三原映画をつくる会

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オール三原ロケで映画 大森監督"家族のふれあい劇" 【読売新聞 7月11日朝刊掲載】

2014年07月23日 | メディア報道
7月11日付 読売新聞朝刊に『オール三原ロケで映画 大森監督"家族のふれあい劇"』の見出しで、オール三原ロケの映画を制作する企画が掲載されました。

オール三原ロケで映画 大森監督"家族のふれあい劇"
 新藤兼人監督の「裸の島」などの舞台となった三原市で、オール三原ロケの映画を制作する企画が進められている。
同市沖の佐木島も登場する「瀬戸内海賊物語」を撮影した大森研一さん(39)が監督を務める予定で、大森さんは「三原の特色を生かした映画にしたい」」と話している。
 大森監督は愛媛県出身。三原で映画を制作する話は、「瀬戸内海賊物語」のために瀬戸内海地域でロケ地を探していて、同市を訪れたことがきっかけで始まった。
 映画では、神社の奉納相撲を通じて子どもたちが成長する姿を描く予定で、仮題は「もののふの門」。2017年の市の「三原築城450年事業」に合わせた公開を目指している。
 大森監督は、「三原のやっさ祭りやタコ料理、筆景山からの風景を盛り込んだ、"家族のふれあい劇"を考えていると話す。
 「国際映画祭での上映を主体にしたいが、(いかにも日本的な)忍者やサムライではなく、タコなど三原独自の武器を生かしたい。世界3大映画祭といわれるカンヌ、ベルリン、ベネチアを中心に出したい」」と意気込んでいる。8月の三原やっさ祭りでも撮影を予定している。
 監督経験は10年以上あるが、長編の商業映画を撮り始めたのは2009年から。「瀬戸内海賊物語」が3本目で、来春公開予定の4作目を撮り終えたばかり。モスクワ国際映画祭で「私の男」でグランプリを獲得した熊切和嘉監督は大阪芸術大学の同級生で、「刺激を受けた」。しかし、「自分は彼のような作家タイプの監督ではない」と、方向性の違いを強調。「実写版ジブリの感覚で、冒険、エンターテイメントを撮っていきたい」と話す。
 「もののふの門」は、三原市民有志による「三原映画をつくる会」が支援している。会員(個人会員1000円から)を募集中で、問い合わせは同事務局(070・5303・0380)