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 撮りためた写真のなかから気が向くままに、公開していきます。

箱根ラリック美術館のオリエント急行

2015-09-22 | その他

 昨日は思い立って、箱根・仙石原の「箱根ラリック美術館」へとお出かけをしました。

 

 箱根は、みなさんもご存じのとおり、大涌谷周辺の火山活動に伴い、「箱根町周辺の火山・地震活動について」のとおり、一部地域への立ち入りが制限をされていまが、「箱根ラリック美術館」のある仙石原へは問題なく行くことが出来ます。

 

 前日の夜に指定席券を手配した 小田急のロマンスカー さがみ1号で箱根湯本へと向かいます。8時26分 定刻通りに箱根湯本駅に到着します。結構早めの時間に到着をしました。

 そして綺麗に改築をされた箱根湯本駅からはバスで30分余りで「仙石原案内所」バス停へ。バス停のすぐ前が「箱根ラリック美術館」となります。

 

 この美術館は、フランスのジュエリーとガラス工芸作家であるルネ・ラリックの作品が展示をされています。私的にはラリックの作品も好きではありますが、「オリエント急行 プルマン4158」がとても気になります。

 当初は収蔵の作品をさくと見て、庭を散策して、どこかもう一カ所箱根観光をしようと考えておりましたが、そのもくろみは大きく外れてしまいました。

 

 まずは、お庭。

 写真では「秋明菊」を掲載していますが、萩や曼珠沙華なども咲いており、小さな庭でしたが時間をかけて散策することが出来ました。

 

 

 次は、N.I.O.E.(オリエント急行)で使用されていたサロンカー(プルマン4158)での、ティータイムです。
この車両には、ラリックの作成した「彫像と葡萄」や「花束」等の装飾パネルが150枚以上も使用されているために、この博物館で保存されることになったものです。
 車内でのティータイムは、1時間ごとの予約制で、最初に車外で車両が運搬されてきた時のビデオを見てからグループごとに案内をされて車内の座席へとつきます。
 2または4名の座席が作られており、テーブル毎のランプの明かりで雰囲気を作っています。
 紅茶または珈琲に、シフォンケーキ・生チョコを戴きながら、装飾や車両の解説を冒頭に聞きながら、時間を過ごします。
 1929年の車両製造当時からのソファーが、今も使われており、砂と藁によってクッションが構成されているとのことで、ちょっと変わった包み込まれるようなすわり心地のするものでした。
 この車両の鉄道模型が、受付で販売されていましたので、記念に購入しました・・・(^^;
 
 9時過ぎに入館してからここまで来るのに2時間近くがたっています。
ようやく展示棟に入ると、11時からヴィオラの生演奏つきのガイドツアーが行われるとの説明がありました。
ロッシーニの「セヴィリアの理髪師」等の曲を合間に聞きながら約30分のガイドツアーを聞いて、企画展示を眺めて、ようやく、常設展示の見学に移ります。
 13時半にようやく見終わり昼食へと向かいます。
 色々なトラップに引っかかったとはいえ4時間以上も美術館の敷地内にいたことになります…「箱根ラリック美術館」は今年で開館10周年とのことですので、もっと早くに来てもよかったねなどと、かみさんと話しながら、昼食ができるお店を探します。

 「イルピアチェーレ」という、小さなイタリアンレストランです。
昼間はピザは提供されておらず、5つのランチからの選択となります。あさりの和風スパゲッティーとラザニアをそれぞれ頼みました。
 かみさんはあさりの和風スパゲッティーの味が気に入ったようでした。ラザニアは酸味が効いた味で食べやすく直後は物足りないかなぁとも思ったのでしたが、夜まで結構おなかいっぱいでした。


 さて、問題は帰りのバスです。
仙石原案内所を14時45分に乗って、箱根湯本駅前のひとつ前のバス停までは1時間20分かかっています。
来るときは30分でしたから3倍近くかかっています。この時は、大平大温泉の先から箱根湯本駅の先までが渋滞でした。
宮ノ下か大平台から、箱根登山鉄道に乗り換えるべきでした・・・

※もっと渋滞が長い場合には、施設めぐりバスで強羅駅を目指していき、そこから箱根登山鉄道に乗り換えると良いかもしれません。

 

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