終の棲家ストーリー

まさか!の還暦家つくり。しんどくならないように、ゆっくり書きとめながら・・・。

京へ、半日の旅

2012-03-08 21:15:47 | 旅行
主な目的は、“ヒツジパレット2012京都”The Sheep Palette 2012 Kyoto.

羊毛を素材に含む、作品が、広い会場にギッシリ展示されていた。

羊ファン~羊フリークの、質量ともに圧倒的なエキジビション。

11日まで京都文化博物館で催される、ハイグレードの熱気溢れる染織展。

人気投票もあるので、行かないわけにはいかない、と。

さて有料の“生誕250周年 北斎展”、一般的にはこちらがメイン。

浮世絵ファンの端くれとしては、当然、見逃せない。

冨岳三十六景、東海道五十三次(!)に加えて、

百人一首、が、自由な表現で印象的だった。

さて半日とはいえ、食の探訪もゆるがせにできず、 

本日は三条通限定。

昼食は“田毎”のそば(意見の分かれる京都の蕎麦、私は大好き派です)

イノダコーヒー、カウンターで隣席の京都弁に耳をそばだてる、

のも亦よろしからずや。

帰途フラフラと、三条から寺町通に曲がる、学生時代のお気に入りコース、

御池通に届く手前、鳩居堂へ一歩踏み込むと、

長年焚きしめられた薫香に絡め取られ、不思議なことに、

それとは対照的な、甘酸っぱい気分(ナント半世紀前のダヨ)が突如、呼び覚まされた。

あの頃のように、便箋や封筒、ポストカード、を手にとってみて、

ああ、今はもう、送る相手さえ思い浮かばない、ことに愕然とする。

さらに、家にある、アケビ籠いっぱいのレターセットコレクション、

それさえ、一生かかっても使い切れない。

否、既に主の時間切れが迫っている、という厳然たる事実。

そうだ、使い切れないにしても、せめて消化を心がけよう、

一葉ずつ、万年筆ならぬボールペン、下手な手書きで。















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