手術

2009-03-27 | 妊婦ライフ
3/9(月)に手術してきた


前日の夜21時から完全な絶食&絶飲

あ~・・・・喉渇くわぃや

特に当日、朝起きてから何も飲めんっちゅ~のはほんまにキツイで

飲めんけん何度もうがいで誤魔化すしかない・・・

am8:45に病院へ

この日、急だったにもかかわらず仕事を休んでくれた旦那の付き添いで

程なくして診察室に呼ばれ、

『子宮口を開く処置をします』

コレが・・・・

『ちょっとチクッとしますよ』

って言われたんじゃが・・・・・

結構痛かったど

チクッじゃなかったど

ズィンと深く鈍く痛かったどっ

その後、重い痛みに耐えつつ病室へ

手術は午後から

ソレまではひたすら横になって子宮口が開くのを待つ

ソコへ看護婦さんが来て点滴を

ティキの血管は最高に点滴しやすいお利口さんな血管

太くてわかりやすくて・・・・

まぁ、失敗する人はおらんわぃ

じゃがの・・・・

失敗してくれたんよ

普段、注射の痛みなんか全く平気なワシなんじゃが・・・・

この時は猛烈に痛かった

点滴の針にチューブがついとるタイプで、

血管に入れた後、針だけ抜いてチューブは中に残すんじゃげな

そしたらちょっとくらい動いても大丈夫なんじゃげな、チューブじゃけ

じゃがの、ほいじゃけんチューブ分太くなっとるわけよ

太いと・・・痛いんよ

おまけに失敗されて血管の中でグリグリされて・・・・

ほりゃ痛いわ

顔もしかめるわ

んで、点滴刺したままじっと待ち続け、

午後になっていよいよ手術

下半身だけ裸になって手術台?分娩台みたいなのに乗って寝転がる

足はまるで出産の時と同じようにパックリ開脚して、

足袋に足を入れられて台に固定

そうしょったら看護婦さんが点滴に麻酔を入れた

麻酔は・・・冷たい~

血管がひんやり

で、ネットでこの【稽留流産】で手術した人の体験談を何例か見てて、

【麻酔をされて4秒までしか記憶にない】

とか書いてあったけん、ワシもカウントしょったんじゃ

4秒経っても変わらんのぅ・・・

と思っておったら急に喉が焼けるように熱くなって、

グルグルと変な世界に・・・・・

真っ白な世界におって、両脇におった看護婦さんが【マトリックス】の

スミスになっとった

看護婦さんの格好をしたスミス

そして、なんか知らんがワシはこのスミスに自白剤を打たれてるという設定

喋るもんかぁぁっぁっ

負けるもんかぁぁぁっ

あぁ・・・

でも、さすがのこの俺様もこの状況では何も抵抗出来ん・・・・・

と、全身麻酔の効いてる間、ずっとこの変な世界にトリップしとった

ふと気付いたら病室のベッドに戻っとった

どっかからずっと声が聞こえるのぅ・・・

と思っておったらワシの声じゃって、

『お腹痛い・・』

ってずっと無意識のうちに言いよったみたい

あと、まだ意識朦朧のおぼろげな記憶では、

旦那が意識朦朧のワシの手をずっと握って、何か声を掛けてくれよった

だんだん麻酔が覚めてきて目が開けられるようになった

ぼんやり旦那の顔が見える

でも焦点が合わん

『もう大丈夫よ。もう終わったよ』

旦那の声がハッキリ聞こえた

『終わったんだ』

って安心した気持ちと、

赤ちゃんが本当にいなくなってしまったって言う、

どうにもならない悲しさ、辛さ

色んな気持ちがドドーンとこみ上げてきて泣いた

いっぱい泣いた

旦那が、

『うん。ツライね・・・。』

って言いながら涙を拭いてくれた

麻酔がワシの心を弱くしとったんじゃろて

ヨワヨワじゃった

強い部分がカケラもなくってヨワヨワじゃった

じゃけど、麻酔が切れてくるにしたがって気持ちも落ち着いてきた

まだ麻酔のせいで感覚が変じゃけぇ、なんか自分の足が細長くなったような、

鼻が高くなったような錯覚

旦那に、

『鼻、高くなってない?足、細長くなってない?

