
■大切なお知らせ
いつも、 EXILEを応援頂き、誠に有難うございます。
この度、 EXILEのヴォーカルSHUN が、3月29日をもちまして、EXILEを離れ、ソロ活動に専念する事となりましたので、お知らせさせて頂きます。
3月29日に現メンバーでの最後のアルバム「ASIA」。そして、ライブDVD「EXILE LIVE TOUR 2005~PERFECT LIVE "ASIA"~」をリリースし、本作品をもってEXILEの第一章は完結となります。
今後は EXILEの第二章として、新たな形での活動を行っていきます。
なお、 SHUNに関しましては、以前より活動をしてきましたソロ名義である清木場俊介として、活動をしていきます。
EXILEの各メンバーのコメントを別紙に記載しておりますので、ご一読頂けたら幸いです。
今後とも、 EXILE、清木場俊介を宜しくお願い致します。
平成18年 3月27日
■ EXILEより皆様へ
【HIRO】
EXILEならびに株式会社LDHを代表して、大切なご報告をさせていただきます。
EXILEと、SHUNこと清木場俊介は、今後、表現者としては別々の道を歩んでいくことになりました。
当然ながら喧嘩別れなどではあるはずもなく、ありがちな方向性の不一致というやつとも事情が少々異なります。
ただ、その経緯や理由といったものは、とても単純であるようでいて複雑でもあり、言葉で正確に説明することが難しく、結果的に皆さんにご報告するのがこんなにも遅くなってしまいました。まずはそのことをお詫びしなければならないと思います。本当に申し訳ありませんでした。
ひとつ確かなのは、ある瞬間を境に、以前からSHUNのなかでくすぶっていた思いが明確なものになったということであり、僕らはそんな彼の決意を後押しする判断をしたということです。正直、1年前だったら脱退の意志を告げられても「まだ早いし、お互いにとって良い選択ではない」と答えていただろうと思います。「お互い、まだそういう道を選べるところまで到達できていないはずだ」と。が、誤解を恐れずに言えば、最終的には、今こそがその決意を実践に移すのに適したタイミングだという考えに至ったというわけです。
常日頃から本音で本気の付き合いをしてきた自分たちとしては、SHUN本人がどれだけの覚悟をもってその判断に至ったかが痛いほどわかっていますし、彼の夢を奪ったり壊したりする権利は僕にはありません。
外側から見れば、これはEXILEにとっての大事件として目に映ることでしょう。が、EXILEは常に皆さんにも言ってきたように、メンバー一人一人の夢をかなえる場所であり、そしてファンの皆さんはもとより、関わってくれる皆さんの夢も一緒にかなえる場所。そのテーマに基づいて、デビューから自分たちの人生や夢に真剣に向かい合い、活動してきたグループだと思っています。また、SHUNに限らず個人的な夢や思いを持つことは、誰にでも平等な権利でもあり、またそれを常に語り合ってきた仲間であるため、より心に伝わる何かを僕は今回のことを通して強く感じました。
正直な気持ちを言えば、SHUNがいつの日かこのグループを離れるであろうことは、僕自身、予想というよりは確信していたことでもあり、「2年後には訪れることになるのではないかと思っていたことが、現実には半年後にやってきた」という感覚のような気がしています。また僕自身、15、6年の間こういう業界にいるなかで、よく思うことがあります。
5年、10年単位、いや、2、3年単位で考えてみれば、はたして今回のSHUNのことが「脱退」なのか「卒業」なのか、「休業」なのか、どう形容すべきなのかは個人的にはまだわからないというのが本音かもしれません。
すごい都合の良い言い方になってしまうかもしれませんが、2年後、3年後には、また違った形で一緒に何か出来ているかもしれません。いずれにせよ、色々な関わりをもっていくことには変わりはないので、僕は、これからの清木場俊介を信じて、後押ししていくつもりですし、彼とEXILEとをつなぐ強い絆は永遠のものであると信じています。
