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三船(MJ)のblogはじめました[仮]

割と地味にいろんなところで文章書いている三船(MJ)のまんがblog。

富井副部長はクビにしたほうが。

2005-05-15 | comic
携帯から更新。現在電車の中で、週明け月曜日発売のスピリッツをフライングして読んでいるわけですが。


やっぱり美味しんぼスゲエなあ。
富井副部長スゲエなあ。
牛肉を食べてないのに脳がやられています。


気になる方は月曜日発売のスピリッツをご覧下さい。


満足できる食事はそこにある

2005-05-10 | comic
今日の漫画:孤独のグルメ/扶桑社文庫[全1巻]

はい、今回突然取り上げるのは「孤独のグルメ」。もう何年も前に買ったこの一冊、なぜいきなりここで御紹介するかというと、先日呑みに行った吉祥寺の居酒屋で原作者の久住昌之氏と隣り合ったからである。そういえばこの店の常連には近隣の漫画家の方々も多かったんだよなあ。ちょっとミーハー気分です。

でこの漫画。ぶっちゃけて言えば中年男が飯を食ってるだけのお話。

以上。

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というわけにもいかないのでもう少し書きます。


さて皆さん、グルメ漫画といえばどの作品をあげるのか。

美味しんぼか。
ミスター味っ子か。
包丁人味平か。
食キングか。
天才料理少年味の助か。
…最後のはスミマセン、グルメ漫画じゃなくて汁系エロ漫画ですね。

上記の漫画と比べ、「孤独のグルメ」が決定的に違う部分。そして、食事をテーマとしておきながらこの漫画を「グルメ漫画」というカテゴリに入れる事を躊躇してしまう理由。それが

「味の感想を語らない」

ということだ。主人公・井之頭は腹が減る。何か食べたい。食べる。食べた。満足(あるいは物足りない)。これで終わる。食ってる最中の彼のモノローグには

うまい
暑い
すごい
注文し過ぎてこんなに食えない(失敗した)

せいぜいこの程度の感想しか浮かばないのだが、これがやけにリアルだ。そう、飯を食うのに蘊蓄も奇を衒った言葉も必要無いのである。

(余談だが、今Googleで、奇を衒った言葉の最高峰『栗田』『シャッキリポン』で検索すると
 5,000件以上もヒットする。これはこれで、まあ、すごいなあと思うんだけれど)



この漫画のファンは多いのだが、どうも作中に登場する食堂(実在の店名を少し変えて登場しています)をさがして食べに行って、主人公と同じオーダーをし、「孤独のグルメだ!」と喜んでいる方がたくさんいらっしゃる様だ。しかしこれには共感出来ない。確かに楽しい行為だとは思うけれど、本作に描かれる食事の清々しさから逆行していないかそれは?

