誕生日会第2弾は、プリスクール。
こちらの幼稚園や小学校では誕生日の日に親がクラス全員分の
カップケーキなどを持って行き一緒にお祝いをする。
その場で食べるケーキに加えて家へ持ち帰ってもらう用に
小袋にお菓子や小さなおもちゃを詰めたお土産まで用意しなければならず、
ハロウィン、クリスマス、イースターなどと同様、誕生日もなかなか親は大変。
もちろんやらなくても良いが、このあたりでは8割くらいの親がやっているイメージ。
(全国的にこれがフツウかどうかはわかりません。)
大変ではあるが、純粋に楽しめるし学校での様子を垣間見れるチャンスでもある。
というわけで、今日は誕生日会とともにプリスールライフもちらりとリポート。
今年の誕生日当日はイースターパーティと重なるので、
少し早めて水曜にお祝いしてもらうことになった。
ちゃっぷの通うプリスクールではケーキはボロボロこぼすのでクッキーを持っていくことになっている。
指定された昼食の時間にチョコチップクッキーを持って教室へ入るとちょうど歌の時間。
家でも振り付きで良く歌ってみせてくれているお得意の曲だったのに、私の姿を見たとたん、
ちゃっぷは"Chap's Mommy!!"を連呼しず~っと嬉し恥ずかしのモジモジさん。
そしてランチの時間。
クラッカーの小袋とジュースのみ、なんてメニューはごくフツウ。
"ちゃっぷのお弁当はいつもとってもヘルシーだわ"と先生。
毎日隙間をプチトマトとブロッコリーで埋めるだけの変わり映えしないメニュー。
日本なら全然イケてないお弁当なんですがね・・・。
"みんなのお弁当がとっても不健康でビックリするわ"
と正直な感想はさすがに控えておきました。
10分ほどで、まだほとんど残っているのにお弁当は撤収。
今日は誕生日会が控えているので早く切り上げたのだろうが、
普段でも15分くらいしか時間はとっていないようだ。
ちゃっぷは時々1/3ほど残してくるのだが、それでも良く食べている方なのかもしれない。
私がクッキーを配り始めると、先生が"Happy Birthday"の文字のティアラとロウソクを取り出してきた。
ケーキじゃないのに一体どこにロウソクを?
何と!クッキーの真ん中にめりめりと刺し込んで火をつけた。
アメリカのクッキーはソフトなので、ロウソクを突き刺しても割れないのだが、ちょっとびっくり。
"Happy Birthday"を歌ってもらっている間の、まぁ何と嬉しそうな顔!
ロウソクを吹き消し拍手をもらった瞬間の笑顔。
食事の後は、屋内のジムか外のプレイグラウンドで30分ほど遊んだ後、1時間昼寝して帰宅
というのが決まったスケジュール。
外へ出る為に整列しているところ。
右下に並ぶのはお昼寝マット。
この上に靴のまま寝る。
ちなみに洗濯は月1回。
去年の今頃はアメリカに来て3ヶ月しか経っておらず、Day Careの送迎時にはまだ涙が消えなかった。
それが今はこの満面の笑みだ。
なぜ突然見も知らぬ、聞きなれない言葉を話す人たちの中に一人で置き去りにされるのか、
理解することすらできない1歳10ヶ月のちゃっぷが感じていたのは、「恐怖」そのものだったと思う。
我が娘のこの1年の成長振りに、今日撮った写真とビデオを見ながら、またしても涙する父と母であった。
数ヶ月前から顔らしきものを描き始めたちゃっぷ。
2007年10月
プリスクールでは登園したらまず、皆が揃うまでの時間ぬりえをするのだが、その裏の白紙部分には
いつも自由にお絵かきをして帰ってくる。
今年に入ってすぐ、持ち帰ったぬりえの裏を見て母は胸キュンで動けなくなった。
こ、これはどう見ても家族の絵!
ちゃっぷ曰く、右のしもぶくれが「お母さん」。
否定はしませんけどね、別に。
この日の夜、ちゃっぷが寝てから帰ってきたダンナとこの絵を見ながら夫婦で涙。(バカ?)
