
僕は毛糸魂虫です。
僕は誰からも毛嫌いされて居ます。僕を見ると、皆んながキャーキャー言って逃げていきます。
僕はいつも一人ぽっちです。僕は、生まれた時から毎日が雨の日と風の日です。嵐の日も有ります。
そんな時は、僕は逆らう事無く丸くなってコロコロ転がります。
そんな時、僕は僕と似た子に会いました。「君は僕と似ているね、僕は一人ぽっちだけど、君も一人ぽっちなんだね」僕と君は仲良くなりました。
すると、みるみる僕の姿が変わって、白くて美しい大きな羽が生えたのです。それは美しい妖精の様でした。
「君も真っ白で綺麗だね」
そして自由になって、青空へ羽ばたきました。
幼虫の時は、ずっと辛かったけれど、自我を守り抜いた事で、本当の美しい我になれたのです。
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