平成24年9月議会採決日（前半）

大阪府議会平成24年9月定例会（前半）の採決が行われ、
議案第４４号「非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例一部改正の件」、
第７３号「大阪府市新大学構想会議の共同設置に関する件」、
第７４号「大阪府市都市魅力戦略推進会議の共同設置に関する件」、
第７５号「大阪府市エネルギー戦略会議の共同設置に関する件」、
第７６号「大阪府市共同設置付属機関条例制定の件」、
および、第１４号「地方債の起債についての許可の申請をする件」
については反対、残余の議案（７１件）については賛成しました。
また、報告事項４件については承認しました。

大阪府議会ホームページ
【平成24年9月定例会議案審議結果(平成24年10月23日)】
http://www.pref.osaka.jp/gikai_giji/h2409/241023.html

非常勤の報酬条例の改正については、大阪府の特別顧問・特別参与の報酬は、
これまで法的な位置づけがなく要綱で支出していたものを条例で定めるものです。
専門職の地方公務員である専門委員に位置付けることは必要なことですが、
報酬の日額上限が５万５千円と高額であること
（比較すれば、医学的判定の医師は日額２４，２７０円、債権回収整理の弁護士は２４０００円など）、
また、この報酬の対象者は、現在のところ「大阪府市都市魅力戦略推進会議」を含め、
府市統合の特定テーマを議論する３つの会議への出席に支出されます。
しかし、これらの会議のこれまでの運営状況を見ると、
「議論を特定の方向に誘導し、恣意的な結論へ導いているのではないか」
「行政の中立性を保つことのできない、特定の人物によって構成されているのではないか」
「権威づけを目的とした形式的な会議に陥っているのではないか」
などの問題点があるように思われます。
よって、今後も同様の会議運営が継続されるとなれば、多様な意見を反映する機会は失われ、
結果として特定の個人、法人のみに都合の良い府政運営に陥ってしまうことが危惧されると考えるので、
上記の５議案については、反対いたしました。