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映画「瀬戸内海賊物語」(大森研一監督)の完成披露試写会【東京】

2014年04月12日 | 活動報告
三原映画のメガホンを握る予定の大森研一監督の作品、映画「瀬戸内海賊物語」の完成披露試写会が4月9日、都内で行われ、物語の中心を担う子どもたちを演じた柴田杏花、伊澤柾樹、葵わかな、大前喬一、経験豊富な内藤剛志、小泉孝太郎、中村玉緒、メガホンをとった大森研一監督が舞台挨拶に登壇した。

【「瀬戸内海賊物語」舞台挨拶の模様】

 「瀬戸内こども映画祭」の脚本コンペティションでグランプリを獲得した脚本を映画化。史上最強の水軍と言われた村上水軍の史実を交えながら、その財宝をめぐり冒険する4人の子どもたちのひと夏を描く。撮影は約2年前に行われたため、たくましく成長した4人の子役たちの姿に、久々に再会した大森監督は「背が伸びましたね。頼もしいです」と目を細めた。

 1027人が参加したオーディションで主演に選ばれ、一人二役を演じた柴田は「初主演ですごいプレッシャーがあり、私が楓を演じ切れるのか? という思いもありましたが、島に行って生活をすると、何も考えずに入り込めました」と振り返る。さらに、「瀬戸内海の素晴らしい景色を背景に4人で冒険しています!」と力強くアピールした。
 父親役で同じく2役を演じた内藤は「ギャラは一人分です(笑)」とおどけつつ、「子どもが大人になるのは夏だと思います」と語る。撮影前年に発生した東日本大震災にも触れ、「ちょうど絆が大事な時期で“オールジャパン”ということもよく言われていましたが、子どもたちの『横』のつながりだけでなく、先祖の血をつないでいく『縦』の絆も大事に演じました」と振り返った。

 中村は祖母を演じたが、「私は実際には孫はいませんが、もしも孫がいたら、こういうおばあちゃんになりたいという夢のあるおばあちゃんでした。この孫がまた大きゅうなってしもうて」とニッコリ。“最強の水軍”にかけて、中村にとっての最強の存在を問うとやはり、亡き夫・勝新太郎さんの名を挙げ「厄介な男でしたが、私には大切な人でした」。昔の面影の残る古い家屋での撮影についても「勝新太郎が鎧を着て出てきてもおかしくない家でしたな(笑)」としみじみと語り、笑いを誘っていた。

 「瀬戸内海賊物語」は香川、愛媛、徳島での先行上映ののち、5月31日より全国にて公開。

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