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Tシャツとサンダルの候

雨の青森

20日


夜半からの雨が続いている。

前述したようにこの日の予定を、屋内展示を中心に組み替えた。



朝一番で青函連絡船八甲田丸へ。



当時の船室が再現されている。

国鉄の車両と同じ椅子だったそうだ。



操舵室

いつも思うが、船長を模したであろうあの人形、

要る?



青函連絡船の主たる業務は、国鉄の車両ごと、乗客と貨物を運ぶこと。

船倉には数本のレールが敷かれ、当時の車両が数両置かれている。












船のエンジン。

4基ある。



機関室




船外へ。

船尾から、レールがちょっぴり覗いている。



桟橋側では上下位置を合わせ、連絡船側は左右を誤差なく接岸させねばならない。

大した操船技術である。



さて、昼からは小振りになる予報。

屋外施設である三内丸山遺跡は、午後にした方がいいだろう。


「そんならその前に、青森県立美術館に行こうよ。」(家内)

「美術館?」(私)



何やらヤツは、見たい作品があるらしい。






美術館では、奈良美智、棟方志功、今純三、成田亮等、

青森が生んだ作家達のコレクション展が開催されていた。



珍しいのは、殆どの作品が撮影可である事。

カメラを車の中に置いてこなくて良かったよ。









最後の最後に、屋外に巨大な犬のオブジェが。

あおもり犬 奈良美智作

これがヤツが見たかったと言う作品だ。

どれくらい巨大かと言うと、



こうだ。


「ははあ。これがねえ。」(私)

「若い世代に人気があるとよ。この作家。」(家内)


そんなこと言ったって・・・ジジイの俺はどうなる。



お昼は美術館のレストランでチキンカレー。



有名な三内丸山遺跡は、美術館に隣接している。

去年の東北旅行では、強雨のために見学を断念。

その日は朝から、呑気にコインランドリーで洗濯していたら、Jアラートが鳴り響く事態となった。

すぐに娘からLINEが入り、

【青森にミサイルが発射されたって】(長女)
【知ってる】(私)
【近くに頑丈な建物はある?】(長女)

そんなこと言ったって、明日履くパンツがないのだ。

パンツを置いて逃げる訳にはいかんと、娘の避難勧告を拒否した事を思い出す。


そんなパンツの思い出はさて置き、今回は小雨決行である。



当時の集落が復元されている。

縄文前期から中期(紀元前3900年から2200年)の大規模集落だったらしい。



左の盛り上がりは大人の墓。子供の墓は別の所に集められている。

園内のコースは、当時の道路跡そのものなんだそうだ。

メインストリートは7mから12mもある。

存外に道幅は広かったらしい。



年代が違うのか、身分の差が既にあったのか、

住居の大きさや様式も様々である。









穀物倉庫だろうか。高床式建物まである。

数千年後の弥生時代集落と、如何ほども変りがない。






大型の竪穴式建物。

集会場もしくは共同作業場として使われていたと推定されている。



三内丸山遺跡は当初から予定していたが、

青函連絡船八甲田丸と県立美術館は、雨でなければ訪れていなかっただろう。

雨もまた良しである。




お風呂は昨日に引き続きかっぱの湯。

ねぐらも昨日と同じく Gran Park八甲田。 

走行距離31km 累積走行距離700km


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