右がエマ・ワトソンの名前を譲ったエマ・ヴァンシタート、左は父親のモーリー・ワトソン - Will Conran / Getty Images
女優エマ・ワトソン、と言えば、誰もが映画『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役のエマを思い浮かべるだろうが、エマはこの名前でデビューする前に、別の同名女優から名前を譲ってもらっていたことがわかった。
イギリスの俳優組合では、複数の俳優が同じ名前で活動することを禁じている。2000年、10歳のときに映画『ハリー・ポッターと賢者の石』のハーマイオニー役としてキャストされたエマだが、当時、同じ「エマ・ワトソン」という名前の女優がすでに存在していたという。こちらのエマは、現在、夫の苗字を取って「エマ・ヴァンシタート」という名前で活動しているが、英テレグラフ紙のインタビューに答え、当時、俳優組合から名前を変える気があるか聞かれたそう。
エマ・ヴァンシタートは「俳優組合から連絡があって、同じ名前の少女が『ハリー・ポッター』に出演すると聞かされたわ。わたしはワトソン家に生まれ、娘たちを育てるために一時女優業を休んでいたけれど、それまでずっとエマ・ワトソンとして活動してきたの。俳優組合は、もしわたしが女優業へ戻るつもりならば、少女のエマちゃんは名前を変える必要がある、と言ったわ。それは彼女には大変だろうと思ったの。わたしは主人の苗字に変更すればすみますから」とコメント。
こうして「エマ・ヴァンシタート」として女優復帰したエマは、現在、ロンドンで舞台などへ出演している。夫は映画『フォー・ウェディング』などへも出演している俳優のルパート・ヴァンシタート。ヴァンシタートの名を使うことはキャリアにもマイナスにはならないだろうが、一方で、「エマ・ワトソンの名前が大きく取り上げられているのを見ると、ちょっと複雑な気持ちがするわ。感傷的になってしまうの。エマと会ったことはないけれど、ぜひ会いたいと思っているわ」と語っている。(竹内エミコ)
情報提供:movies.yahoo.co.jp/
人気ブログランキングへ