オンニの部屋 ☆毎日韓国三昧☆

映画・ドラマ・芸能・料理、韓国の事ならなんでも喰らいつく!口は悪いけどいい人です(たぶん)

多細胞少女 

2007年04月20日 15時14分43秒 | 韓国映画レビュー

援助交際、SM,女装趣味、同性愛、はては新興宗教から養子問題まで。
タブーな内容を明るく皮肉ったコメディ映画。
有り得なさそうで有り得そうで、それが妙にリアルでなかなか面白い。


あらすじ:舞台はソウルのムッスルモ高校。委員長が性病で早退したり、レースの下着を着た男性教師が女生徒に鞭打ちを頼むような、そんな学校である。「貧乏を背負った少女」(キム・オクビン)は、スイスからの転校生「アンソニー」(パク・チヌ)に恋をする。でもアンソニーは、校内で唯一の童貞「一つ目」の妹に恋をするが、彼女は性転換手術のために積み立てをする男だった・・・



なんかマンガっぽいと思ったら、B級ダルグンという作者のインターネット連載漫画が原作。
1話10ページ前後の短編で、漫画のほうがちょ~っと過激かしらね。
ここから読めます→多細胞少女のサイト(左上から2番目の다세포소녀をクリック)
もちろん韓国語だけど、絵だけでも雰囲気はわかるわね。
漫画サイトに行ったら19禁って書いてたわ。日本はよね。この1歳の差は何だ??

個性的なキャラが山盛りよ。
アンソニーはいわずと知れた「キャンディキャンディ」のパロディ。
スイスから来たくせに、なんで英語まじりの韓国語なんだ



左から ・援助交際で家族を扶養する少女
     ・川で晩御飯の魚を釣るけなげな弟
     ・ネズミ講にだまされた病床の母

このお母さんこれじゃ誰だかわからんけど、「フルハウス」のヨンジェの女社長だったわ。
もしくは「宮」のチェギョンのお母さん。韓国の女優魂にはホント感心するわ。

 
笑顔がキュートなワンカルオンニ(かみそり姉さん)。
「女子高生好き」なのではなくて「女子高生になるのが好き」な金貸しの社長さん。
漫画ではフランケンみたいだけどね。(二人の出会いはマンガの15話目)



↑拉致されるオンニ
 


新興宗教の会合でセクシーダンスを踊らされる少女(背中についてるのが貧困クン)

しかし、韓国ってセクシーダンスが好きよね。
セクシーが「良し」とされてるようだけど、のど自慢に出た素人小学生まで踊るのはどうかと思うわね儒教の国でさ、いいのかしら?


そして、特別出演のキム・スミ。この方以外と若いのよね。婆さんの役とかやるけど。

         で~た~な~妖怪!        やっぱり人間じゃなかったね・・・


アンソニーが家に遊びに来たけどトイレが汲み取りで恥ずかしい少女。
あたしも気持ちが痛~いほどわかるわぁ。
子供の頃はうちも山の上にあって水洗トイレじゃなかったのよ。
背中に貧困クンはいなかったけど、霊はいたかも・・・
ヤバかったのよ、あの家


貧困クンの後姿       前           ・・・・ (゜Д゜ )アラヤダ!!いっしょじゃん!

     
受けたシーン: 「米がない・・・」というセリフのオーディション(やはり韓国も米の国だ)
印象に残った役者:ワンカルオンニ役のイ・ウォンジョン(去年KBSで賞取ったね)
             本人も楽しんでいたに違いない。



時間 -絶対の愛-

2007年04月08日 15時54分36秒 | 韓国映画レビュー

キム・ギドク監督の13作目。いや~作るねぇ~。せっせと。

あらすじ: セヒとジウは付き合って2年。セヒ(パク・チヨン)は最近ジウ(ハ・ジュンウ)が自分に飽きてきてると感じ、ジウが喫茶店のウエイトレスに笑いかけただけでも騒ぎ出す始末。新しい自分に生まれ変わり絶対の愛を得たいと思ったセヒは、突然ジウの前から姿を消し、整形手術で全くの別人になり現れる。ジウはスェヒがセヒと同一人物だとは知らず、二人は付き合い始めるのだが、ジウはなかなかセヒを忘れられない。

このポスター、いったい何に添い寝してるかと思ったら、草むらに横たわるこの人だったわ。



でもいくら彫刻だっても、あんなとこド、ドアップで・・・ケ、ケンチャナ?
この映画に頻繁に出てくる、怪しげな彫刻が並んだ公園。
芽島(モド)にある、彫刻家이 일호氏の彫刻公園というところらしい。
仁川空港の西側にある島で、となりの矢島(シド)にはフルハウスのお家があるのよ~!
ヨンジェヤ~!(そっちに行きたいわ)

ほら、映画によく出てきた手の彫刻よ。
 
ちょっと犬が噛んでるけど・・・
 

他には・・・

・・・ねぇ、ここの公園、未成年お断り?
・・・子供が来てもいいの?
それとも芸術には裸や絡みは当然なの?
これがH臭いと思うあたしが、素人なのぉ~~~?!

