misty green and blue

Life is like an onion...

B

2016-09-25 | michael schenker


本来の意味は、上等でもなく、下等でもない、中程度のレベルにあることを指し示すB級
一般的には好き嫌いの分かれるもの、カルト的な人気があるもの、A級には及ばないが個性的なもの、普遍的な支持が得難いマニアックなものとして用いられる傾向にある

私はむしろ、OKやgoodを表すB(b)として捉えたい


A面とB面
かつてアナログレコードのEP盤のB面はアーティストの嗜好が強く出たもの、実験的なもの、簡易的に作られたものなどが収録された
例えば、Dancer c/w Girl From Uptown
B面はずばり簡易的に作られたものの典型である

では、アルバムの場合はどうだろう
例えば、Dancerが収録された『黙示録』
2005年にRock Hard magazineの“The 500 Greatest Rock & Metal Albums of All Time”において481位にランキングされるほどの名盤であるが、正直好きな曲とそうでない曲のバラつきがあり、理想的とは言い難い
但し、A面とB面の1曲目と2曲目がそれぞれお気に入りであるという仕上がりになっているのが、面白いといえば面白い

Rock You To The Ground / Michael Schenker Group
 

マイケルとグラハムの静謐なバトルが却ってスリリング☆
後半の咽び泣く怒涛のソロが圧巻

『黙示録』の中で一番“熱い”のは、この曲かもしれない
(何故この曲を戻りゲイリーに歌わせたのか、不思議だ)


さて、個人的には起承転結に則った構成が好ましい
故に好き嫌いのバラつきがなく、ドラマティックに編まれた『神』は、私にとって理想的なアルバムと言える

A面のCry for the Nations、Bijou Pleasurette、Feels Like a Good Thing
B面のInto the Arena、Looking out from Nowhere、Lost Horizons

A面かB面か、正直甲乙付け難い
敢えて選ぶとするなら―

やっぱりBかな


最新の画像もっと見る

コメントを投稿