トモエデンキの屁の突っ張り

関西では役に立たないことを「屁の突っ張りにもならない」と言いわれますが、そんなブログです。

「こんな時だけ」の巻

2018年07月19日 | 店主
「晴れの国 おかやま」 倉敷市上東のトモエデンキ です。
《暮らしの安全・快適・省エネのお手伝い》をモットーに日々頑張っています。



「お久しぶりです。こんな時だけお願いするのは心苦しいんですが、エアコンが水漏れしていて使えないので直してもらえませんか?」

と、ずっと疎遠になっていたお客様より修理依頼がありまして


エアコンの購入先は量販店のケーズデンキさん


なぜ、購入店に修理依頼されないのか?

話しを聞くと、購入して6年目で保証は切れ、修理見積もりが出張費や作業費で3万~5万円ぐらいかかるかもと

まだ見に来てないのにねぇ

まぁ、見に来るだけでもしっかり費用は請求されますが・・・

どうしてか

それは、ケーズデンキさんが修理をするのではなく、メーカーのサービスに依頼をするからなんです。
修理見積もりだけでも出張費や作業費を請求されるでしょう


まぁ、そんなことはどうでもよく


当店に修理依頼をしていただいたことに感謝しましょう・・・か


常日頃、お付き合いをさせていただいてるお得意様でしたら問題ないのですがねぇ

こんな忙しい時期は断りたい気持ちもありましたが、「来る者拒まず、去る者追わず」の精神でお受けさせていただきました。


そして、工事や修理の合間に訪問させていただくと


和室に取り付けられたエアコンからは




左角から




ポタポタと滴が落ちてました。

下の畳は



一部はカビが・・・

せっかくなら、バケツなんかで受けたほうが良かったのにね


水漏れの原因を探るために本体ケースを取り外し(ダイキンなど安いエアコンは造りがお粗末)


左配管なんで、左の排水ホース接続部分をさわると



ホースの接続部分が根元から“ ポッキリ ”と折れているではありませんか


普通、自然に折れるような所ではありませんから


あきらかに、ケーズデンキさんの施工業者が無理な取り付けをして折ったとしか考えられません

しかし、6年前の事なんで今となっては実費で直すしかないか・・・

これを直すには、ドレンパンを交換しますが

こちらのエアコンはダイキン製で、ドレンパンとボディが一体成形されてますので、部品代や修理作業費がかなり高いです


通常、冷却器から滴り落ちる水はドレンパンと言う受け皿に溜まり、左右のどちらかに接続されたドレンホースから屋外に排水されます。


このドレンパンなんですが、パナソニックなどは取り外しできますのでドレンパンだけ交換すればよく、部品代もそんなに高くありません

ダイキンさんの安物は、ボディと一体構造のため交換するにも室内機を一旦取り外さなければなりませんので、部品代も作業費も高くなるのです。


しかし、今回は施工業者の施工ミスで壊された可能性が強いため、私がお客様に代わってケーズデンキ様と交渉させていただき

ケーズデンキ様よりすべて無償にて修理していただく了解を得ました。

お客様も一安心

今回の修理をお客様が直接ケーズデンキ様に依頼されたとしたら

多分、施工業者のミスには触れず、高い修理見積もりを提示して買い替えを勧められていたでしょう

あくまでも私の推測です。


とりあえず手持ちのボンドでくっつけておきましたので、水漏れは治まりました。後はダイキンのサービスマンにお任せしましょう


こんなに手間がかかるとは想像していなかったので、後のエアコン修理や取り替え工事も予定より遅れてしまいご迷惑をお掛けしてしまいました。


そんな慌ただしい一日も無事終了


つづく