タケ@モート

正確には、タケアットモート(え
日常とカオスで構成中。
【頑張れ更新日常化☆】

*ネタバレ注意!!

頂き物2

2009-06-23 23:16:04 | 頂き物
コピ岩×岩・・いいですね・・スンバラシイですね・・・エロイですね勧誘ですね・・・ごもっともですね黙ります。

フォルテが可哀想な扱い・・いいですね。ゾクゾクします・・

あっ私S違いますよ^^


診断したらノーマル寄りのMで・・・(黙れ)


またK・アスカ嬢から・・私あんな絵でこんな素敵な文頂いていいんですかね?

本当スイマセン・・




















同じ気持ちと、すれ違う想い


「いよいよだ・・・。」

ロックはなんとかここまで8人のボス達を倒し、ワイリー城の最上階の手前まで来ていた。

きっとここには、今までなんども闘ってきた自分のライバルのフォルテが待ち構ええいるはずだ。
ロックは覚悟を決めて、フォルテが待っているであろうステージの扉を開けた。

だが、そこに待ち構えていたのはフォルテではなかった。

「よっ、オリジナル。」

そう声をかけてきた相手を、ロックは思わず凝視する。

「・・・!?」

その相手は自分と同じ姿。同じ声をしてるロボットだった。

「キミ・・・もしかして、ボクのコピーロボット?」
おそるおそるロックがそう尋ねると、そのロボットはニィ、と笑った。

「他に誰がいるんだよ。」

当然とばかりに言うコピーに、ロックは軽くため息をつく。

「ボク、てっきりここはフォルテが守ってるんだと思ってたけど・・・。」

そうロックが呟くと、コピーはあっけらかんと、

「ああ、アイツ?さっきまでここにいたぜ。」

と告げた。

「え?」

「でも俺、お前と話したいことあったからさ。フォルテには退場してもらったのさ。」

バッカだよなぁアイツ、とコピーロボットがケタケタと笑う。

「アイツ、俺の仕掛けたトラップにひっかかりやがった。どんな罠か知ってるか?
 落とし穴だよ!俺がオリジナルのフリして誘い込んだ落とし穴にスッポリハマりやがった!!
 今時あんなブービートラップ引っかかるヤツがいるもんだな~!!」

おかしくて仕方がないとばかりに、コピーはお腹を押さえて笑い続ける。

「ハハハッ・・・まあ、それだけアイツはアンタのことになると回りが見えなくなっちまうんだろうな。
 モテるねぇ、オリジナルさんよ。」

冷やかすようなコピーの口ぶりに翻弄されず、ロックはすっとバスターを構えた。

「男にモテても嬉しくないよ。フォルテだろうがキミだろうが、ボクの邪魔を
 するっていうなら容赦しないよ!!」

そうロックは意気込むが、コピーはそんなロックを宥めるように手を振る。

「そうカッカすんなよ、俺はアンタと戦いに来たわけじゃない。」

「?」

意外なコピーの言葉に、ロックはバスターのチャージを一時中断させた。
それに気をよくしたのか、コピーはつかつかとロックに歩み寄る。

「考えてみろよ、このままワイリー博士にたてついたところで、またジャンピング土下座された挙句
 逃げられるのがオチだぜ?いい加減嫌になってこないか?」

やれやれ、と肩をすくめるコピーだったが、ロックは警戒を解かずコピーを睨みつけたままだ。

「・・・だとしても、ボクは闘うよ。世界を彼のいいようにさせない。」

そうロックが告げると、コピーは顔を歪めて

「くだらねぇな・・・。」

と呟く。

「くだらない!?」

ロックはコピーの言葉に激昂し、再びバスターに力をこめ始めるが
コピーはそのバスターを押さえつけてロックに詰め寄る。

「俺はアンタを元に作られた・・・だから俺にはあんたの気持ちがよーくわかる。
 アンタはこのマンネリ化した戦いにウンザリしてるんだよ。」

「ボクはそんなこと思ってない!!」

ロックは、自分のバスターを押さえつけてるコピーの手を振りほどこうとするが、
コピーは逃げられてたまるかとばかりに、更に圧力をかける。

「どうかな・・・確かにアンタはワイリー博士の悪巧みをつぶしたいとは思ってるけど
 その反面、アンタはもう戦いたくないって思ってる。」

「それは・・・。」

コピーは更にロックに詰め寄り、顔を近づける。

「素直になっちまえよ・・・アンタはこれまでよーく戦ってきた。もういいじゃねぇか。
 アンタがいなくなったって、ライト博士がまた戦闘用ロボを作ればいいだけの話だろ?
 アンタだけがズーッと苦しむこたねぇんだぜ・・・?」