と、ドキドキしながら聞いたら、

『なってないよ』

・・・・やっぱりか・・・・

腕を持ち上げようとして頑張るけど、途中から上がらん

『腕が重くて上がらん~』

と言ったら、旦那が布団をめくって腕を確認したら、

腕がベッドの手摺りひひっかかっとった

・・・・そりゃ、上がらんわな

ひっかかっとる事も麻酔のせいでわからんかったし

旦那と笑った笑った


手術後、初めて行くトイレはフラフラのフラフラ

点滴のスタンドと旦那の腰につかまって、頭を旦那の体に押し付けて、

全体重をゆだねてヨチヨチ歩く

非常に情けない姿

髪もワヤクソ

顔も浮腫んで不細工極まりない

ソレを旦那に言うと、

『ん?いつもと同じよ』

・・・・ワシって・・・・・

こんなにも不細工じゃったんか・・・・

夕方5時に術後の診察をして病院を後にした

帰りにほか弁買って、パン買って・・・・

ワシは車の中で待ってた

旦那が車から出た途端に急に悲しい&ツライ波が襲ってきて、

1人で泣いた

家に帰ってほか弁食べた

いや~、前日の21時から飲まず食わずじゃったけん、

美味しかったでぇ~

ほ~いや、旦那は飲み食いしても構わんのに、

手術当日はワシに付き合って飲まず食わずじゃったんよ

優しい~

・・・ん???

ダイエットしたかったんかの???


当日の夜、なかなか寝付けんかった

涙がなんぼでも出てくるんよ

悲しくって辛くって・・・・・

真っ暗な部屋でずっと泣いて・・・・・

気付けば朝




と、まぁこんな感じで無事に手術を終えたティキじゃった

出血はほっとんど無し

微妙な感じが10日ほど

術後、5日間飲む子宮収縮剤でちょっと腹が痛かった

仕事は1週間休んだ

食事の支度や弁当作りは3日間休んだ

体の傷はいつか回復する

それに自分の体に傷がつくのはまぁ、平気

じゃけど、問題は心の傷

こんなにも心が痛いものだとは思わんかった

心に出来た傷は癒えない。治らない。

ただ、やたらめったら泣かなくて済むようになるのは、

心の傷が癒えたわけじゃなく、

【心に傷がある状態の自分に慣れる】から

でも、折に触れて思い出したりした時はやっぱり泣いてしまう

我慢できるようにはなったけど、

1人で居ると我慢できずに泣いてしまう

術後1週間の診察の時、

病院がとても辛かった

この間までは赤ちゃんを映してくれてた超音波にもう何もない事実

幸せそうな妊婦さんたちとは違う意味の診察

本人の状況次第では産婦人科ってこんなにツライ場所じゃったんか・・・

と、改めて感じたり


で、経過は良好

セックスは術後2週間以後から

妊娠は2回生理が来てから

色々と制約があるんじゃのぅ・・・

すぐに妊娠しちゃいけんのんじゃのぅ・・・・

40歳までに生みたいって望みは・・・・

難しいかもしれんのぅ・・・・


今まで3人とも普通に妊娠して普通に生んで・・・・・

本当はすっごい感謝すべき事じゃったんじゃの

今回の事で命の尊さを学んだよ、ワシは

この歳になって・・・・

遅すぎるか????




あと、旦那の優しさをぶち感じた

相変わらず言葉は足らんのんじゃけど、

今回、ホンマに旦那がおってくれて心強かった

エエ旦那じゃ

手術当日も会社を休んで付き添ってくれたんじゃが、

家に帰ってから、夜、会社に出勤してったんよ

どうしても今日中にやらにゃならん仕事があったらしい

帰ってきたのは日付の変わった夜中

・・・無理してくれとったんじゃのぅ・・・・

ちょ~感謝



今までもプンプン腹立てたり、ブーブー文句タレながらでも

MAXに惚れとったが、

今回のことがあって、もっと惚れたど

旦那への愛情が【脂肪】という形になって、

ワシの体に増殖中

特に腰辺り

きゃぁ~

嫌そうな顔せんといてやぁ~

愛しとるでよぉ~




思い出しては何遍も泣くよ、これからも




早く次の妊娠したいわぃ





次は元気な姿でワシの腹の中に戻っておいでよぉ~












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