EXILE全員、またそれに関わるスタッフ全員、今回の事に関して誰一人、ネガティブなものととらえているのではなく、EXILEはもとより、それぞれがもう一つ上のステージへ上がるための足掛かりだと考えています。
デビューした時から今までの、集大成のアルバムそれがまさに今回の『ASIA』であり、全ての思いを込めた作品です。
この『ASIA』をもって、EXILEの第一章を完結させて頂くことになりました。
誠に勝手ですが、僕らの真剣な思い、嘘のない姿をみなさんに少しでも理解して頂き、応援して頂くことを願いつつ、これからも今までの思想に基づき活動していきたいと思っています。EXILEは究極のエンターテインメントを追求していく所存ですし、これからの行動をもって自分たちの意志を証明していくつもりでおります。
LDH所属の清木場俊介の新たなる旅立ち、そして、EXILEの第二章の始まりを、みなさんに見届けて頂きたくここに手紙を書かせてもらいました。これからも、僕らを信じて、ついて来てくれたらうれしいです。
第2章の幕開けと、皆さんとの1日も早い再会を願いつつ─
2006年3月27日 HIRO
【SHUN】
清木場俊介は、3月29日をもって、EXILEを脱退します。
本来であればそのことを決意した時点で皆様にはお知らせしたかったのですが、さまざまな事情によりこうした形式での事後報告になってしまいました。
申し訳ありません。
僕はEXILEに人生を救われ、EXILEでの活動のなかで自分自身を見つけてきました。
そして、そこで「自分が本当に、今、すべきこと」の存在にも気付いてしまったのです。
これまで、さまざまな葛藤を味わってきました。逆に、葛藤があったからこそ今日まで頑張ってこられたというのもあります。
しかし、「このまま此処に居続けたら、自分自身が嘘になってしまう」と感じた瞬間がありました。もちろん脱退を心に決めた後も、EXILEのさまざまな活動に常に全力で臨み、本気で唄ってきました。僕が発してきた言葉にも嘘はありません。
僕にとってEXILEでの最後のアルバムということになる『ASIA』についても、それは同じことです。
EXILEでの、これまでの4年半があったからこそ、今の自分があるということも痛いほどわかっています。が、このまま続けていくことはEXILEというものすごいグループに対しても、応援してくださるファンの皆様、関係者の皆様に対しても、とても失礼なことなのではないかと感じるようになりました。
このままの状態で唄い続けていくことで、自分が唄うこと、表現することを嫌いになってしまうんじゃないかという恐怖感すら抱き始めていた事実もあります。
僕は、何を言われても、誰に責められても仕方ないと思っています。それに反論する資格もないと思います。しかし、自分が自分であるために、貫きたいことを貫くためにEXILEを離れることを決意したのだということをご理解いただければと思います。
ただ、ひとつだけ言っておきたいのは、EXILEが嫌になったわけでもなければ、単純にソロに集中したいから辞めるわけでもないということです。
すべてを正確に理解していただくことは無理かもしれないし、可能だとしても時間がかかるはずだと思います。が、僕自身、これからの活動をもって、自分の決断の意味を証明していきたいと考えています。
我が儘を、自分勝手を、お許しください。でも僕は、我が儘でありたいし、自分の貫くべきものを貫きたいのです。本当に今まで応援してくださってありがとうございます。これまでのことを思うと、感謝の言葉しか出てきません。
これから僕が届けようとしている唄にも、耳を傾けていただければ幸いです。
2006年3月27日 SHUN
【MATSU】
正直、まだ気持ちの整理がついていません。
現実を受け止めてはいますし、きっといつかは個々に各々の活動をしていくことになるんだろうなとは思ってきました。
ただ、本当に素直に言ってしまうと、仮にSHUNちゃんが離れることがあったとしても、もう少し先のことだろうと考えていました。
でも、その決断が“今”であるところに、やっぱり彼の決意の強さを感じずにはいられないし、生半可な思いではないということがひしひしと伝わってきます。
