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Infiltrate report(潜入レポート)Pattern 1 

2019-08-28 18:37:00 | 日記
私は今や普通のおばちゃんだが、実は様々な仕事に携わって来ている。

今から書くいくつかの仕事に於いて、警察のお世話になるようなことは
「たぶん恐らく」して来てはいないはずだが、ある意味ボーダーライン上の事くらいなら超えて来ているため、書いていいのかどうかを考えたのだが、私の人格を否定しないでいてくれるのなら是非読んで頂きたい。

信じてくれなくてもぜーんぜん構わないのだが、かつて私が体験した表だって取り沙汰されることのない世界の体験談。
バックボーンが存在し、諸事情により依頼された事なので、潜入先や請け負った企業についてはもちろん書けないのだが、今も存在している、一か八かなお仕事(笑)


SMショー倶楽部へ潜入


もう15~20年も前になるが、お金になるなら多少のリスクがあってもダチョウ倶楽部のように身体を張っていた時代があった。
「法に引っかかること」以外ならだいたいは請け負っていた。

マニアが好む雑誌の中に素人が体験したレポートをリアルに書いて参加→高報酬がもらえるとゆう企画がいくつかあり、

「エーコちゃんなら対応できるでしょ」

と推薦されたアルバイトがキッカケとなった。

その店は現在も営業していて<その世界>では有名なショー倶楽部だと聞いている。

私は週末の0時過ぎに正装で入店し、だだっ広いホールの出入口近くのテーブルに上司と一緒に座った。

特に目を引く特徴などないアンティーク調の上品なメインホールだ。
25時を回ったくらいだろうか、急に暗転になり、店内は一瞬ザワついた。
誰もが聞いた事があるだろう


「Ladies and Gentlemen !」


で始まるオープニングコールが響く。

客席の真ん中はダンススペースになっている。
正面には大きなステージもあるのだが、ホール真ん中で何かが始まる予感がし
ていた。
店中の壁に面して長~いフカフカのソファが配置されており、客は男女交互に座っている。
客である男性を全員挟むような形で、間にホステスが座っているのだが、その内の二人が立ち上がり、剥ぎ取るように自分の服を脱ぎ始めた。

二人が脱いだ身体には、女王様御用達のボンテージが付けられ、暗転時に配られたムチと仮面を手に取り、先ほど迄とは別人格に変わる。

ビッターーーンと鞭で床を叩く音に、私は思わず声が出てしまい、観客に振り返られたタイミングで音楽が変わった。

聞いた事のない甘くセクシーな曲。
徐々にボリュウムが大きくなる。

何が始まるんだろうと固まっていたら、客らしき紳士たちも一人一人服を脱ぎ始めた。
なんと! その上半身には女性用のブラジャーを着用している。



マジか…、きぃもぉ~ 😫



6~7組いるカップルの男性は、派手目のブラジャーにビッチビチのスパッツ、今でゆうショートレギンスを履いている。
連れている女性は誰もニヤついてなどおらず平常心のままその場にとけ込んでいる。
とても妙な光景だ。

二人の女王様はスタイルが良く、小顔で背が高い。
私の席からは今いち表情まではよく見えない。
一人が突然、男性に暴言を浴びせ始めた。


「鬼畜きちく野郎~ あんたはいつも汚いんだよ、あたしの言うことを聞く前に、まずは靴からお舐め」


ひと昔前にいた芸人 にしおかすみこ さながらに抑揚をつけて命令をする。
一人は低音ボイスで髪が長い。
キツ目な美人だ。
まるで三流こ芝居を見ているかのようだった。
お決まり事なのか、次は、変態ブラジャー男が懇願をするのだ。


「マチルダさま、シーラさま、どうか私の頭を御おみ足で踏みつけて下さい」


おいおい、おーーーーい😮


なんだよ、それ。
棒読みだな、事前に打合せてるのか…。


照明が全体的にうす紫に変わった。
マチルダさまは再び罵声を浴びせながら 髭ブラジャー男をバンバン叩きのめす。
フロアの床に倒れこんだM男は赤ちゃんのように仰向けのまま悲鳴をあげながら喜ぶ。
その場で失禁するおっさんもいるそうだ。


きぃぃぃっしょ...😱


そんなことが、ホールの真ん中で真剣に行なわれている。
女王様は本気なのか、仕事なのか、けっこうな力で男性客を踏みつけたり、シバいたりを繰り返す。
変態男どもはだんだんと肌の色が変わってゆくので、絶対に痛いはずなのだが、本意気で喜んでいる顔がすごーく怖い...。

四つん這いになるおっさんたちの中には女性用のパンティを付けている超ドM女装客もいる。
網タイツのおっさんもいるし、Tバックのおっさん、女王様にお尻をバンバン蹴られてムチで打たれ、オムツをしたまま気を失うおっさんもいる。

生まれて初めて見るSMショーに私は自然と口が開いていた。

20分ほど、M客たちの悲鳴と女王様の罵声、ムチの音のみのショータイム。
BGMがボブ・マーリーに変わりトリップ感が極まる。
慣れない私だけが、瞬きも出来ないままずーっと固まっていた。


「んな、すげ~だろ? お前も女王様で参加すれば?」


その場の雰囲気に触発されて、上司が半笑いで問いかける。


「な、い、い、嫌に決まってます」 


状況が飲み込めず、脳も舌も回らない。
途中から、このまま無事に帰れるのだろうかとか、あの変態ブラジャー男たちが近づいて来たらどうしようとか、回避策と、いざとなった時の殴り方の手順を考え始めていた。

いや〜でも殴ったら余計に喜ぶじゃんか…。
痛いのが好きな ド変態集団だ。
私の力なんぞ通じないんじゃねーか 
どうすっかな…。

何度か見学している、連れの上司はニヤニヤと同調して見ているため、まったく信用できない。
怖いのか、驚いているのか自分で自分がよく分からない。
その異常な光景に陶酔・心酔する方々の気持ちを聞いてみたいのだが、潜入しているのでインタビューなどは一切出来ない。

1時間弱そんなショーを見せられたのだが、ショータイムが終わると誰も何もなかったかのように元の服を着て歓談し始める。


何なんだ、この世界は...😭


後で聞いたのだが、変態ブラジャー・ドM男たちは、有名企業の会長やら政治家やら大病院の院長やら...。
別に私が知らなくてもいい世界じゃないのよぉぉぉと、
脳と目と心が汚れたような気がした。

もうもう二度と見たくない...。
そして参加していたおっさんたちの誰にも一生会いたくない。














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