺の好みの話。
彼らは悪くないし、楽しんだお客さんも多かっただろう。
許せないのは一つのライヴを甘くみたエリカバドゥのプロ根性の無さ。
次に来日しても絶対に行くことはないだろう。