それ以来毎日胸キュンお絵かきが続くように。
幼児の描く絵って、何でこんなにかわいいんでしょう。
顔から手足が生えるのはお約束。
↓うーたん
お絵かきと共に最近のブームはなぞり習字。
私がえんぴつで書いた文字の上をうまくなぞって書けるように。
"A"だけはなぞらずに自分で書けるようになったので、
この頃ちゃっぷの絵の周りには無意味に"A"が飛び交う。
大きいお姉ちゃんたちが自分の絵の横に注釈を入れているのを真似ているのかも。
「ねこ」
「DADDY」
飛んでます!
この絵を見て、Daddyは萌え~
「おふとんでねんねするお母さん」
満面の笑顔で「見て~」とこの絵を見せられた私は、萌え~・・・・ません。
ドキっ。
ちゃっぷ画伯よ、母はいつもゴロゴロしてるイメージなのですか?
来週金曜日は、いよいよ3歳の誕生日。
翌々日の日曜から日本へ帰国予定なので、1週間早いが今日はお友達を招いて誕生日会。
この1年でちゃっぷは2度ほどアメリカ人のお友達の誕生パーティに呼ばれている。
一人はお向かいのお友達で、もう一人はダンススクールのお友達。
大体こっちはパーティ好きなので小さいうちから大勢の友達や親戚を招いてパーティをする。
ダンスのお友だちは、ダンススクールのクラスメイト全員を招待していた。
しかし我が家としてはちゃっぷのお友だちを招いての誕生日会はKinderへ上がってから(6歳の誕生日)
のつもりにしていた。
理由は色々ある。
そもそもまだ2歳なので、特定の仲良しが居るわけでもなく本人がやって欲しいとねだるわけでもない。
もちろんやってあげたら喜ぶだろうが、まだ小さいので主催者側も招待客側も親がパーティの間中
ついていないとだめなので、ここが日本であったとしても相当大変だろう。
親も参加ってことは料理だって親の分まで用意しなくちゃならない。
もう少し大きくなったら食べ物と場所さえ提供すれば後は子どもたちで勝手に楽しんでくれるだろう。
ボーリング場、スケートリンク、プール、教会・・・家でしなくても場所には事欠かない。
いたるところでパーティプランが用意されている。
でも2~3歳児となると、やはり家でやるということになってしまう。
余談だが、この間友人の娘さん(小学生)が呼ばれたパーティは冬だというのに水着持参でホテルの温水プールで泳いだ後
その日のためにレンタルしたリムジンで近所のアイスクリームショップへ行き、
夜はホテルのスイートルームでパジャマパーティという、何ともゴージャスなものだったらしい。
(はっきり言って子どものパーティにそこまでするのは馬鹿だと思うけど。)
話はもどって、家に、しかもアメリカ人を呼ぶとなると、いちいち全員に玄関で靴を脱いでくれるように
(中には人前で靴を脱ぐのを極端に嫌がる人もいる)説明する所から始めないとだめだし、料理のメニュー選びも悩みどころ。
アメリカ人の子どもだけならピザのみでOKなのだが、日本人も招いて、それぞれの親も居るとなるとやっぱりピザだけじゃ味気ない。
更に言葉だって2ヶ国語が飛び交うわけで、アメリカ人は当然日本語はわからないし、
日本人のお母さんも全員が英語を話せる訳ではない。
ホスト側としては料理を出したり子どもたちのゲームの進行役をしたりしながらも、
日米双方が居心地の悪い思いをしたり、不快な思いをしないように気をつける必要がある。
まぁ、このような諸々の理由で招待してもらったお友達には悪いが、今年は家族だけで誕生日を祝うつもりにしていたのだ。
ところが1ヶ月ほど前、お向かいの友人が「これ、ちゃっぷにプレゼント!」と言って何やらウォルマートの袋に入れて持ってきてくれた。
透明の使い捨てのお皿2枚の間にキラキラペンやスパンコールなどで飾り付けた紙のレースを挟んである。
その友人の娘の誕生日会で、「良いアイデアね!」と話していた名前入り手作りケーキプレートだ。
しかも20枚。
私たちのために時間をかけてこんな素敵なプレゼントをしてくれたのは嬉しかったが、
これによって、誕生日会をしないわけにはいかなくなってしまった。
迷いに迷って招待客は日本人のチビっ子たち(幼稚園以下)と、お向かいのお友だちにした。
お向かいさんはもう何度か我が家に遊びに来ているので、靴を脱ぐところから説明する必要はない。
