ライフネット生命の情報開示

　ライフネット生命という保険会社が存在していることすら知らなかったが、インターネット専門の保険会社だそうだ。そのライフネット生命が『保険料の原価』を開示したとかで、他の保険会社から恨み節が出ているそうだ。後述するが契約者から集めた保険料のうち、契約者に還元する金額よりも大きい金額が保険会社の懐に消えることが暴露されれば影響が出ないわけがないからだろう。

　保険の契約者が支払う保険料は保険金の支払原資となる純保険料と保険会社の経費となる付加保険料で構成されているそうで、付加保険料には高給取りな方々の人件費も含まれている。保険の契約者からしてみれば、保険料に占める純保険料の割合が高いほどありがたい訳で、付加保険料なるものは極力支払いたくないものになる。３０歳の男性が死亡保険金3,000万円の定期保険に加入すると年間の保険料はライフネット生命では約４万円（内訳は純保険料が約３万円、付加保険料が約１万円）だとかで、他の生命保険会社でも純保険料には大差はないそうだ。生命保険は保険料の支払期間が長期に渡るのでトータルでの支出は数百万円、契約内容によっては１千万円を超える大きな金額となる。家計の無駄を見直す価値がある支出の代表格だ。

　消費者の立場からすればライフネット生命の情報開示は称賛に値する。

○http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20081208-00000001-diamond-bus_all