鳥と犬と猫と、ときどき雀

ー鳥2羽と保護犬2匹と捨て猫2匹との生活を綴ったブログですー

猫の憧れ??

2023-12-15 | 猫のこと

八割れ猫のウニもシッポナも、ふと見ると窓辺に座って外の世界を見ていることが良くあります。  その姿を見ていると 「外に行きたいのかな?…」と可哀そうな気持ちになります。 が、  調べてみるとそうではないことが分かりました。

あるサイトには次のように書かれていました。

『猫が窓の外を眺める1番の理由は、「縄張り監視」です。
品種や性別にもよりますが、猫は縄張り意識が高い動物です。外で暮らす猫は特に自分のテリトリーを守る意識が強いのですが、子猫の頃からずっと室内で暮らしている猫にもその特性はみられます。
室内猫にとって普段過ごしている部屋の中は自分のテリトリー(縄張り)のため、家の中に敵が侵入して来ないか、異常はないかなど、窓の外を見ながら監視しているのです。
監視中に実際に知らない人や生き物が現れると警戒心を強めますが、自分の縄張り(部屋の中)に入って来ないと分かると「守り抜いた」という安心感や達成感を得て、それだけでストレス解消になっているようです。
窓の外を見て縄張りを監視することは、縄張り意識の強い動物である猫にとって、とても重要な行為の1つなのです。

2つ目の理由はストレスの解消です。猫は動体視力のほか聴力もとても高く、猫の五感の中で聴覚が最も優れているといわれています。
窓の外では虫や鳥などの生き物のほか、風になびく植物や行き交う人々、場所によっては車など、さまざまなものが動き 音を出しています。猫は安心できる縄張りの中で、動くものを見たり、物音を聞いたりするだけでもストレス解消ができるといわれています。人間に例えると、のんびり公園のベンチに座りながら景色を見たり、リラックスできる部屋で何も考えずテレビを見ていたりするような感覚に近いそうです。

3つ目の理由は日光浴です。猫は紫外線を浴びてビタミンDを合成し、日光浴をした体の毛づくろいをすることで口からビタミンDを摂取するといわれています。また、日光浴をすることで血行が良くなり、内臓の動きが促進されたり皮膚や毛の殺菌などができたりなど、猫にとって良い影響をもたらします。猫が本能的に日光を浴びる習慣を持っているのは、自分自身の健康を保つためでもあるのです。部屋の中で日光浴に1番適している場所といえば、やはり窓辺です。猫が窓辺でじっと座っているときは、健康のための日光浴を行っている最中かもしれません』

 

猫が窓辺で外を見ているのは可哀そうなことではなく、ウニもシッポナも縄張りを守っていたり、ストレスを解消していたり、日光浴をしていたということです。

 

さて、こんな猫の行動から思うのは猫の気持ちもそうですが、人間においてもその真意を知るのはとても難しいということです。なぜなら、人間は真意を隠して言葉を発したり行動したりすることが多々あると思うからです。また、誰もが自分の真意が相手に伝わらずに残念な気持ちになったことがあると思います。

誰もが一度は人間関係は難しいと感じたことがあるのではないでしょうか。

 

シルバーバーチは思念について次のように述べています。(*1)

「思念は、思念の世界においては実在そのものです。が、地上においては、それを物質でくるまないと存在が感識されないのです。肉体による束縛をまったく受けないわたしの世界では、思念は物質よりはるかに実感があります。思念の世界だからです。わたしの世界では霊の表現または精神の表現が実在の基準になります。思念はその基本的表現の一つなのです。

勘違いなさらないでいただきたいのは、地上にあるかぎりは、思念は仕事や労力や活動の代用とはならないということです。強力な補助とはなっても、代用とはなりません。 

やはり地上の仕事は五感を使って成就していくべきです。労力を使わずに思念だけで片付けようとするのは、邪道です。 これも正しい視野で捉えないといけません」  地上人類の最高の福音 

 

地上においては思念を物質(言葉)でくるまないと存在が感識されないから、その人の思念や真意を推し量るのは難しいということだと理解できますが、私たちも霊的存在であり、その思念は次元の異なる霊の世界では実在として感識されているということです。

そう知ると背筋が伸びます。真理を知る以前の私は誰もいないから…と、ずるしたり、手を抜いた入りしたことがたくさんありましたし、心の中で人のことを悪く思ったりしたことも多々ありました。 

