リフレイン ～中学生時代の初めての告白（前編）～

はい　リネネタがないときに綴る思い出話の時間です


だって最近戦争しかしてないんすよ・・・



戦争おわったら　だらだら雑談して


もう1時には寝てしまってます

ボス？経験狩り？なにそれおいしいの？



ってことで

タイムスリップしよう・・・




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あれは中学2年生のときの話

まぁ多感期ですから当然好きな子の一人や二人はいたわけですが

俺の好きな子はちょっと変わった子でした。


仮名は井沼さんにしときましょうか。


あれです

クラスに一人はいる「目立たないけどやたら大人びた（背伸びした）子」でした。


男子の間では「なんか怖い」「男を寄せ付けないオーラでてる」「ひょっとしてレズ？」などの風評。

女子の間では「顔とかキレイなのに目立つこと嫌いだよねあの子」「一緒のグループの子以外ほとんどしゃべらない」など。


そういえば、ヤンキーじゃないけどヤンキーっぽく見られるとかも本人言ってたな。


地元の公民館などで開かれる地域のお祭りに

上下黒のドレスっぽいコーディネートでくるような子でした。

喋り方もいちいち大人びた口調で

口癖は

「へーおもしろいね、それ」「そういうの結構好きかも」


でした。

結構田舎な僕らのまちでいちいち都会の人っぽく振舞う子でした。




でも彼女の住んでいる場所はそんな田舎の僕らのまちでも

一番田舎な山の方の地域に住んでいました


僕にはそのギャップがすごく愛しかったことを覚えています。



ああああああああｗどうやったら伝わるだろうｗｗｗｗ
彼女のイメージｗｗｗｗｗｗｗ


ああｗｗｗあったｗｗｗｗ



一部にしかわからないでしょうが






90年代後半のAV女優の金沢文子みたいな感じですｗｗｗｗ











くっぺさんと猿さんとてうさんには伝わったかな？ｗ

道連れ～みちづれーｗ




まぁそんな井沼さんなので

ほんとクラスの男子とほっとんど喋っていませんでした。



俺らのグループも「井沼さんは顔とかキレイだけど怖いなｗ」って言ってましたし


たまーにヤンチャな男子が、からかったりちょっかい出しても




「ごめんね、私がもっと人間できてたらあなたと笑えるのに」


とか言いながら一蹴してましたｗｗｗ




まぁそんな感じで俺も2年になった時のクラス変えで


「へーあんなキレイな子同級生でいたんだ」くらいの第一印象だったんですが、

他の男子と一緒でちょっと怖くて話かけられませんでした。




そんな井沼さんが気になりだしたのは中学2年の6月

地元で毎年6月に開かれる「ほたる祭り」でのことです。



俺は仲の良かった男子5人とその祭りにいってたんですが


そこに井沼さん含む女子3人のグループがきて皆で話していたんです。



最初にちょっと紹介しましたが、上下黒色のドレスっぽいコーディネートでお祭りでとったであろう「ビニールに入った金魚2匹」を手にもっていました。


この時俺は初めて学校の連絡事項以外で井沼さんと話しました。



「金魚2匹も獲れたの？すごいやん」


と声をかけると


「ううん、金魚すくいの紙はすぐ破れたの。そしたらおじさんが1匹くれたのよ。
　でも一匹じゃひとりぼっちみたいでかわいそうじゃない？
　だからおじさんに頼んだのもう一匹頂戴って。そしたらくれたわ。」


と思ったより饒舌にこたえてくれた。
意外だったことを覚えている。


そこで俺はちょっとちゃかすように

「へーキレイな子は得だね！」

と言ってみた。



すると井沼さんはちょっとムっとした表情をみせたが
すぐ普段のニヤっと笑っているようにも怒っているようにも見える顔に戻って

「あのおじさんの趣味が悪いだけよ」

と流された。



結局その日しゃべった言葉はそれくらいだったと思う。


ただ
お祭りというめでたい日なのに、全身黒づくめで金魚をもって歩いている井沼さんがやたら妖艶で遠めにみてもドキドキしたことを覚えている。




そして中2の夏
井沼さんとの距離が一気に縮まる事件が起こる。


たしか中間テストの頃だったと思う。

放課後友人と廊下を歩いて教室に戻ろうとしていると

前方からクラスメイトの松岡（お調子者で空気が読めないタイプ）が全速力で走って通り過ぎていった。

なんだろう？と目で追った後に視線を戻すと・・・







鬼の形相で松岡を追いかける井沼さんが通り過ぎていった






むちゃくちゃ怖かった記憶がある・・・ｗ


とりあえず友人と二人で俺たちも松岡と井沼さんを追った


そして松岡は廊下の行き止まりのところまで逃げると


そこにある男子トイレに逃げ込んだ






そこまでたどりついた井沼さんは　

右手で全力でドアを殴りながら





「（ガンガンガン！！）松岡よんでこい！！！」


誰にむかって呼んでこいといったのかは謎であるが
多分怒りでよくわかっていなかったんだと思う。





やっと追いついた友人と俺は
激情してトイレのドアを殴りつづける井沼さんをみて

（こ・・・こぇー・・・）と棒立ちしていた。



すると　井沼さんが俺を見つけるや否や


目に涙を浮かべながら俺に近寄ってきて







「お願いイトウ君・・・松岡が手にもってるの取り返してきて・・・お願い」



と哀願された。




なんか今にも泣きそうな井沼さんの表情にびっくりした。




よし・・・



そうして
俺は友人と二人で男子トイレに入った　　　　　つづく