旅・ふ・る Tabi Full

マダガスカル5日め <アンタナナリボ~帰国>

~2006年3月31日(金)~

●帰国の朝

ヒルトンホテルの朝食はよくある豪華なビュッフェスタイルだった。
卵料理やパンは数種類あり、色鮮やかなフルーツやサラダ、大好きなチーズやスモークサーモンまである!
テンションが上がるけど、モロンダバの素朴な朝食がなつかしい。
豊かさってなんだろうって考えさせられる。
でもこの朝食が900円とはうれしい値段。

●ホテル出発

ヒルトンホテルから空港へは、ホテルの送迎バスを利用する。
初めてのエアコン車、やっぱり快適だな~。
約30分で空港に到着。バスを降りると数人のポーターに囲まれた。
「ノーサンキュー。」と言ってスーツケースを自分で運ぼうとしたけど、お土産満載のスーツケースはとても重くてよたっていたら送迎バスのドライバーさんが運んでくれた。
結局ドライバーさんにチップを渡したので同じことだった(^^;)

マダガスカル航空のカウンター業務は超スローで、長い行列がなかなか進まない。
私は普段せっかちだけど、マダガスカルでは全然イライラしないから不思議だ。
カウンターでは画面を見ながら座席を選ぶことができたので、隣に誰もいない通路側の席が取れた。

●マダガスカル上空



出国手続き後、待合室のトイレに行くと、入口にトイレおばさんがいた。
小銭が残っていたので、ホッとしてボールにチップを入れる。
用が終わって出ようとすると、女性が2人、おばさんのところで困っている様子だった。
1人は若い韓国人女性で、1人はモロンダバで出会った上品な初老の日本人女性だった。
聞くと小銭がないと言うので、残っていた小銭を入れてあげるととても喜んでくれた。

その日本人女性はご夫婦で旅行をされていて、モロンダバのホテルが一緒だったので、ホテルのレストランや、モロンダバ空港でも会って話をしていた。
ご婦人はいつもきれいに化粧をされていて、その涼しげなたたずまいは猛暑のモロンダバにいるとは思えないほど優雅だった。
そしてアンタナナリボ空港の売店では流暢なフランス語を話していた。
このご婦人、ただものではないな(笑)

出発まで時間があったので、待合室でお互いのマダガスカル旅行の話をした。
ご夫婦はモロンダバからアンタナナリボへのフライトが欠航になったので、やむを得ずモロンダバでもう1泊し、予定していたペリネ自然保護区へ行けなかったそうだ。
またご夫婦がモロンダバで出会ったハネムーナーは、キリンディー森林保護区へ行く途中の橋が数日前の大雨でくずれ、行けなくなったのでモロンダバで3泊もしたそうだ。
こんな風にやむを得ず、予定変更しなければならない確率の高い国で、たった3泊の私がずっと予定通り旅できたのは超ラッキーだったと思う。

このご婦人とは今でもメールや年賀状でつながっている。
あれからフランスとアマゾンへ行かれたそうだ。

最後までラッキーだった私は、アンタナナリボ空港を定刻の9:15に出発し、バンコクで乗り継ぎ、無事日本に到着した。






●最後に

私が出会ったマダガスカル人はほんの数人だけど、皆さん控えめで、優しくて、礼儀正しくて、時間を守るところが日本人によく似ていると思った。
お陰で、旅行中不便なことは多かったけど、不愉快なことは全然なかった。
日本では蒸し暑いことや汚いこと、臭いことが許せない私が、それも受け入れて楽しめるのだから、旅って不思議だな~と思う。
ハエが飛びまわる中で食事しても、化粧した顔が土埃だらけになっても、汗でTシャツがびしょびしょになっても、楽しすぎてそんなことどうでもよくなった。
そんな魅力がマダガスカルにはある。大好きな国の1つになり、絶対もう一度訪れたいと思った。
今度は10日間くらいで、大好きなキツネザルに会えるベレンティー保護区でゆっくり過ごしたり、海の美しい「ノシベ」や「セントマリー島」でのんびりしたい。 
でもいつになるやら・・・。


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