シチメンソウをご存じだろうか。
え、七面相?
そうそう、怪人二十面相の出来損ないの弟子で・・・
じゃなくて、七面草だ。
(例えが古すぎ!という意見には、耳は貸さない)
主に九州北部に分布する植物で、アカザ科の一年草との事。
一年のうちに、色合いを緑から赤紫に変える事から、その名が付いたとある。
私はまるっきり知らなかった。
先日の海中鳥居を見に行った時に、たまたま《シチメンソウ祭り》との看板が目につき、行ってみようと思い立ったのだ。
紅葉が見頃らしい。
紅葉?
海の紅葉ちゃ、なんじゃろか。
とにかく、有明海に面する、佐賀の東与賀海岸にある干潟公園に出かけてみた。
ほほう、こうなるか。
紅葉に間違いない。
ちゅうか、レッドカーペットと言った方がいいだろう。
一本一本は地味だが、群生するとそれなりに見ごたえはある。
干潟には、シオマネキや
トビハゼが無数にいる。
お前、もうちょっと頑張れば、両生類になれたのにな。
本来の七面草はこんな感じで、干潟にしがみつくように生えている。
こちらは、七面草を保護するための花壇と言ったところか。
何故かこの一本だけ、異物が混じっているが。
満潮時には、この通路辺りまで潮が来ているようだ。
花壇と言っても、この下も干潟そのものである。
無数と言っていい、取り残されたトビハゼやシオマネキが生息していた。
干潟の先の海苔の養殖棚付近から湯気みたいなものが上がっているが、あれは一体どういう現象だろう?
今日は午後から、気温がぐんぐんと上がったが、ひょっとしてそのせいかな?
こっちも湯気が出そうだよ。
てことで、こうなる。
なにか?