そんなコピーの悪魔のような甘美な囁きに、ロックは困惑の表情を浮かべる。

「もう楽になっちまおうぜ・・・ロック、俺と一緒にこんな腐った戦いからオサラバしようじゃねぇか。
 俺達二人なら、どんなところでも好きなように生きていけるぜ・・・?」

コピーの顔がぐっと近づき、二人の唇が重なる寸前・・・
ロックはそれを拒むようにコピーを押し返す。

「・・・確かに、ボクはできるならこんな戦いからは逃げ出したい。
 それは認めるよ・・・だけど。」

ロックはまっすぐな眼差しでコピーを見つめた。

「その辛さを、他のロボットに押し付ける気もない。こんな思いをするのは・・・
 ボクだけで十分だ。」

「・・・それでいいのかよ。そうやって自分で何でも背負い込んで。」

「いいんだ、ボクが決めたことなんだし。この意志が変わる事は決して無いよ。
 それにキミなら、そんなボクの気持ちがわかるんだろう?」

にこ、と小さく笑うロックにコピーはどこかあきれたような顔をしながらも、

「オリジナルには勝てねぇ・・・か。」

と、あまり落胆してないような口ぶりをした。

と、そこへドカーン!と凄まじい爆発がドアを破り、そこからボロボロのフォルテが乱入してくる。

「・・・こんのまがいもん野郎が!よくも俺様を穴になんか落としやがったな!!」

ぜーはーぜーはーと息を荒くしながら、フォルテはコピーをキッと睨みつける。

「へぇ・・・よく戻ってこれたな。今ごろトゲに刺さってティウンしてると思ってたぜ。」

そんなつまらなさそうな態度のコピーに、フォルテの頭が爆発寸前まで高ぶった。

「舐めるなよ!!アレぐらいでこの俺がくたばるかっってんだ!すんでのところで踏みとどまって、
 全身使いながら壁を這い上がってきたぜ・・・!!」

いまにもフォルテはコピーに襲い掛かってきそうだったが、当のコピーはそんなフォルテの気迫に
全く臆していない。

「うわ、しつけwwお前のそーいうとこはワイリー博士にそっくりだな。」

「あのクソじじいと一緒にすんじゃねぇ!!」

そう吼えるフォルテの瞳に、やっとオリジナルのロックの姿が映る。

「・・・なんだ、本物のロックマンも居るんじゃねぇか。こうなったら二人まとめて相手してやるよ!!」

だがコピーはそんなフォルテを一瞥した後、ロックの方に向き直る。

「あーあ・・・こう邪魔が入っちゃしょうがねぇ、俺は一旦引くぜ。だがよオリジナル。」

そのままコピーは軽くロックの肩を掴み、

「え?」

ちょん、とロックのほっぺにキスをする。

「!?ええええええっ!?」

困惑するロックをよそに、コピーは満足そうに微笑む。

「俺は絶対あきらめねぇ・・・アンタは俺、俺はアンタだ。いつか俺の側でしか生きられない
 ようにしてやんよ・・・じゃぁな。」

そうかっこつけながら、窓を破りながらコピーはステージから退散していった。

「・・・ボクは。」

先ほどキスされたほっぺに手をあてながら、ロックは自分の気持ちと向き合っていた。

「・・・なななんだよ今の!?てか逃げられちまったじゃねぇか!こうなったら
 本物だけでも俺と勝負しろ!!」

だけど、ロックはフォルテの声なんか聞こえていない様子で、キッと前を見据えた。

「戦うよ・・・戦い続けるんだ・・・。」

ロックはそう自分に言い聞かせるようにしながら、最上階へのステージへ向かい始める。
その胸に、新たな決意を抱きながら・・・。






「俺を無視するんじゃねぇえええええええええ!!」







すっかりと空気扱いなフォルテの空しい叫びが、がらんとしたステージに響きわたった・・・。

頂き物1

2009-06-23 23:10:53 | 頂き物



私もビックリ・・・



ゴスペル×岩SSです、K・アスカ嬢から頂きました・・文才頂きたいです・・。

私・・マイナーであればあるほど萌えます・・・マイナーな岩男受けは正義・・・まさしく正義・・・(ry








おんがえし+a


