三原映画をつくる会

「三原から日本映画を世界へ発信! 魅せる三原市、再発見」 三原市が舞台・ロケ地の映画実現をサポートするプロジェクトです。

新藤映画の島 競売へ 「愛する会」募金活動の支援について

2014年01月15日 | 活動報告
昨年12月27日付 中国新聞朝刊1面に以下の記事が大きく掲載されました。

新藤映画の島(「裸の島」ロケ 三原・宿祢)競売へ 
「愛する会」募金活動

 映画監督で、2012年5月に死去した新藤兼人さんの代表作「裸の島」のロケ地として知られる三原市沖の無人島、宿祢島(すくねじま)が競売にかけられる見通しになったことが26日、分かった。映画関係者や市民の有志は「新藤映画の原点で、象徴でもある島を保存、活用したい」と、入札に備え募金活動を始めた。
 島は三原港の南東約4.5キロにあり、面積は7401平方メートル。関係者によると、入札と開札は14年2月の見込み。地権者の相続整理で、広島地裁福山支部が13年8月下旬に競売開始を決定した。

 「裸の島」は、1961年にモスクワ国際映画祭グランプリを受賞し、新藤さんの飛躍のきっかけになった。隣の佐木島の住民たちから宿舎の提供など多くの協力を受けた新藤さんは、晩年まで住民との交流を続けた。家族によると、死後は周辺の海に散骨を依頼するほど「島は大きな存在だった」という。
 映画関係者や市民は競売に向け「新藤兼人映画と映画裸の島を愛する会」を結成。落札を目指し寄付を募っている。新藤さんの次男で近代映画協会の新藤次郎社長と俳優の柄本明さん、広島市南区出身の映画美術監督部谷京子さん、三原市で新藤作品を上映する映画祭の中心となっている中野義孝さんが呼び掛け人になった。
 同会は落札できた場合、三原市に寄贈する方向で調整している。部谷さんは「人間の本質を描いた作品の舞台を、誰もが訪れることができるようにしたい」と協力を呼び掛けている。
事務局(近代映画協会内)ファックス 03(3582)4959
<裸の島> 1960年のモノクロ映画作品。主演は乙羽信子と殿山泰司。独立プロダクション近代映画協会の経営に苦しんでいた新藤兼人監督が「生涯をかける作品」として、宿祢島の隣の佐木島の民家に分宿しながら500万円の低予算で撮影した。飲料や畑用の水を隣島までくみに行くなど孤島の厳しい環境の中で、農家の家族が生きる姿をセリフなしで描いた。
(2013年12月27日中国新聞朝刊1面より転載)

この記事を受け「三原映画をつくる会」では、緊急役員会を12月27日に開催しました。
「三原映画をつくる会」は、三原城築城450年(2017年)に向けて三原を舞台・ロケ地とした映画を実現する、劇場公開映画の制作支援プロジェクトですが、ふるさと三原を見つめなおし、54年前に新藤兼人作品を生んだこの地から再び映画作品を送り出そうとする活動でもあります。
協議の結果、2月8日(土)9日(日)の2日間 三原神明市の期間に主催するイベントで「新藤兼人映画と映画裸の島を愛する会」への支援活動を行うことと致しました。
しかし寄付金申し出の期間が1月末であるため、再度協議の結果、役員他有志が個人の立場で「新藤兼人映画と映画裸の島を愛する会」へ寄付を申込みし、また会員の皆様にも申込みいただくよう働きかけることといたしました。

「新藤兼人監督と映画『裸の島』を愛する会 」事務局(近代映画協会内)
FAX: 03(3582)4959
E-mail:kindai@kindaieikyo.com

ここに会員の皆様へご報告するとともに、ご理解とご支援を賜りたくお願い申し上げます。
※不明点やご質問等ございましたら、下記の連絡先へメールにてご一報いただきたく宜しくお願い致します。

三原映画をつくる会 事務局

【お問合せ先】
三原映画をつくる会 事務局
電話   070-5303-0380
E-mail  miharaeiga@yahoo.co.jp

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