同時に、当然のようにそこにいた人がいなくなってしまうということに、純粋な寂しさを感じてもいます。
もちろん、これは単純な別れではないし、明日から縁が切れるとかそういうことではありません。
ただ、僕らの側には、万が一彼が戻りたいと言ってきたときには両手を広げるつもりがあるけれど、彼自身は、そんな可能性すら微塵も残さないつもりで決意に至っているはずだと僕は想像しています。
今回のことは、結局、僕ら全員がお互いをリスペクトしあえる関係にあって、SHUNちゃんの活動についても単に共鳴するだけじゃなく、それを後押しすべきだと考えるようになったことの結果だと思います。
彼はこれまで、ソロにもEXILEにも全力で取り組んできました。
でも、もっともっとできるはずだと確信しているはずなんです。
そこで実際に、清木場俊介が何をしでかしてくれることになるのかを、彼に惹かれている人間の一人として、一緒に歩んできた仲間として、楽しみにしていたいと思います。
夢がひとつかなうと、また次の夢が出てきます。
そうやってみんな幸せになっていければいいと思います。
そして僕自身も、まだまだ先に行けるはずだと信じています。
2006年3月27日 MATSU
【USA】
最初、SHUNちゃんに脱退の意志があることを知ったとき、正直、「……今!?」と思いました。
本当のことを言えば、いつかはこんな日が来てしまうんじゃないかと考えていたところもあります。が、その瞬間が本当に訪れてしまったとき、僕は本当に、何をどうしたらいいのかわからなくなってしまいました。
精一杯、日々の活動に取り組むこと以外、邪念を振り払う方法のない日々が続きました。
ただ、EXILEの6人は当初から常に正直に付き合ってきたし、誰もが平等に各々の夢を追求することができるのがEXILEの“あり方”でもあります。
だから、きっといつかSHUNちゃんがEXILEを離れて、自分ひとりでもっと濃い音楽活動をしていきたいと言い出すことになるのは、心のどこかで予想もしていた気がするし、覚悟していたつもりでもあった気がします。
逆に言えば、それはどのメンバーにも起こり得ることでもあるわけで……。
今はとにかく、SHUNちゃんの気持ちのいちばん重要な部分が「辞めたい」ということじゃなく「自分を貫きたい」ということなんだということを皆さんに理解して欲しいと願っています。
正直、不安でいっぱいの状態ではあります。
自分たちでもこの先、何がどうなるかわからないところがたくさんあります。
でも、だからこそ頑張らなきゃいけないとも思っていますし、しっかりと前だけを見据えていないといけないなと感じています。
発表がここまで遅くなってしまったことについてはお詫びをしなければならないと思いますし、逆に、いろいろな憶測を招くことになったのかもしれません。
そして、どうしてもわかって欲しいのは、これは誰かが勝手に決めたことではなく、6人全員で決めたことだということ。
これがEXILEとしての判断であり決意表明であるということを、ご理解いただけることを願っています。
2006年3月27日 USA
【MAKIDAI】
EXILEは過去最大の変革を迎えました。
何かが変わっていくとき、人間にはいろんなものを乗り越えていく必要があるんだ
ということを痛感している今日この頃です。
こういう流れを選択することになったのには、当然一言では言い表せない、いくつかの理由があるわけですが、僕自身はとても必然的な出来事だったんじゃないかと考えています。
この6人が集まった経緯、各々の背景にあるものを考えると、やっぱり根本には各々の“夢”があるわけです。
自分のやりたいことを追求したい─それは自然なことだし、それに対するフォーカスを、たまたまいちばん早く絞りこめていたのがSHUNちゃんだった、ということだと考えています。
彼は、いろんなことを人一倍考える人です。男気のある人です。
いつかは自分自身で舵を取って何かをやりたいと言い出すことになるのだろうと、僕自身も思っていました。
安直な決意でこういった判断に至ったわけじゃないことは明らかだし、少なくともそこはわかってもらえたらな、と思います。
