にざかな酒店

猫ネタと物騒ネタを同時にな

と、言うわけで。
ブスという悪口って時々ブスってさしてる音と間違わないこともない、みたいな感じで。
ところでさしこワールドには警察いないのかしら、とか言うツッコミはしてはいけないツッコミでございます。しかし、何もしてない人にいきなりブスとかいう人は「ンなやつおるか、頭のおかしいやつやでそれは」と言いますが。
でもしかし「わけのわからん高校生がいきなりおっちゃんに絡んで来て」みたいな報告例もよく聞くので本当におかしい人増えてるよねというしかありません。
まあ猫のふわふわ、私二時間我慢しましたよ。はい。猫たちはふわふわぬくぬくさせておいたらなかなか去っていきません…。
起き上がってパソ触ってたらいつの間にかいないんですが。むう。

もしかしたら後でブラッディストのラブコメお届けするかも。
ロッドの初恋ってだーれかな、って言いつつちょっとロッドがかわいそうなネタ…。
いつものロッドだったらクラウフのご飯手帳すぐ出してきそうなもんなのに出すの遅れてたのはそう言うわけだったんですね、ってみんなが忘れ去ったくらいのところで自分の書いたもんの伏線回収する作者ですからね…。こないだの刻停間の紅亜さんが空斗にキスする発言とか、覚えてた人いる?て感じですよね…。
ブラッディスト短編 僕の初恋

クリスマスパーティとかあんまり関係はないがなんとなくみんなで集まってのティータイム。
エルスが唐突に言った。
「なあ、前からちょっと気になってたんだけどな。ロッドの初恋ってマゼンダだろ?」
ブーっと、吹き出した。ロッドらしからぬ派手なアクションだった。
「何を唐突に。」
マゼンダがあらあら。と笑いながら言った。
「だったらいっとき両思いだったのに。惜しいことしたわねほほほ」
「お前らなあ。」
「だってマゼンダとスノウだとロッドはどっちかっつったらマゼンダだろうと思ってさ」
スノウはスノウで憧れではあったのだが。と、ロッドが思っていると、後ろからイメージ的な炎が上がっていた。
「ってことは、エルスさんに分かるほど態度に出てるってことなんじゃん!ロッドのバカっ」
「エルスもわざわざみんな揃ってるところで言わなくてもいいでしょ!この、空気読めない!ばかっ」
「…あれ?」と、言う間も無く、ヒロインたちは怒りまくっている。
ちょっと待て、エルスはともかく、俺は被害者じゃないのか。そんな言葉をかける余地もないほどに。
「あーらら、あなたたち、あれなんとかしなさいよ。じゃ、私はちょっとシュトーレンでも買ってくるから」
「マゼンダまで、裏切り者!!」
「私関係ないものー、じゃあねーほほほ」

「………おいエルス、言っておくが、サラは一旦機嫌損ねると長いんだぞ」ぼそり、とロッドが言った。
「エルムも結構長いよ…あー、しょーがないなーって言っても、初恋って結構遠い昔じゃないか?今更って気がするけどなあ」
「だけどな、相手がすぐ近くにいるんじゃ…なあ…まあ、初恋なだけで何もないからいいものの。初めての相手だったりすると割と取り返しつかんことになっとるな、今頃」
「それはいえてる、悪かったな」
「まあ、初めての相手とは俺は死別してるからいいんだが」カップを置きながら、ロッドが呟いた。
「そうなの?ちょっとそこんとこ詳しく聞いていい?」
重く口を開いたロッドだが、多少は話したい欲求もあったかもしれない。
「相手もクラウフの被験体でな。割とマゼンダのこと意識してる性格だった。マゼンダとスノウの魔獣属性に対しての抗体として育てられたんだが、何を間違ったか三年前に流行り病にかかってしまってな。死ぬ前にどうしてもと言うから」
思った以上に重い話が来たな、とエルスは残った紅茶を啜った。
「そしたらな、一回だけと言うから一回だけにしたんだ。が、死後出て来た日記帳が見事に俺の悪口ばっかりなのはどう言うことなんだか」
「そ、そうなの?」
「本当に、見事な恨み言だぞ。ちょうど、クラウフの手記が出て来たついでに出て来たもんだから、興味本位で読んでみたら。読むんじゃなかった。」
「あー…それでか、クラウフの手記出てくるの遅かったん」
「さすがに俺もあれはショックだった。」
「あー、まあ、なあ。俺も似たようなもんだからなあ。俺も狼だったって言った途端相手態度変わりまくったもんな。まさしく豹変だぞ、豹変」
「女はなんで一回攻略法間違うとうるさいんだ、あれ」
「とになあ」
と、エルスは頷きつつ。
「まあでも、サラには今の俺にはお前が一番って言っときゃ多分今回は機嫌治ると思うぞ」
「そうか…まあなあ」
「エルムも多分それでいける、だろう」
ほんとか?と思いつつ、ロッドは心の中でぼやいた。
これが「初恋の人」がどんどん美化されるシステムというやつだな…。
だいたい初恋は実らないというからな。恐ろしい話である。
なんだかんだ言って、人間手に届かないものがいいというのだろうか。全く。
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