ダンスのお友だちは、クラス全員を呼ぶのは無理なので今回は声をかけないことに。
向こうはいつが誕生日か知らないのだから、パーティをすることを言わなきゃいいだけだしね。
(と思っていたらこの間たまたま「そういえば、ちゃっぷの誕生日はいつなの?」と聞かれて
嘘をつくのも変なので「え、2週間後・・・」と答えた後にちょっぴり寒い沈黙が・・・)
そんなこんなで、パーティの準備が始まった。
といっても、パーティ王国?なだけあって、どの町にも1件はあるパーティグッズ専門店へ行けば
パーティと名のつくもの(誕生会、結婚パーティ、卒業パーティ、ベイビーシャワーetc)に必要な品は
1から10まで全て揃う。
子どものバースデーパーティは、本人が好きなキャラクターやスポーツなど何か1つテーマを決めて
招待状から飾りつけ、ケーキ、パーティ後に渡すサンキューカードまでそのテーマにそったものを選ぶのが主流。
もちろんちゃっぷのテーマはミッキー&ミニー。
全てを既製品で揃えると高くつくので、ネットでひっぱってきたミッキーの画像ををプリントしたり、
普通のパーティハットにミッキーの耳をつけたり、手持ちのミッキーと仲間たちのぬいぐるみを総動員したりして
家中を飾りつけ。
仕上げはちゃっぷミニー。
3歳!の練習。できてないし・・・
前にも少し触れたが、ボーリング場など娯楽施設でのパーティじゃない場合、
Jumperを借りたり!
リムジンを借りたり!!
プロのピエロを雇ったり!!!
ただ食べて何となく遊ぶだけでなく、何らかのエンターテイメントを用意しているパーティが多い。
Jumperは少し考えたが、おチビが多いので怪我をさせたらコトだし天候にも左右される(雨だと外に設置できない)。
実際昨日からここでは珍しい雪。(先週は20度超えてたっていうのに、つくづく訳のわからない天気だ)
少人数だし家の中でできるゲームをいくつか用意することに。
それぞれのゲームで獲得したポイントを合計して高得点だった人から順に好きな景品を選べるという形式に。
2~5歳の年齢差があっても皆が楽しめるようにゲームのルールを考えたり景品を用意したりと
大変ではあったが、皆楽しんでくれたようだ。
国籍と年齢の差があるだけに、何も用意してなかったら場がもたなかったかもしれない。
料理+12人用の大きなケーキを焼くのは失敗のリスクが大きいので
今年は近所のベーカリーでアメリカーンなケーキをオーダー。
このケーキが地味に見える自分の感覚の変化が怖い。
そして一切れをしっかり完食する自分の味覚の変化はもっと怖い。
さすがこの一年間、他人の誕生日なのに割り込んで一緒に「ふ~っ」と予行演習し続けてきた甲斐あって
今年は難なく「フ~ッ」もクリアし、楽しい誕生日会は無事終了。
早朝からの料理でフラフラの母はこのブログを書き終え、ようやく長い一日が終了。
おやすみなさい。
生まれてから1歳になる頃までなかなか毛が生えてこなかったちゃっぷ。
男の子に間違われることはしょっちゅうだし、ピンクの服やスカートを着せるとまるでチンドン屋。
だから、1歳過ぎからだんだん毛が伸び始めると嬉しくて、「やっと女の子の母の醍醐味が味わえる!」と
毎日色んな結び方をしたり服に合わせたり、髪飾りを作ったり・・・。
そして前髪以外は一度もハサミを入れないまま2年の月日が流れ、
この坊やが こんなお譲ちゃまに
【2006年3月】 【2008年3月】
半年ほど前から切らなきゃ切らなきゃと思いつつなかなかハサミを入れる勇気が出なかったのだが
毛先はバラバラだし結ばないと収集つかないし、さすがにうっとおしくなってきた。
で、土曜の朝、起き抜けのザンバラ髪を何度もかき上げながらシリアルを食べるちゃっぷを見て
よし、今から切ろう!てことになり
母カット担当、父撮影担当で、First Hair Cutに臨んだ。
緊張の瞬間。
怖がって泣くかと思ったが意外とゴキゲン。
そして
【Before】 【After】
どう?あたしキレイ?
すっきりして、背もスラっと高く見えるし、何といっても朝が楽チン!
今日はプリスクールで、
「かわいいわ~」「お姉ちゃんになって見えるね!」と
先生たちの評判も上々。
気分一新、10日後には3歳の誕生日を向かえ、日本に一時帰国です!
(3/17~4/14に帰国予定。)