魂のありか

　食事後の感想を聴いた。
　「お母さんとのご飯の思い出が出来て、良かった」と、言われた。
　今度は、魂を変化させようと、思う。
　魂は、色々な形に変わる。
　サンカクになったり、シカクになったり、色々だ。　
　「あらた」の前に、人形の、お父さんで、試してみる事にする。
　シカクにした。
　性格に、変化が、現れた。

魂のありか

　今日は、あらたとの、一日で、思い出に残そうと思う。
　あらたと、初めて、ご飯を食べに行く日だ。
　もう生まれて、半年がたつ。
　時間は、人間界の、2倍だ。
　1年が経過し、喋れる。
　初めて喋った言葉は、「お母さん」だった。

魂のありか

　名前を、「あらた」にした。
　息子だった。
　閻魔大王様から呼ばれた。
　こんな事は、普通は、ない。
　すぐに行った。
　一言、「見たかった」と。
　よちよち歩きは、もう出来るので、見せて、みんなでご飯を食べて、その日は、閻魔大王様と、お別れした。