週イチ更新になりつつあります

2005-04-27 | comic
今日の漫画:「イブニング」2005年10号イッキ読み

■軍鶏:
 新キャラに期待持てる。

■ヤング島耕作:
 今さらな人間関係&今さらな展開で島耕作臭強すぎ。

■ミスター味っ子2:
 結局のところ今は何を描いても喰いタン。

■警視正椎名啓介:
 いま「椎名啓介」って一発変換で出た。びっくりした。

■格闘探偵団:
 正直、ちょっと笑いにくい展開。

■K2:
 スーパードクターっぷりが薄くなりつつある。

■ポチ極道:
 何が悲しいって最後のコマの新幹線のデザイン。

■極悪がんぼ:
 何が出色って最後のコマの金子と夏目の顔。
 いや、この漫画は最近イイよ。お勧め。

■おせん:
 よくできた漫画なのは確かだがおれニガテ。これただの好みの問題。

■サラリーマンブラザーズ:
 退屈な新連載。

■ヘルプマン!:
 テーマよりその「描き方」が不満。

■餓狼伝:
 今の「バキ」読むより楽しい。

■浪速グラディエーター:
 5年くらい前の漫画のノリ。絵柄も。

■もやしもん:
 キャラが出そろってきてこれから、という感じ。気のきいた台詞は多い。

■ヤミの乱破:
 大人漫画的なカッコよさ満載。お勧め。

■寿丼:
 そんな昔の作品載せないで新作かいてよ江口寿史。

■マルケンロッキー:
 おれは犬好きだがこの漫画ニガテ。

■銀座の番猫:
 いま最も嫌いな漫画の上位ランカー。

■影風魔ハヤセ:
 光秀の軍議のシーン、ほとんど顔のアップ。

■サマータンク:
 ちょっと昔の吉田戦車に戻った感じが。

■S60チルドレン:
 「ショウワの小学生の生き様を描いたものである」というわりに
 小学生を描けている気がしない。今回も。絵も台詞回しもニガテ。

■がんばれみどりちゃん:
 ちゃんとオチてる。

■山おんな壁おんな:
 この漫画ってネタもつんだろうか。

■ギャンブルレーサー:
 いい展開。

■イブニングパブのこりび:
 問題外。

■ポテチ次郎のビジネスマン講座:
 それなりにきれいなオチ。


ではまたお会いしましょう。

いま読みたい三国志漫画

2005-04-19 | comic
今日の漫画:SWEET三国志/MF文庫版1~3巻[完結]

売れているのかどうだか知らないけれど「コミック三国志マガジン」が刊行され、「蒼天航路」もいよいよ佳境、「覇-LORD-」も武論尊&池上遼一(主に武論尊)が大暴れ、少年マガジンでも大方の予想通りに「覇王の剣」が今週号で終了(オフサイドでファールとられたんだろうか)……というわけで三国志が熱いことになっている。


はい。
そんなわけで本日のお勧めは片山まさゆき「SWEET三国志」。

「三国志初心者に」「入門編として」などと謳っているが、騙されるな。
これは、ある程度の三国志知識のあるひとでないと、楽しめない本です。

作者流の軽みでテンポよくストーリーは展開していくが、実は概ね「演義」に則した内容である。そのあたりで「入門編」などと錯覚を起こしてしまうのかと思うが…。本質はよく出来たパロディであり、やはり本道を押さえた上で入るのが筋だろう。


恐ろしい事にこの漫画、『桃園の誓い』から始まって、文庫3冊で『蜀の滅亡』までを描ききっている(一巻の巻末では、まだ呂布が暴れているというのに!)。そのせいで後半かなり駆け足になってしまった感は否めず、「赤壁あたりをヤマ場にして終了してもよかったんじゃないかなあ」などとも一瞬思ってしまうが、最後まで読むと、そこまで描いたからこその爽やかなフィナーレが待っている。とにかく全ページギャグの濫発で押し切った漫画なのに、この清々しい読後感が得られるというのもちょっと不思議ではある。


このサイトでは、基本的に漫画の内容を具体的に書くのは控えめにしたいんだが、最後に一ケ所だけ紹介したい。

呂布が、董卓と貂蝉が一緒に風呂に入っているのを目撃し、嫉妬に狂うシーン。呂布は、お約束の通りに武力一辺倒で思慮の浅いキャラクター(この漫画では額にクギの刺さったフランケン顔で、No.1ボディビルダーとして描かれている。ちなみに呂布がいるために1位になれなかったのは張飛)だが、嫉妬の炎を燃やした彼は突然、大量の薪割りをはじめ、風呂釜にくべ、お湯をたぎらせる。「この熱さはおれのジェラシー」と言い残して走り去り、ひとり大河のほとりで貂蝉の事を想うのである。

この呂布が、とにかくかわいい。

ひたすらにくだらないギャグ(賛辞です)で突っ走るこの漫画だが、登場するキャラクターがいきいきとバカやっている姿が愛おしく、また登場人物に対する作者の愛情が感じられて、そこがまた気持ちいいのだ。

夜の街で迷子

2005-04-13 | comic
出張先で迷子になりました。

どこだ。ここは。今日宿泊予定のホテルはどっちだ。


さまよい疲れたので、現在コンビニで立ち読み中。手に取った雑誌は「実話マッドマックス」。ショーケンがらみの伝記漫画が連載中ですよ。間違った漢の間違った美学を堪能。


まぁ、普段読まない漫画を読むのも旅の醍醐味って事で。


でホテルはどっちだ。

タイトル画が一番面白かったりする

2005-04-09 | comic
今日の漫画:ピューと吹く!ジャガー/第196笛

はい、週刊ジャンプよりジャガーです。ちょっとフライングして読んでみたんですが、今回そんなに面白い話でもなく台詞回しもキレがなく、正直言って若干ダレ気味なんですが、最後のコマ・ジャガーの親父がかっこよすぎるのは見ておいても損はない。
ガイジンナメンナヨ~!!
いや、やっぱりちょっとダレてるんですけどね。

