おもちゃ修理と電子工作

取手おもちゃ病院に所属しておもちゃ修理をしています。私のおもちゃ修理と電子工作のブログです。

追いかけっこアンパンマン

2022-01-26 18:19:17 | おもちゃ修理
 セガトイズの「おいかけっこアンパンマン」というおもちゃ。頭をたたくとスイッチが入り、アンパンマンマーチを鳴らしながら走り回るおもちゃ。
 現在は「Newおいかけっこアンパンマン」という名前になっていて、スイッチが左手先に移っている。




症状: 音がならない。走らない。

故障診断と修理: 電池は単三3本。すべて1.5V。電池BOXの金具に錆は見られない。電源スイッチのレバーが折れているらしく動かない。

 ぬいぐるみは結束バンドで止まっている。爪で抉ると外れる。内部はプラスチックケースに入っている。開けたところの写真。白い線は頭のスイッチに繋がっている。


 基板の写真 下に電源のスライドスイッチがあるが、レバーが折れて動かない


 手持ちのスライドスイッチと取り換えることにする。
 下の2個が手持ちスイッチ。レバーの長さが違う。右上が元々ついていた物。レバーは横に出ているので、手持ちスイッチでは横向きに取り付けなければならない。左上の様に足を曲げて取り付けることとする。


 スイッチを取付ける位置に合わせて基板に0.5mmΦの穴をあけ、はんだレジストを取っておく。左の電池からの配線は穴をあけられないので、赤い線で配線した。


 部品面 スイッチの足のはんだ付けだけでは強度が足りないので、取付けに影響ない場所にエポキシ接着剤で補強した。


 配線済みの写真

 基板を元位置に嵌め込み、ケースを閉じてからぬいぐるみを被せる。
 ケース位置は切り込みを、ぬいぐるみは結束バンドの結合位置で合わせる。

動作確認: 電源スイッチを入れて、頭をたたくとアンパンマンマーチが鳴り、動き出すことを確認。
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