角砂糖の降らない夜に。

小野大輔さんの出演作品を中心にアニメやイベントの感想を語るブログです。
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黒バス考察①「リコちゃんと木吉くんの件」

2015年05月12日 21時42分10秒 | 黒子のバスケ
黒バス考察①「リコちゃんと木吉くんの件」について、考えました。



そう。
今まで散々つっこんできたこの問題、本腰入れて考えてみます。
問題が勃発したのは黒子のバスケ最終巻のおまけページ。
「リコはなんで木吉だけ鉄平と呼んでいるのですか?」
作者回答
『一時期付き合ってたことがあるからです。』
ん?
『一時期付き合ってたことがあるからです。』
いやいやいやいやいや。
このカミングアウトはない。
ものすごい衝撃だったわ。
本誌しか読んでなかったら気づかずに終わったじゃないですか!!!
でも、たしかに木吉先輩だけ鉄平呼びなのは気になってはいたんだよねー。

さて。
気になるのは いつ付き合っていたのか。そしてどっちから告白しどう終わったのか。
まあ後者の疑問の解明は単なる妄想になるけれど前者は少しは頑張りたい。

公式の「一時期」付き合っていた。
この一時期は、せいぜい数ヶ月だと思われる。
1年とかだったら、一時期とは言わないと思うから。
(私の感覚では、だけどね。)
ここで気になるのが、木吉の入院。
1年間の入院とリハビリ期間があったわけで、復帰が夏休み前(7月頃)なわけだから
選手として部活に参加していたのはわずか1年4月~1年5月くらいかと。
でね。
4月頃の、出会った直後が濃厚かと思うのですよ。
バスケ部を作った頃は、リコは「不思議なやつね木吉…」と木吉呼びで
一方霧崎第一戦(5月?)で木吉が負傷したときは「鉄平!」と叫んでる。
あと霧崎第一戦の前(予選トーナメント途中)の帰り道で
木吉が日向先輩と話しているときに、「リコ」と呼び、
日向先輩が「リコ?」と違和感を感じてる描写があるんだなこれが!
ずっと一緒にいた日向先輩が違和感を感じてるんだから、
この直前までは相田・木吉呼びだったのかなーと。
でももう1つおかしいことが。
リコは、伊月くん、日向くん、ほかも小金井くん水戸部くん土田くんと呼んでいて、
同中のふたりですらくん付けなんだよね。
なのでさっき挙げたバスケ部始動直後の木吉呼びがひっかかる。
モノローグだからと言われてしまえばそれまでだけど、普通なら木吉くんじゃないかなと思うわけですよ。
…まさか。
なにかあったのか。
すでにバスケ部始動当初から「木吉」呼び。
距離感が違う。他の部員と違う。
…すでに告られてる?
「不思議なやつね木吉…ボケてるようで気が付くといつの間にかあいつのペースになってる」
もしかして。
ぐいぐいとアプローチされて、木吉のペースに持ってかれて困惑していた頃だったのか。
日向先輩にキャプテンを推したこと以外にも、自分の実感としてもそう思っていたとしたら。
頬染めてるし。
やはり木吉からのアプローチにより意識してしまってたんじゃ。