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本編とは関係ないけれど巻末の目次&作者コメント。

うすた京介氏いわく
「逆境ナイン実写映画化!びっくりしました。僕一番影響うけたかもしれないマンガです」

おれもです。
見に行かなきゃ。

このblogはまんがblogです

2005-04-08 | comic
今日の漫画誌の表紙&巻頭グラビア:石坂ちなみ


今週は書き込み少なめだったけれど、ネタはいろいろありました。



●増ページを3連続見開き大ゴマで思いきり贅沢に使い切ったヤングアニマル「エアマスター」
●ついに始まってしまった漫画サンデー「湯けむりスナイパー・2」
 (コレはまた別の機会に語ることもあるでしょう)
●最終回をむかえてホッとしたスペリオール「女の子ものがたり」
 (救いようのない悲愴感を淡々と垂れ流してきたのは最終回の最後のページのためだった)

しかしここで話題にしたいのはヤングジャンプ。
石坂ちなみ、表紙と中面で気合いの入り方に差がありすぎ。

というか、中面の写真、雑すぎ。

表紙ではそれなりに入り込んだ表情(なんとなく不器用な感じではあるけれど)を見せているのに、中面の写真はなんかダレきっているのだ。なんかテキトーなのだ。さらには「メガネかけさせてパンチラもどき」の写真である。あんなグラビアを堂々と巻頭に載せちゃだめだ。読者なめんな!グラビアウォッチャーなめんな!

どうも最近、グラビアページの質が落ちている気がしてならない。デッサン用のポーズ集じゃないんだから、ただいろんな角度で撮ればいいってもんじゃなかろうに。ビジョンがなければ。キクぜ!キクぜ!

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さて、次回のグラビアブログは

「地味な顔がゆえに根性が発達した」小阪由佳
「迫るリバウンドの恐怖」滝沢乃南

の2本をお送りします。お楽しみに!



うそです。

『大佐のポーズ』を流行らせろ

2005-04-05 | comic
今日の漫画:団地ともお/第72話

というわけで"今・一番読み逃せない漫画"、「団地ともお」です。

しかしこの漫画も人にお勧めするのが難しい。全編通して何も事件が起こらなかったりするので、粗筋を説明しにくいのである。だからといって平凡な団地の小学生の日常を淡々と描いているわけでもない。そこかしこのディティールが変で、違和感に気がつく程度にはおかしいのに、それでいてリアルなのだ。そういう意味で一級のファンタジーだよねこの漫画。

今回の話も、何も起こりません。
読んでほくそ笑んで下さい。

絵柄が古いとか言うな!

2005-03-31 | comic
今日の漫画:オンサイト!/第3話


うわー!
なんか、名作になりそうな気配よ!

モーニングで隔週連載が始まったばかりの「オンサイト!」でした。
以上。

暴れんぼ

2005-03-28 | comic
今日の漫画:美味しんぼ/第549話

トビラ絵の山岡の顔が、ここ数年の美味しんぼ中・最高のおかしさです。顔のバランスが雄山に似てきてます。さすが親子。今回は(今回も)料理云々の話は本当にどうでもいいんですが、このトビラ絵と、186~187ページ見開きだけで充分なカタルシスを得られます。

まあ、なんか、いろいろあって(と端折って説明しても差し支えない程度の経緯で)怒髪天を衝いた山岡、富井副部長がデスクに隠しもっていたバーボン(すでにおかしい)をあおって大暴れ。
(以下、赤字は山岡)

「そおら ぶちこわしだー!」
「きゃあ!」
「山岡さんやめて!」
「ガオーッ」
「ひええ!」

机をひっくり返しなぎ倒し投げ付け、吠え、暴れる山岡。逃げまどう社員。泣叫ぶ富井副部長。抱き合っておびえる中松と大石(二人とも警部。山岡を止めろよ)。阿鼻叫喚の東西新聞文化部。

で、まあ、なんか海原雄山が出てきたりいろんな料理が登場したりするわけですが、後の事はどうでもいいです。ここまででお腹いっぱい。あーおもしろかった。え?今回は前編で、来週に続くの?

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自分で書いておいてナニですが、「美味しんぼ」でカタルシス、というのもちょっとどうかなあ。そういえばカタルシスって『排泄』とか『下剤』って意味もあるんだっけか。「美味しんぼ」でカタルシス。

…いや。みなまで言うまい。
(言ってるような気もするが)