だからこそHIROさんをはじめ、僕らも彼の背中を押すことにしたわけです。
自分があえて言うまでもないことだろうけども、とにかくSHUNちゃんには、彼自身の望むことを思い切りやって欲しい。
今もそうだけど、これからも、お互いリスペクトしあえるような関係でいられるように、共に頑張っていきたいと思っています。
デビュー当時から、EXILEとして言ってきた個人の夢を、本当の意味で応援しあえる6人の関係という意味を、時間はかかってもいいから、いつか皆さんにわかってもらえればいい、そういう気持ちですべてのことを決めました。
皆さんがずっとEXILEの前に居続けてくれるのであれば、きっといつか、すべてわかってもらえるはずだと信じています。
2006年3月27日 MAKIDAI
【ATSUSHI】
まず最初に、今回のこの件を、最後のライブ時に確定していなかったこともあって、それを皆さんにお伝えできなかったこと、そして急に皆さんを驚かせてしまったことを、グループの一員として、お詫び申し上げます。申し訳ありませんでした。
僕も、ここしばらくの間、自分の中にため込んだ思いを吐き出せない、苦しい時間を過ごしてきました。SHUNちゃんが横浜アリーナの最後のステージでこの事実を言いたかった気持ちは、痛いほど伝わってきて、僕自身も辛かったです。ですが、正直、EXILEファンの皆さんなら、理解してくださると、僕は信じています。NEWシングル『YES!』の歌詞のように、お互いにとって“きっとプラスになる”と信じて、SHUNちゃんも、メンバーも決断したことです。
僕が皆さんに一番伝えたいのは、メンバー間に決して愛がなくなったわけではないということです。僕の勝手な解釈ですが、SHUNちゃんは決してEXILEを“やめたかった”のではなく、自分の《生き方》を“まっとうしたかった”だけだと思うんです。清木場俊介というアーティストは、僕から見ていて、すごく、生きるというパワーや、生きる意味みたいなものを感じさせてくれます。つまり生き様ですよね。
命をかけて、生き様を伝えている清木場俊介が、器用に二つのグループをこなすことに、彼の中でなにかひっかかるものがあったのではないかと、僕は感じました。人生には、正解はありません。何が良いか悪いかもなく、唯一あるとすれば、それは自分の中にだけ存在する“信念”みたいなものが答えなのかなあと、僕は思っています。その信念にそぐわない行動をしていくと、人はつらくなっていくんだと知りました。
SHUNちゃんには想うが儘行ってほしい! それが僕の、SHUNちゃんに対する愛であり、優しさであり、信念です。彼がそれを望むなら、そうさせてあげたいのです。それは、中途半端じゃなく本気なのが僕に伝わったからです!
ライブDVDの、涙の意味を感じ取ってもらえると、僕らの気持ちがわかっていただけるかと思います。そして今回のアルバム『ASIA』の“Love,Dream & Happiness”は、僕がSHUNちゃんのことを思って作りました。だからEXILESメンバーも全員そういう気持ちでラップを考えてくれたり、歌に参加してくれました。もちろんEXILEはこれからも、続いていきます。続けていく5人が幸せじゃなきゃ、一番つらいのはSHUNちゃんだし、逆にSHUNちゃんがソロになって幸せじゃなきゃ、背中を押したことを後悔することになるのは、他の誰でもない、僕らメンバー5人です。お互いが最高の結果を導くことが、お互いにとっての幸せだということに気が付きました。
僕はEXILEを愛しているし、SHUNちゃんのことを心から愛しています。
そして彼を、本当に心から応援していくことを誓います。僕らの気持ちを理解してもらえるような作品をこれからも一生懸命作っていきたいと思っていますので、どうか温かい目と、温かい気持ちで見守っていただけるとうれしいです。5年後、10年後、お互いにあの時の選択は間違いではなかったといえるように、力をあわせて、お互いを応援しあえていけるように,
がんばります。そして、これからの新生EXILEをよろしくお願いします。
2006年3月27日 ATSUSHI