が、私たちには解らなくても霊の世界で生きている存在の守護霊はもちろん、亡くなった身近な霊、背後霊、高級霊、低級霊…そして天使や妖精にも思念は伝わっているということです。また、いつかは誰もが死んで霊の世界へ移行することになりますが、その世界では思念が全てに丸裸になるということなのです。

それは私たちはが肉体を携えた霊的存在であり、地上にいると同時に霊は霊の世界にも存在し思念を発しているからです。その思念は周りに存在している大勢の霊的存在者にすべてに知られているのですから、間違いを正していかなくてはという思いになります。

 

そして、これは凄いことだと思います。

なぜなら、秘密とか内緒は存在しないということだからです。そして誰もが必ず迎えることになる死の先では、その思念が基本的表現になるのですから…人が見ていないから聞いていないからと言って、怠惰な生活や愚痴、悪口などはもってのほかなのです。

そもそも誰かが見ているからと、態度や思いを変えようと思うこと自体が未熟である証拠だと思います。

霊的存在としての意識をもっと精神に刻んでいけるように静かな時間をもって、次元を超えた愛ある世界を身近にしていきたいと思います。

 

でもなぜ、地上で暮らす人間は肉体という身体をまとい五感という感覚に頼った生活しかできないのでしょうか。地上世界も思念が現実の世界なら、あえて意識して自分を制して苦労をする必要はありません。 

でもそこが今の自分のいる場所であるのは確かであり、それが意味することは一体何なのでしょうか。 

それは地上世界が霊的成長のスタートであるからです。

 

考えの違いや言語の違い、文化の違いや環境の違い、そして何より霊的成長度の違いの中で、肉体という霊を表現しにくい環境の中で、内在する自我を発揮していく場所としてあるのです。(*2)

そして地上にいても思念が表現の基準であることに変わりはなく、思念を五感を使って表現していく際に間違った感情を抱いた時がとても重要なのだと思います。

霊の世界では、その思念はすぐさま周りの霊に知れ渡りますが、地上は五感にくるんで発信するまで他の人には伝わりません。しかし真理を知った今その間違った思念を改めるチャンスがあるということだからです。

これは真理を知ったことの恩恵の一つと言えますが、自分の内面を改めることができ、それはすなわち死後に待ち受けている新たな生活の場での備えになっているということです。

 

五感という狭い視野しか持てない地上は霊の世界への準備であることが良くわかりますし、その地上に生まれてきたということは地上体験が必要だからです。

しっかりと地上での体験を死後の世界への準備にできるように努めていきたいと思います。自分の思念を神の摂理に適うものに改めて、五感を使って仕事や労力、活動に活用していきたいと思います。

と同時に、人の役に立てるように成長をしていきたいと強く思います。

 

シルバーバーチの言葉です。

「そもそもこうして地上にうまれてきたということがあなたがまだまだ完全でないことの証拠です。欠点に気づいてそれを直し、過ちを犯してそこから教訓を学び、そうやって少しづつ内部の神性を開発していく、それが地上生活のそもそもの目的です。が、それには長い長い時間を要することです。
その過程において、一人の人間の魂に本当の自我を見出させてあげることができたら、それであなたの存在意義があったことになります。たった一つの魂で十分です。魔法の杖の一振りで何千人、何万人もの人を一度に改心させて霊的な価値を悟らせるなどということは、絶対にできません」  シルバーバーチの新たなる啓示(ハート出版) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(*1)「地上人類の最高の福音」は、スピリチュアリズム・ブックスから購入できます。
 
 
(*2)  「関東シルバーバーチの会」という、「シルバーバーチの霊訓」を学ぶ読書会のメンバーが「あいのしんこと舎」を設立し、自費出版にてスピリチュアリズムの知識を分かりやすく絵本にしました。

絵本は全部で「コトとシンのうちゅういちたのしいおはなし」     「コトとシンの10のどうして?」     「コトとシンのうちゅういちたいせつなおはなし」    「コトとシンのうちゅういちすてきなおはなし」

「コトとシンのうちゅういちふじぎなおはなし の五部作です

絵本には人間の本質や地上人生をどうのように生きたなら良いかなど、日常を生きるにあたってのヒントがたくさん描かれています。大人の方にも目からウロコの絵本です。

絵本は英語版、中国版もあります。ご興味のある方はぜひ「あいのしんこと舎」のホームページへ足を運んでみてください。

 また、読み聞かせ動画のあいのしんこと舎チャンネル 」からは、コトとシンシリーズの全巻を見ることができます。心に響く語りと可愛い絵とバック音楽(オリジナル曲)が心を和ませてくれます。


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