ま、公園の話はこれぐらいにしてっと・・・

とっぱじめから整形手術シーン。本当の手術を撮影したそうよ。
かなりエグイわ。巻き戻して3回見ちゃったけどね。

自分がもう愛されていないと思ったスヒは整形手術を決意する。
っていうか、あんなブチ切れの嫉妬深い女じゃ嫌われるって。
でもジウはそんなスヒでも許しちゃうのよ。この男の趣味もようわからん。
そんで整形するんだけどね、この女ったら手術の傷が癒えるまで、ずっと付け回してるの。
たまに姿を見せたり、隠れてじっと見てたり。もはやストーカー。


整形後のこの変装(?) こんな女に声かける男ジウ、やっぱりあんたもおかしいよ!
普通引くって!

↓そして、整形後のスェヒ(ソン・ヒョナ) 

まぁ~役にピッタリじゃない。バリバリ整形っぽくて。
まぶた閉じてるのに、二重がくっきりよ。
ジウったら誰かに似てると思ったら大鶴義丹・・・
そんでまた、顔は変わっても中身は同じなんで、やはり行動がすべて変!
所かまわず切れまくって大声で騒ぎ立てる。
おまけにヒールで木を・・・

       蹴る!

       蹴る!!

       蹴る!!!


  顔の前に、性格直せよ!!


でもさーいくら顔が違うって言っても、声とか匂いとかは一緒じゃない?
わからんもんかね~?
ま、でもこういう突っ込みどころ満載のキム・ギドクの映画はけっこう好きよ。

結局ジウはスェヒと別れてセヒと会う事になるんだけど・・・いや~、一番のぶっ飛び!
これから映画を見るつもりがない人は→ここ
見るつもりの人は次へ進もう。

二人が言い争ってる時に隣にいた男は、とても素晴らしい事言ってましたね。
「外で大きな声出すんじゃないよ!公衆道徳知らないのか?ここはお前の家か?!」
ぜひ、腹から声出すアメリカ人に言ってやって下さい。

一番振り回された人 : 整形外科の先生
一番哀れだった人  : 最後に出てきた軽トラの運転手(いい迷惑)
印象に残ったシーン : スェヒの走る姿。いくらヒールだからって・・・目が釘付け

やっぱりキム・ギドクだな~って映画ね。
あたしは「春夏秋冬そして春」が好きかな。



淫乱書生

2007年04月04日 01時50分10秒 | 韓国映画レビュー
韓国のタイトルって、けっこう「まんま」ってのが多いけど、これはめっちゃストレートって言うかホントこれでいいの?って題名よね。
韓国映画を全然知らなくて、題名とミンジョンちゃんの肩出しポスターで勘違いしちゃったアホな輩とかいないかしらね?(あ、日本公開してないか?)
 
あらすじ:時は朝鮮時代、名門家両班の子息キム・ユソン(ハン・ソッキュ)は大変な文章家で、世間からは臆病者呼ばわりされているが、争い事を好まない真面目で道徳的な男である。ある時偶然にも庶民が読む猥雑な小説を目にし、なぜか自分も秋月色(チュウォルセク)という筆名で淫乱小説を書くことになってしまう。そして、一族の宿敵である義禁府都事イ・グァンホン(イ・ボムス)の絵の才能に惚れ込み、自分の小説の挿絵を頼む。グァンホンもその新しい世界の誘惑に勝てず挿絵を書くことを承諾。二人で始めた小説「黒谷秘事」は大変な評判を呼ぶ。そんな時、王の寵愛を受けるチョンビン(キム・ミンジョン)がユソンに好意を持ち積極的に近づいてくるのだが・・・


結構一人で大笑いしちゃったわ。
露骨な下ネタにこんなに受けるなんて、あたしももう若くないのね・・・ふっ
ハン・ソッキュはなかなか好きな役者さんよ。優しくて気の弱そうな役がはまり役よね。
そして、またまた出ました。イ・ボムス。なんだか最近縁があるのよ~。
顔がでかいから時代劇が似合うわね。
おっさんに囲まれた一輪の花ミンジュンちゃん。ぷっくりホッペを流れる涙が印象的だったわ。
 
小説の仲買人(?)ファンガ役のオ・ダルス。いつもいい味だしてくれます。
この人と、ユ・へジン(「王の男」「強力3班」等に出演)はあたしの中では、同じカテゴリーちゅーか生物の分類上では同じ仲間なのよ。どーよ、似てない?