いつも、 EXILEを応援頂き、誠に有難うございます。
この度、 EXILEのヴォーカルSHUN が、3月29日をもちまして、EXILEを離れ、ソロ活動に専念する事となりましたので、お知らせさせて頂きます。
3月29日に現メンバーでの最後のアルバム「ASIA」。そして、ライブDVD「EXILE LIVE TOUR 2005~PERFECT LIVE "ASIA"~」をリリースし、本作品をもってEXILEの第一章は完結となります。
今後は EXILEの第二章として、新たな形での活動を行っていきます。
なお、 SHUNに関しましては、以前より活動をしてきましたソロ名義である清木場俊介として、活動をしていきます。
EXILEの各メンバーのコメントを別紙に記載しておりますので、ご一読頂けたら幸いです。
今後とも、 EXILE、清木場俊介を宜しくお願い致します。
平成18年 3月27日
■ EXILEより皆様へ
【HIRO】
EXILEならびに株式会社LDHを代表して、大切なご報告をさせていただきます。
EXILEと、SHUNこと清木場俊介は、今後、表現者としては別々の道を歩んでいくことになりました。
当然ながら喧嘩別れなどではあるはずもなく、ありがちな方向性の不一致というやつとも事情が少々異なります。
ただ、その経緯や理由といったものは、とても単純であるようでいて複雑でもあり、言葉で正確に説明することが難しく、結果的に皆さんにご報告するのがこんなにも遅くなってしまいました。まずはそのことをお詫びしなければならないと思います。本当に申し訳ありませんでした。
ひとつ確かなのは、ある瞬間を境に、以前からSHUNのなかでくすぶっていた思いが明確なものになったということであり、僕らはそんな彼の決意を後押しする判断をしたということです。正直、1年前だったら脱退の意志を告げられても「まだ早いし、お互いにとって良い選択ではない」と答えていただろうと思います。「お互い、まだそういう道を選べるところまで到達できていないはずだ」と。が、誤解を恐れずに言えば、最終的には、今こそがその決意を実践に移すのに適したタイミングだという考えに至ったというわけです。
常日頃から本音で本気の付き合いをしてきた自分たちとしては、SHUN本人がどれだけの覚悟をもってその判断に至ったかが痛いほどわかっていますし、彼の夢を奪ったり壊したりする権利は僕にはありません。
外側から見れば、これはEXILEにとっての大事件として目に映ることでしょう。が、EXILEは常に皆さんにも言ってきたように、メンバー一人一人の夢をかなえる場所であり、そしてファンの皆さんはもとより、関わってくれる皆さんの夢も一緒にかなえる場所。そのテーマに基づいて、デビューから自分たちの人生や夢に真剣に向かい合い、活動してきたグループだと思っています。また、SHUNに限らず個人的な夢や思いを持つことは、誰にでも平等な権利でもあり、またそれを常に語り合ってきた仲間であるため、より心に伝わる何かを僕は今回のことを通して強く感じました。
正直な気持ちを言えば、SHUNがいつの日かこのグループを離れるであろうことは、僕自身、予想というよりは確信していたことでもあり、「2年後には訪れることになるのではないかと思っていたことが、現実には半年後にやってきた」という感覚のような気がしています。また僕自身、15、6年の間こういう業界にいるなかで、よく思うことがあります。
5年、10年単位、いや、2、3年単位で考えてみれば、はたして今回のSHUNのことが「脱退」なのか「卒業」なのか、「休業」なのか、どう形容すべきなのかは個人的にはまだわからないというのが本音かもしれません。
すごい都合の良い言い方になってしまうかもしれませんが、2年後、3年後には、また違った形で一緒に何か出来ているかもしれません。いずれにせよ、色々な関わりをもっていくことには変わりはないので、僕は、これからの清木場俊介を信じて、後押ししていくつもりですし、彼とEXILEとをつなぐ強い絆は永遠のものであると信じています。
