マイナビニュース 8月20日(水)18時0分配信
英児童文学作家のJ.K.ローリングが『ハリー・ポッター』シリーズに登場するキャラクター、セレスティナ・ワーベックの伝記となる新作短編を発表した。
ローリングは、『ハリー・ポッター』シリーズに名前だけが登場していたセレスティナのプロフィールを公開し、自身のお気に入りのキャラクターの一人であるとした上で、セレスティナがウェールズ出身の歌手シャーリー・バッシーを連想させるキャラクターであるという。彼女は、『トゥデイ』に対して次のように話している。
「セレスティナ・ワーベックは『ハリー・ポッター』シリーズの舞台裏のキャラクターではお気に入りの一人で、ポッター・ワールドの一部なの。7冊にもわたる『ハリー・ポッター』の本の中でセレスティナに注目したことは一度もなかったけれど、私はいつもこのキャラクターが見た目もスタイルもシャーリー・バッシーに似ていると考えていたわ。ロンドンのアムネスティ・インターナショナルの本社で昔一緒に働いていた友達から、セレスティナという名前をとったのよ。単純に『セレスティナ』って名前が選ばれることを望んでいたから、魅力的な魔女にこの名前を与えたの」
公式サイトで定期購読可能なこの伝記は、セレスティナの才能に応じてホグワーツ魔法学校に聖歌隊が設立する物語。ローリングはストーリーについて「セレスティナのすばらしい歌声は幼き頃から明らかだった。魔法演劇学校のようなものは存在しないことを知り失望していたセレスティナの母は、しぶしぶセレスティナをホグワーツに入学させるものの、学校に対して娘の才能を披露するためのダンス教室、演劇部、聖歌隊の立ち上げを求める数々の手紙を送り続けた」と記している。
本作は、白髪交じりの髪の毛そして頬に神秘的な新しい傷跡を持ち34歳になったハリー・ポッターを中心に、無遠慮なゴシップコラムニスト、リータ・スキーターのゆがんだ視点を通して語られる今年初めに発表になったローリングの短編小説に継ぐ作品となる。すでに発表されている『ダンブルドアズ・アーミー・リユナイツ』と名づけられた短編小説は、ジニー・ポッター、ハーマイオニー・グレンジャー、ロン・ウィーズリー、ネビル・ロングボトム、ルーナ・ラブグッドなどのおなじみのキャラクターが登場するのはもちろん、ジニーとハリーの息子ジェームズやアルバスも登場し、クィディッチ・ワールドカップの決勝戦から物語が進んでいく。
(C)BANG Media International
情報提供:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140820-00000127-mycomj-ent