 
ユソンが淫乱小説に初めて遭遇し、そこからどんどん自分も小説家としてはまっていくクダリがなかなか面白い。


↑ みんなで体位を考えてる(爆) イロッケイロッケ・・(こうしてこうして・・)
 
しかしユソンが今話題の秋月空だという事を、チョンビンが知ったあたりから雲行きが怪しくなる。
そして後半いきなり、拷問モード。さすが拷問シーンはお手の物ね。
見てるだけで痛いわ~。背中ざわざわするわ~。
ハン・ソッキュは「2重スパイ」でも拷問されてたわね。
もしかして拷問好き?(こらこら)
この時の、グァンホンの友情がちょっと泣かせるのよね。戦いシーンも。

この心配そうなギョロ目がちょっと可愛く見える・・・
はっ!あたし、もしかして・・・・ 違う違う、好みは可愛い子よ!
クライマックスのあたり、「ま、まさかこれ、夢オチ・・・?!」とちょっと胸騒ぎ。
韓国映画にありがちな、後半の急なシリアス展開で「え?これ、コメディじゃなかったの?!」と (((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブルでしたが、ま、最後にまた笑わせてくれたからいいことにするか。

ちょいキモかったシーン: 王様の湯浴みシーン。なんか透けちゃって・・・
興味深かったシーン    : お茶をたてるところ。韓国の茶道?柄杓じゃなくてお玉。


相棒 -The City of Violence

2007年03月30日 14時08分11秒 | 韓国映画レビュー

初の映画レビューを書かせていただきます。緊張するわ~ ドキドキ・・・
ネタバレはちょいアリ、かな?
一番最近見た「相棒」でも行ってみようかしら。偶然にも日本でも3月公開になったみたいね。

あらすじ:ソウルで刑事をしているテスは、幼友達のワンジェの悲報を聞き故郷オンソンへ向かう。そこで昔の仲間3人と再会するのだが、ワンジェの死因に疑問を抱いたテスはソクファンと一緒に原因を究明し始める。友を失い、開発と言う名のもとに故郷までも失いそうな二人の本当の敵とは・・・

リュ・スンボムのお兄さんリュ・スンワンが監督・主演ということで、「スンボミのお兄さんってどんな人だ?」と見始めたんだけど・・・

ああ、この篠田三郎とビョンホニを足してちょっと伸ばしたような人か。
どこかで見たことあるけど、あんまり似てないのね・・・なんて思いながら最後まで見てからわかった。



↑これは、テス。・・・本当の兄さんはこっちだった。(^_^;) 

うん、そう思って見たら角度によって似てるところあるよね。
でも、弟より童顔じゃない?
スンボミの方が個性的な顔してるかもね。

同じく故郷の幼なじみの成り上がりチンピラ、ピロ。
 脂っこいわ~、イ・ボムス。

でもあたしTVで「外科医ポン・ダルヒ」見た直後だったんで、天才外科医のアン先生とのギャップがちと激しかった。顔の巾は一緒だけどね・・・
役者ってすごい!


ああ、肝心の内容ですわね。
一言で言うと「男のアクション映画」 ←まんまじゃん・・・
ほとんど男しか出てこない。女といえば、ワンジェの未亡人役のキム・ソヒョン(「パリ恋」キジュッシの元妻)とソクファンの母親(還暦)くらい。
ソンで全編が闘い。とにかくアクションが派手で激しい。
走る、殴る、蹴る、飛び蹴りと回し蹴りの大連発。
ガラスに突っ込むわ、車にぶつかるわ、刺すわ、切るわで大暴動。



それもスタントなしっていうからスゴイ。体当たり韓国魂、マンセー!
どうりで、テス役のチョン・ドゥホンは、体育大卒テコンドー4段・合気道5段、スタントマン出身で、今はソウルアクションスクールの代表だそうです。
日本で言えば、千葉真一!? 
My wife, My Rice...   

特に最後の20分は戦いっぱなし。なんとなく「キルビル」を思い出した。
格闘技好きの人は見ておいたらいいかも。回し蹴り必見。
スンボミ兄は膝を怪我しちゃったみたいです。
頑張ったね、よしよし。

印象に残ったシーン:蛇をかじる所
印象に残った役者 :イ・ボムス、サウナのおやじ

結局ネタバレなかったわね。あたしってやっぱり秘密主義?