EXILE全員、またそれに関わるスタッフ全員、今回の事に関して誰一人、ネガティブなものととらえているのではなく、EXILEはもとより、それぞれがもう一つ上のステージへ上がるための足掛かりだと考えています。
デビューした時から今までの、集大成のアルバムそれがまさに今回の『ASIA』であり、全ての思いを込めた作品です。
この『ASIA』をもって、EXILEの第一章を完結させて頂くことになりました。
誠に勝手ですが、僕らの真剣な思い、嘘のない姿をみなさんに少しでも理解して頂き、応援して頂くことを願いつつ、これからも今までの思想に基づき活動していきたいと思っています。EXILEは究極のエンターテインメントを追求していく所存ですし、これからの行動をもって自分たちの意志を証明していくつもりでおります。
LDH所属の清木場俊介の新たなる旅立ち、そして、EXILEの第二章の始まりを、みなさんに見届けて頂きたくここに手紙を書かせてもらいました。これからも、僕らを信じて、ついて来てくれたらうれしいです。
第2章の幕開けと、皆さんとの1日も早い再会を願いつつ─
2006年3月27日 HIRO
【SHUN】
清木場俊介は、3月29日をもって、EXILEを脱退します。
本来であればそのことを決意した時点で皆様にはお知らせしたかったのですが、さまざまな事情によりこうした形式での事後報告になってしまいました。
申し訳ありません。
僕はEXILEに人生を救われ、EXILEでの活動のなかで自分自身を見つけてきました。
そして、そこで「自分が本当に、今、すべきこと」の存在にも気付いてしまったのです。
これまで、さまざまな葛藤を味わってきました。逆に、葛藤があったからこそ今日まで頑張ってこられたというのもあります。
しかし、「このまま此処に居続けたら、自分自身が嘘になってしまう」と感じた瞬間がありました。もちろん脱退を心に決めた後も、EXILEのさまざまな活動に常に全力で臨み、本気で唄ってきました。僕が発してきた言葉にも嘘はありません。
僕にとってEXILEでの最後のアルバムということになる『ASIA』についても、それは同じことです。
EXILEでの、これまでの4年半があったからこそ、今の自分があるということも痛いほどわかっています。が、このまま続けていくことはEXILEというものすごいグループに対しても、応援してくださるファンの皆様、関係者の皆様に対しても、とても失礼なことなのではないかと感じるようになりました。
このままの状態で唄い続けていくことで、自分が唄うこと、表現することを嫌いになってしまうんじゃないかという恐怖感すら抱き始めていた事実もあります。
僕は、何を言われても、誰に責められても仕方ないと思っています。それに反論する資格もないと思います。しかし、自分が自分であるために、貫きたいことを貫くためにEXILEを離れることを決意したのだということをご理解いただければと思います。
ただ、ひとつだけ言っておきたいのは、EXILEが嫌になったわけでもなければ、単純にソロに集中したいから辞めるわけでもないということです。
すべてを正確に理解していただくことは無理かもしれないし、可能だとしても時間がかかるはずだと思います。が、僕自身、これからの活動をもって、自分の決断の意味を証明していきたいと考えています。
我が儘を、自分勝手を、お許しください。でも僕は、我が儘でありたいし、自分の貫くべきものを貫きたいのです。本当に今まで応援してくださってありがとうございます。これまでのことを思うと、感謝の言葉しか出てきません。
これから僕が届けようとしている唄にも、耳を傾けていただければ幸いです。
2006年3月27日 SHUN
【MATSU】
正直、まだ気持ちの整理がついていません。
現実を受け止めてはいますし、きっといつかは個々に各々の活動をしていくことになるんだろうなとは思ってきました。
ただ、本当に素直に言ってしまうと、仮にSHUNちゃんが離れることがあったとしても、もう少し先のことだろうと考えていました。
でも、その決断が“今”であるところに、やっぱり彼の決意の強さを感じずにはいられないし、生半可な思いではないということがひしひしと伝わってきます。
