お稽古の前に・・・基礎編

和のお稽古は ちょっと 敷居が高いと思われる方に 予備知識として 私の経験を含め 書き綴っています
 

生徒さん紹介⑤・・・

2013-06-28 10:12:00 | ①お稽古始めるなら~お弟子さん(生徒さん)紹介
3ヵ月ほど前に入門された M・Bさんです。
見学にいらして その2日後には初稽古・・という感じで 私自身も
驚きましたが とにかく キャリアがあるので 覚えるのが早い!早い!!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

☆きっかけ

笹木美きえ先生のHP これが先生との出会いです。                             
美きえ先生にお世話になり、3ヶ月が過ぎようとしております。                        
昨年末頃「江戸小唄」「端唄」というジャンルを見つけました。
自分の理想とする、「1人で完結」して、「粋で心地の良い音」、練習しても 
「家族にも迷惑にならない(耳障りではない)」「人に聴かせられる」
ジャンルだなあと思い、是非 身につけたいと思ったのです。

元々 幼少の頃から邦楽(筝曲)をやっていて、三味線は10年くらい地唄の曲を。
その為 三味線は持っていたので、それを直し、その後 どこで 習うかを
研究し始めました。
ところが いざ始めようとすると 分からないことだらけなので まずは他所の
「体験教室」に3回ほど行ってみました。
                                         

久しぶりの邦楽、しかも 新しい分野に・・・心躍りました。
でも、そのうちに もっと本格的で 最高の唄に出会いたい・・と思うようになりました。

そこでネットに頼り、どんな先生がいて、どんな流派があって、どんな曲を
やっていて、と 片っ端から調べて たどり着いたのが笹木美きえ先生でした。

先生の唄の粋なこと粋なこと。
私にとって美きえ先生の端唄&俗曲は、最高に魅力的です。            

早速家族にも相談し、家族も「この唄はホントにいいね!」と言ってくれたので、GO!
こうして私は 美きえ先生の門を叩いたというわけです。               

先生は本当に丁寧に、私の力量、何が問題か、どう教えれば理解できるか、など
様々な観点から見て下さり、有り難い限りです。


☆江戸の粋

レッスンは 三味線を弾いたり 唄を唄ったり だけではなく 江戸端唄&俗曲について
その内容の解説なども教えて下さいます。                      

江戸っ子の粋・・とは どんなことなのか、江戸言葉とは、なども。。

私は東北出身なので、江戸言葉(今でも通じる言葉ですが)には、馴染みがありません。 
「○○って言うでしょ?」って言われても 「そうですか?」と言った感じ。      
そんな私に 一つ一つ 私が理解できそうなことから教えて下さいます。

また、先生ご自身が いわゆる江戸っ子気質なんだと度々思います。          
ちゃきちゃきしてるのに、すごい人なのに(昭和初期の超有名歌手の直弟子で
腕も半端無く確か)、全然お高くなく(←失礼ですね)、とてもお優しいと思います。
(甘えないようにしなければ!)

江戸端唄&俗曲の歌詞は、とても魅力的です。                    
背景から知りたいと思い、今では 江戸時代について本やテレビなどで
知識導入しているところです。       

そんなことをしているうちに、他の江戸の娯楽など、特に 落語が好きになって
しまいました。          
端唄も落語も人間の機微などが描かれており、自分自身も 様々な人間模様を
かいま見ることにより 磨かれる気がします。

先生は 曲以外のことについても時々お話して下さいます。              
券\界に通じていらっしゃるので、落語、長唄、歌舞伎などについても本当に
お詳しいです。


☆笹木美きえ先生の唄

お稽古では 先生が「さ、曲を入れてあげましょう」とおっしゃって、
弾き唄いをして下さる時間があります。    
それがたまらなく嬉しいです!                           

何と言っても 自分の大好きな先生の唄の至近距離でのライブ、ですから!!!     
心地良い三味線の響き、心地良い声で粋に唄い回されます。                          
何ともさらりと弾き唄いをされます。
でも決して簡単に真似は出来ないほど奥が深く難しいと思います。

唄と三味線の技術も凄いのですが、一番特筆すべきは、声の質!格段にいいのです。   
多分そのヘルツとかいうのが、人間の耳に心地いい箇所があって、
そのスイートスャbトにドンピシャなのだと思います。
だから誰にも真似が出来ないのですよ。格別な魅力があるのです!
そんな心地の良い粋な唄を 真近で聴ける贅沢は、習わないと得られませんね。    

でも生徒としては、本当はもっとたくさんの方に 聴いて共感してほしいなあと
思っております。         
私は生徒ですが、先生のファンでもあるわけです!


☆3ヶ月が経ち、思う事。

私は音楽性を追求した結果、笹木美きえ先生に出会えたことは 本当に幸せだと
思います。            
自分の納得の行く音楽に 触れられるだけでも嬉しいし、多分五感に非常にいいと
思います。           

また、だんだん自分の体が衰えてくるのを感じ始めているこのごろ、新しいことに
チャレンジすることは、ボケ防止にもなると思うのです。               
自分の将来の為にも 細くでもいいので、何とか続けていければいいなあと
考えております。

自分は 決して先生の域には到達は出来ないのですが、今のところは
『いい所でいいものを目指しながら、気持ち良く』でいいのかな、と思います。

声、というのも楽器の一つであり、三味線とは別に開発していくところですが、
いくつになっても 声も鍛えられるとのことなので、希望があります。         
「ただ声を出す」ところから、「歌を唄う」までいくにはしばらくかかりそうですが、
いい声が出るようになる、気持ち良く唄えるようになる、と思えば、楽しみです。

目指すは「家族に聴かせる」、「友達に聴かせる」もありますが、老人ホームなどで
「端唄や俗曲に馴染みのある年代の方に聴いてもらう」のを当面の目標にしたいと
思います。『さのさ』・・・とかね。

語りが尽きないので、今回はこのへんで。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


沢山褒めていただいて 何だか恥しいですが そう思っていただけるようでなければ
指導者としては イマイチだとも思っています。

M・Bさんは 幼少期からお箏を習っていらして その後 地唄も習われ
そして昨年と仰っていたかしら また お箏を再開されたのです。

ですから 主婦として 母として そして会社役員としての顔も持っていらっしゃる
身としては 本当に忙しいと思うのですが よくお稽古をされてきます。

その意欲があるうちに沢山覚えていただきたいな~~と思います。

今のところ 撥の使い方にちょっと気になる部分はありますが それを克服
されて そして 唄や三味線のお稽古も 自分が考えているよりも長い時間を
費やすことで 見違えるほどのステップアップが出来ると確信しています。

末永く 続けていただきますように!!
私も バックアップをしたいと思っています。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 生徒さん紹介④・・・ | トップ | 笠森おせん~朧夜・・・ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

①お稽古始めるなら~お弟子さん(生徒さん)紹介」カテゴリの最新記事