「古処山に行くか。あれ探しに。」
「行く。」
ちゅう事で、
いつもの古処山5合目駐車場である。
沢沿いに延びる登山道。
大雨が降る度にどこかが崩れ、ルートが微妙に変わる。
この辺りから、登山道は沢から離れていく。
かつての古処山城の水場、水船まで登ってきた。
水船を過ぎると、天然記念物の柘植の原生林へと変わってくる。
私達はこの柘植の木の一本一本を、穴の開くほど凝視して登らねばならない。
この柘植林のどこかにいるであろうアレを見つけるために。
どこかにいるアレとは・・・
(↑2021/8/6の記事から)
ニシキキンカメムシである。
8月のこの時点で何齢目の幼虫なのか、私には判別できないが、
秋には5齢幼虫となり、そのまま越冬するのだとか。
但し、
3齢まではこの柘植を吸液して育つが、4齢以降は一般の樹木も吸液すると言う。
「てことは、この時期柘植林におるとは限らんやん。」(私)
「うむー。」(家内)
とは言うものの、やはり山頂付近が一番発見の確率は高い。
普段は登らないこんな所まで探してみるも、見つからず、
「一旦、頂上に行くぞ。」
何はともあれ到着。
ものはついでと、山頂の巨岩によじ登り、
やっぱりいない、と溜息をつく。
「えーい、飯だ飯!」
山飯は、久々の乃木坂46シリーズである。
何々?
カップスターを食べながら聴きたい乃木坂46の曲が何だって?
トトト、トキトキメキメキ?
知らん!
オジサン、ちょっと今、ガッカリしてるんだ。
少し黙っててくれ。
これは昨日の夕飯の、
松茸ご飯のおにぎり である。
と、
悔し紛れに喚いておく。
帰りも、目からウルトラ光線が出るほど、凝視して降りるも見つからず。
残念!!