同時に、当然のようにそこにいた人がいなくなってしまうということに、純粋な寂しさを感じてもいます。
もちろん、これは単純な別れではないし、明日から縁が切れるとかそういうことではありません。
ただ、僕らの側には、万が一彼が戻りたいと言ってきたときには両手を広げるつもりがあるけれど、彼自身は、そんな可能性すら微塵も残さないつもりで決意に至っているはずだと僕は想像しています。
今回のことは、結局、僕ら全員がお互いをリスペクトしあえる関係にあって、SHUNちゃんの活動についても単に共鳴するだけじゃなく、それを後押しすべきだと考えるようになったことの結果だと思います。
彼はこれまで、ソロにもEXILEにも全力で取り組んできました。
でも、もっともっとできるはずだと確信しているはずなんです。
そこで実際に、清木場俊介が何をしでかしてくれることになるのかを、彼に惹かれている人間の一人として、一緒に歩んできた仲間として、楽しみにしていたいと思います。
夢がひとつかなうと、また次の夢が出てきます。
そうやってみんな幸せになっていければいいと思います。
そして僕自身も、まだまだ先に行けるはずだと信じています。
2006年3月27日 MATSU
【USA】
最初、SHUNちゃんに脱退の意志があることを知ったとき、正直、「……今!?」と思いました。
本当のことを言えば、いつかはこんな日が来てしまうんじゃないかと考えていたところもあります。が、その瞬間が本当に訪れてしまったとき、僕は本当に、何をどうしたらいいのかわからなくなってしまいました。
精一杯、日々の活動に取り組むこと以外、邪念を振り払う方法のない日々が続きました。
ただ、EXILEの6人は当初から常に正直に付き合ってきたし、誰もが平等に各々の夢を追求することができるのがEXILEの“あり方”でもあります。
だから、きっといつかSHUNちゃんがEXILEを離れて、自分ひとりでもっと濃い音楽活動をしていきたいと言い出すことになるのは、心のどこかで予想もしていた気がするし、覚悟していたつもりでもあった気がします。
逆に言えば、それはどのメンバーにも起こり得ることでもあるわけで……。
今はとにかく、SHUNちゃんの気持ちのいちばん重要な部分が「辞めたい」ということじゃなく「自分を貫きたい」ということなんだということを皆さんに理解して欲しいと願っています。
正直、不安でいっぱいの状態ではあります。
自分たちでもこの先、何がどうなるかわからないところがたくさんあります。
でも、だからこそ頑張らなきゃいけないとも思っていますし、しっかりと前だけを見据えていないといけないなと感じています。
発表がここまで遅くなってしまったことについてはお詫びをしなければならないと思いますし、逆に、いろいろな憶測を招くことになったのかもしれません。
そして、どうしてもわかって欲しいのは、これは誰かが勝手に決めたことではなく、6人全員で決めたことだということ。
これがEXILEとしての判断であり決意表明であるということを、ご理解いただけることを願っています。
2006年3月27日 USA
【MAKIDAI】
EXILEは過去最大の変革を迎えました。
何かが変わっていくとき、人間にはいろんなものを乗り越えていく必要があるんだ
ということを痛感している今日この頃です。
こういう流れを選択することになったのには、当然一言では言い表せない、いくつかの理由があるわけですが、僕自身はとても必然的な出来事だったんじゃないかと考えています。
この6人が集まった経緯、各々の背景にあるものを考えると、やっぱり根本には各々の“夢”があるわけです。
自分のやりたいことを追求したい─それは自然なことだし、それに対するフォーカスを、たまたまいちばん早く絞りこめていたのがSHUNちゃんだった、ということだと考えています。
彼は、いろんなことを人一倍考える人です。男気のある人です。
いつかは自分自身で舵を取って何かをやりたいと言い出すことになるのだろうと、僕自身も思っていました。
安直な決意でこういった判断に至ったわけじゃないことは明らかだし、少なくともそこはわかってもらえたらな、と思います。