というわけで、1年の4月早々から木吉によるアプローチがあり、
付き合い始めたという推理はどうでしょう。
妄想でしょうか。


で、付き合いだしてからリコ・鉄平呼びになったとする。
5月にはそうなっているので原作の描写と矛盾はない。
次の判断材料は木吉負傷のあとの病院。
ここは普通に読めば木吉と日向先輩が「来年優勝するぞ」と誓い合うシーンなわけだけど、
リコの描写に注目したい。
日向先輩はみんなと別行動で病室に侵入してるわけだから、
リコは1度はみんなと帰って、そして1人で引き返してきたことになる。
看護婦さんに「あれ、あなたさっきの…?」
と言われ「あははは…。忘れ物です」と答えてますね?
これ、忘れ物は嘘だと思うんです。
男子達に黙って1人で戻ってくる行動が、
周りに付き合っていることを隠している彼女っぽい。
そうなんだよねー、リコはカントクだから、誰かと付き合うことをどう思っていたのか気になってた。
木吉の勢いにおされて承諾したけど(もちろん木吉は尊敬に足る人物だし嫌いではないと思うけど)
バスケ部員には伝えていなかったんじゃないかなと思うの。
だって、知ってたら病室でみんなを見送って1人そのまま残ればいいんだし
日向先輩だっていくらキャプテンといえど彼女が来ると予測してたら
木吉の部屋には1人で行かなかったんじゃないかと思うの。
ま。日向先輩は薄々気づいていたかもしれないけどね。
木吉は隠そうとしてなかっただろうし、本気で隠していたんじゃなくて
あえてわざわざ公表はしなかったってくらいかな。ニュアンスとしては。

なので。
木吉負傷時は、現在進行形で付き合っていたと考えるのが妥当かと思います。


これ以降は正直判断材料がほぼないんだけど、
病室に行っているリコの描写もあるし、すぐには別れていないと思う。
てか、負傷し入院している彼氏をフルとかさすがに鬼すぎるので。

さて、4月の黒子達が入学してからのこと。
まだ木吉登場前ではあるけれど、正邦戦のときに「勝ったらチューしちゃうぞ☆」とか言ってるので
ジョーダンだとしても彼氏がいたら言わないであろうと、思う。
あと夏合宿時、木吉と話すリコは、少し醒めた表情で
「なんでも知ってる風がむかつく」と言った。
もうこの頃は別れているんだろうと思う。
あと、このセリフが、これが原因なのかなと思う。
病室でも、おそらくチームの状況を把握していて的確なアドバイスをくれたであろう木吉。
リコはそんな木吉を頼もしく思うと同時に、言いようのない悔しさを感じていたんじゃないかな。
そんな小さい器じゃないかもしれないけど、リコだってまだ高校生。
そばにいる自分よりも遠くにいる木吉になんでもわかった風に言われることに、
穏やかではいられなかったんじゃないかな。
だから。
入院している最中に、様態が落ち着いてきた頃に、リコから別れを切り出したんだと思う。
チームメイトに戻ろう、と。


陽泉戦で木吉は「リコー…もう少しだけそばにいてくんね?」とつぶやいた。
紫原に精神的にもぼろぼろにされ、さすがの鉄心でも折れてしまいそうだった試合だったから、
リコに甘えたくなったのかな。
本当は木吉は、まだ、リコのこと…。
でもリコも次の恋愛に進んでいいと思うんだ。
日向先輩が告白をしようとしていて、ネクスト(3年時)でもまだ言えていなくて
伊月さんたちに背中を押してもらってたけど、
リコと日向先輩は、対等で少し日向先輩が尻にしかれるカップルになるんじゃないかなー。

話がそれました。
でも何が言いたかったかって言うと、
さすがに日向先輩も彼氏がいる女の子(しかも彼氏はチームメイト)に告白はしないと思うので
2人が別れてある程度たってると思うってことです!
(無理やりまとめたw)



というわけで。
1年4月に木吉がリコにアプローチ、
そのあとお付き合いを始めるも、5月に木吉入院、
落ち着くまでそばにいつつ、部活の相談もするけれど、
冬頃(仮)にリコから別れを切り出した。


ということでいかがでしょうか?
ネクスト、そういうのも描いてほしかったよおおおおおおおおおおおお!
真相は藤巻先生のみぞ知る。



こっからは余談。
洛山戦勝利後、木吉はリコを抱き上げている。
私の仮説が正しければ、いや、藤巻先生も「付き合っていた」なので今は絶対付き合っていないわけで…
なに抱き上げとんねん!
日向先輩見てるぞ!!!
「順平!」と心で叫ぶリコも直前に描かれてて、フラグがたった直後になにやっとんねん木吉ぃ!!
(あれ?木吉って日向先輩の想いに気づいてないの??そんなわけないよね???)

早く日向先輩告って!!
何度も言うけど、私は君を応援してるからね!!!!