『XXXゴーマニズム宣言』

独自の感性で世相を斬る!!お気楽&気ままなお話を…熱く、赤裸々に語りまくる魅惑のブログ♪

禁断?!オレ流「銘弓テイスティングvo.3♪」

2008-02-20 20:28:48 | Weblog
シツコイけど何度でも言うぞ
間違うと営業妨害になっちゃうから
これは「オレの所有する弓だけ」の感想録であり、他に存在する同銘の弓とは
全く関係ないからね。そこの所、よろしく

今回は尾州の名工「松波佐平」だ

・黒漆の平塗り 並寸 7分7厘

この弓は張り顔が独特だ
わが道をゆく 的な独創性を感じる
相打が妙に離れてるんだよね
ある時代の「柴田勘十郎」「宇佐美」にも同様の弓を見かける
あと…籐の巻き方がおもしろい
三階籐っていうらしい…一文字籐っていったかな?
それを握り上に3~5cm巻き、1cmあけ、また3~5cm巻き、1cmあけ、また3~5cm巻く(等間隔)
つまり籐を三段に巻くんだ
これは他流派との差別化のため?
それとも…宗教上なのかな?
でも他には無いこれらのレイアウトが独特の世界感をかもし出すんだね 

重量だが、これも妙に軽い
引き具合は…これまた軽い
躍動感というのか? バネのような筋肉感がある
柔らかい引き具合なのだが…まったりと強さを感じる
軽量ソフトカーボン素材のような…
矢勢は何と表現するべきか??
レーザー光線のようにキレイな高速を描く

そして注目すべきは弦音
例えるなら…小型犬の泣き声
ギャン…いやもっとかん高い…キャ…キャン
道場に響き渡る弦音 これは気持ちいい
相打の離れ具合と弓の形状がもたらす奇跡の音なのか

引いた時「あれ?何かと似てる??」と思った
肥後三郎…うん、うん、似てる…
一番近いイメージ…そう 確か…カーボン弓、肥後蘇山(?)だったか?? 
研究につぐ研究の上、何度も何度も失敗してここに至ったのだろうな
そこにはまず竹弓ありきだろう
作者は違えど…竹の乾燥、油抜き、火入れ、絶妙な技が2人の名工を結びつける(勝手な解釈)
肥後三郎…この人の弓もかつての名工にも勝る雰囲気、持ってるよね
今日に至るまで如何ほどの研鑽があった事か…それに畏れおののくオレ
オレが決めていいなら
間違いなく人間国宝の一人だ(あと数人いる)

松波佐平…もう何張りか欲しい

弓人にとって松波佐平の弦音は麻薬だ 気をつけろ


そうだ あの爺さんに譲ってもらおう












1 コメント

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凄い!! (弓好き)
2008-02-21 00:36:27
凄い弓に囲まれた夢のような生活。羨ましい限りです。銘弓テイスティング♪毎回、楽しみです!次回はどんな弓なのでしょう??

ワクワクします♪
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