だからこそHIROさんをはじめ、僕らも彼の背中を押すことにしたわけです。
自分があえて言うまでもないことだろうけども、とにかくSHUNちゃんには、彼自身の望むことを思い切りやって欲しい。
今もそうだけど、これからも、お互いリスペクトしあえるような関係でいられるように、共に頑張っていきたいと思っています。
デビュー当時から、EXILEとして言ってきた個人の夢を、本当の意味で応援しあえる6人の関係という意味を、時間はかかってもいいから、いつか皆さんにわかってもらえればいい、そういう気持ちですべてのことを決めました。
皆さんがずっとEXILEの前に居続けてくれるのであれば、きっといつか、すべてわかってもらえるはずだと信じています。
2006年3月27日 MAKIDAI
【ATSUSHI】
まず最初に、今回のこの件を、最後のライブ時に確定していなかったこともあって、それを皆さんにお伝えできなかったこと、そして急に皆さんを驚かせてしまったことを、グループの一員として、お詫び申し上げます。申し訳ありませんでした。
僕も、ここしばらくの間、自分の中にため込んだ思いを吐き出せない、苦しい時間を過ごしてきました。SHUNちゃんが横浜アリーナの最後のステージでこの事実を言いたかった気持ちは、痛いほど伝わってきて、僕自身も辛かったです。ですが、正直、EXILEファンの皆さんなら、理解してくださると、僕は信じています。NEWシングル『YES!』の歌詞のように、お互いにとって“きっとプラスになる”と信じて、SHUNちゃんも、メンバーも決断したことです。
僕が皆さんに一番伝えたいのは、メンバー間に決して愛がなくなったわけではないということです。僕の勝手な解釈ですが、SHUNちゃんは決してEXILEを“やめたかった”のではなく、自分の《生き方》を“まっとうしたかった”だけだと思うんです。清木場俊介というアーティストは、僕から見ていて、すごく、生きるというパワーや、生きる意味みたいなものを感じさせてくれます。つまり生き様ですよね。
命をかけて、生き様を伝えている清木場俊介が、器用に二つのグループをこなすことに、彼の中でなにかひっかかるものがあったのではないかと、僕は感じました。人生には、正解はありません。何が良いか悪いかもなく、唯一あるとすれば、それは自分の中にだけ存在する“信念”みたいなものが答えなのかなあと、僕は思っています。その信念にそぐわない行動をしていくと、人はつらくなっていくんだと知りました。
SHUNちゃんには想うが儘行ってほしい! それが僕の、SHUNちゃんに対する愛であり、優しさであり、信念です。彼がそれを望むなら、そうさせてあげたいのです。それは、中途半端じゃなく本気なのが僕に伝わったからです!
ライブDVDの、涙の意味を感じ取ってもらえると、僕らの気持ちがわかっていただけるかと思います。そして今回のアルバム『ASIA』の“Love,Dream & Happiness”は、僕がSHUNちゃんのことを思って作りました。だからEXILESメンバーも全員そういう気持ちでラップを考えてくれたり、歌に参加してくれました。もちろんEXILEはこれからも、続いていきます。続けていく5人が幸せじゃなきゃ、一番つらいのはSHUNちゃんだし、逆にSHUNちゃんがソロになって幸せじゃなきゃ、背中を押したことを後悔することになるのは、他の誰でもない、僕らメンバー5人です。お互いが最高の結果を導くことが、お互いにとっての幸せだということに気が付きました。
僕はEXILEを愛しているし、SHUNちゃんのことを心から愛しています。
そして彼を、本当に心から応援していくことを誓います。僕らの気持ちを理解してもらえるような作品をこれからも一生懸命作っていきたいと思っていますので、どうか温かい目と、温かい気持ちで見守っていただけるとうれしいです。5年後、10年後、お互いにあの時の選択は間違いではなかったといえるように、力をあわせて、お互いを応援しあえていけるように,
がんばります。そして、これからの新生EXILEをよろしくお願いします。
2006年3月27日 ATSUSHI
お疲れ様☆☆
みどりがカナシムゥって思いながら 見てた。