「ゴスペル、悪りぃけど俺ちょっとトイレいってくっから、ここで待ってろな。」

「がう。」

ゴスペルは主人であるフォルテの言葉に従い、その場に行儀よく座る。

フォルテがトイレに入ると同時に、ゴスペルの目の前に見慣れた人影が現われた。

「あれ、ゴスペル?こんなところで何してるの?」

ゴスペルがその人影を見上げると、それは自分の主人の永遠のライバルのロックマンだと気づく。

「グルル・・・!」

ゴスペルは咄嗟に臨戦態勢に入る。
ロックの今の状態がいくら武装してないお手伝いモードだといえ、敵であることには違いない。

だがロックはそんなゴスペルの様子に困ったような笑みを浮かべるだけだった。

「弱ったなぁ・・・ボクはキミと戦いたいわけじゃないんだけど。」

そう言って、ロックはそうだ!と何か思い出したようにポケットに手を入れる。

「はい、これあげる。」

「・・・がう?」

ロックがゴスペルの目の前に差し出したのは、甘い香りのするおやつ用ネジだった。

ゴスペルは疑うようにロックを見上げるが、彼の笑顔には一片の邪気もない。

ゴスペルはクンクンと確めるように鼻でそのネジのにおいを嗅ぐと、パクリと口の中に入れる。

「おいしい?」

「・・・ガウ!」

そのネジは甘い苺味がした。普段はあまりこういった嗜好品とは縁の無い生活のため
ゴスペルは思わずその味を噛み締めた。

「ふふ・・・キミのご主人もこんな風に素直だといいんだけどね。」

そう言いながら、ロックはゴスペルの頭を撫でる。

普段のゴスペルなら、フォルテ以外に触れられたら迷わず噛み付くのだが、
どうしてか、目の前のロックにはそうしたいとは思わなかった。

「ロック?」

遠くて自分の名を呼ぶロールの声がして、ロックは振り返って返事をする。

「ロールちゃんが呼んでいるからボクもう行かなきゃ。またね、ゴスペル。」

そう言いながらロックは走り去っていった。

ロックの姿が見えなくなった後に、トイレからフォルテが出てくる。

「待たせたなゴスペル・・・なんだお前、なんかあったのか?」

いつもと違う相棒の様子に疑問を感じながらも、
フォルテは三歩歩いたらそんなことは忘れてしまっていた。



           *



コンコンコン。




「ん~・・・こんな夜中にだぁれ・・・?」

ロックは自分の部屋の窓から音がするのを聞き、ベットから起き上がるとカーテンをシャッと引く。

「・・・グゥ。」

そこには、ちょこんと座っているゴスペルの姿があった。

「ゴスペル?どうしたのこんな夜中に・・・。」

ロックはガラガラと窓を開けて、ゴスペルの目線と同じになるように座り込んだ。
するとロックは、ゴズペルが何か咥えてるのに気づく。

ゴスペルは鼻の先でロックの手をつついた。

「・・・?手を出せってことかな?」

ロックがそっとゴスペルの目の前に手を出すと、
ゴスペルは今まで咥えていたものを離してロックの手の上におく。

「わ・・・きれい・・・。」

ゴスペルがロックに渡したものは、キラキラと七色に輝くネジだった。

「ひょっとしてこれ・・・ボクに?」

ロックがそう尋ねると、ゴスペルは「ガウ!」と吼えながら頭をこくんと下げた。

「もしかして、昼間のお礼かな?ありがとうゴスペル・・・。」

そういって、ロックはまた優しくゴスペルの頭を撫でる。

「・・・ガウ。」

「え・・・?」

ペロッ。

そんな音を立てながら、ゴスペルはロックの唇を下で舐めた。

「え・・・ええ!?」

いきなりのことにロックは赤面し、口を両手で覆う。

ゴスペルはそんなロックを一瞥すると、用は済んだとばかりに踵を翻して去っていく。

「えっと・・・いまのってキスに入るのかなぁ・・・?」

ロックは去っていくゴスペルの姿を見送りながらそんなことを考えていた。

「でも、ゴスペルが相手だし・・・いっか。」

そう言いながら、ロックは部屋の窓を閉めて再びベッドにもぐりこむ。


ゴスペルがロックに対して抱いた感情が何であったのか。




それはきっと・・・。