地震から数日たち、余震も少しづつ減りはじめた・・・
と安心し始めたのもつかの間、計画停電が始まりました。
ガソリンスタンドは閉鎖され、スーパーやコンビニでは長い列、
計画停電に備えるために買い物へ行っても、買うことが出来ず
時間帯をずらして何度も足を運ぶことに。
買い物へ行っても、棚はカラッポ・・・
特に牛乳、パン、お豆腐に納豆など、当りまえのように買う品物が
まったく無くなくなりました。
そうなると慌てて、インスタントものや缶詰めを買おうと思い
探すと・・・
考えることは皆同じ!
すでに完売!売り切れだった( ̄ー ̄)
節電の為、店内の暗い照明が余計に精神的な危機感を感じ
いま必要でないもの・・・
トイレットペーパーやお米、小麦粉、調味料まで・・・
多くの人が買い占めているように見えた( ゜Д゜)
自分も周りの人が買っているものが気になって、つられて
購入しそうに・・・(。-`ω-)
あれ以来、水はダースで購入、電池は充電式を選んでいます。
ガソリンは、まだ余裕があっても、満タンを心がけるようになった。
そんなドタバタになっているとき、福島の友人から連絡が来た!
ご主人と娘さん、犬3匹と逃げるように避難してきた・・・
彼女の実家は福島だが、私の住む地域にご主人の実家がある。
福島の家は、数年前に彼女の実家近くに建てたばかりだった。
ご主人の家は、お姑さんが一人暮らしだった。
取るものも取らず福島を出て、車で走ること数時間。
家に着くなり、外で着替えをするように言われ、脱いだ服は
家の中に持ち込まないようにと言われたそう・・・
更に、車は洗車するようにと。
嫁である彼女だけではなく、自分の息子や孫娘にも冷ややかな
対応だった。
信じられないが・・・
毎日、刻々と広がる原発問題。
外国人は一斉に日本を離れていった。
日本全体がパニック状態だった。
一人暮らしのお姑さんも、さぞかし不安な生活だったはず
パニック状態になってしまったのだろう。
結局、ご主人の実家にも居ずらくなって、3日で福島へ帰った。
自宅へ戻った彼女が、やっぱり我が家が天国だ~と話していた。
彼女の為に何もできなかった。
ただ話を聞くことしか出来なかった。
私の方が彼女に励まされた。
たくさんの勇気をもらった。