ちよちゃんには緑の屋根の黄色いおうちがある。
生前、ちよちゃんはいつも『ちよちゃんハウス』の中でまったりと過ごし、
ゆっくりした、気持ちよい時間を送っていた。
雨が強い日は たまたま外に出されていたまおちゃんにおうちを取られ、
気持ちよさそうにお布団の上で寝るまおちゃんを横目に、
雨に打たれていたり、
冬の寒い日にまたまたまおちゃんにおうちを取られ、
気持ちよさそうにお布団の上で寝るまおちゃんを横目に、
冷たい風に吹かれてブルブルしたりしていた。
そして自力で歩く事が出来なくなり、家の中で過ごすようになってからも
たまにお庭に出ると、一生懸命自分のおうちの中に入ろうとしていた。
そしてちよちゃんが『ちよちゃんハウス』に戻ってきた。
おかえり~ん
きっと喜んでいるはず。
動物霊園とやらに入れる話も薦められたらしいけど、
代々我が家で過ごしてきた子達は、みんなこのお庭に眠っている。
だから迷わずちよちゃんを連れて帰ってきた両親と祖母。
今までは火葬せずに父が庭に大きな穴を掘り、埋めてあげていたけれど、
今回はちょっと体力的にそれも難しいとの事で初めて火葬してもらった。
しばらくはこの『ちよちゃんハウス』で、気持ちよい秋風を堪能するらしい。
みんなの所に行きたくなったら、ちゃんとお庭の土を掘ってあげるからね。
「写真撮るからまおも一緒に入りなさい!」的にちんまりいるまおちゃん。
これからは仲良く一緒に寝るのよ。
そしてちよちゃんが戻ってきた写真を送ってきてくれた父に感謝感謝。
・・・余談・・・
この『ちよちゃんハウス』、数年前に夫が作りました。
DIYのお店で犬小屋のパーツを買ってきて組み立て、綺麗に色を塗り、
パソコンで「ちよ」という字を作り、それを切り抜いて型を作り、
名前を入れてあげたりするあたり、そろそろ皆さんも納得できるでしょ・・・