マーラーをこよなく愛する友人に誘われて、
昨晩は、サントリーホールへ、マーラーの「交響曲第3番2短調」
を聴きに出かけました。
演奏は東京都交響楽団、指揮はエリアフ・インバルさん。
マーラーの交響曲というと、「巨人」(第1番)とか「復活」(第2番)とか
なんとなくタイトルは耳にしたことはあっても、作品として聞いたことは
今までなかった気がする。
勝手な先入観で、マーラーの交響曲は「重々しい」イメージがあって、
敬遠していたのかも。。
この第3番は、演奏時間がとても長い。
第1楽章だけで30分、最終楽章まで聞くと、98分。
途中、休憩時間はなく、映画を1本見るくらいの長さ。
でも、次から次へと展開していく末には、実は、大きな感動が待ってました。
金管楽器、木管楽器、弦楽器、みんな大集合で、いろいろな音色が自由奔放に
飛び交っているように、はじめは聞こえていたのだけれど、
途中から、全ての楽器の音が(それぞれ違う楽器の「音」のはずなのに)、
壮大な響きをもった一つの楽器のように聞こえてきました。。
第4楽章ではアルト独唱、第5楽章では天使のような児童合唱団
(「ビム・バム」と鐘の音に声を合わせる)と女声合唱が入ってくるけれど、
彼らの歌声さえも、「人の声として」というより、楽器の一部のように
完全な調和で奏でられているよう。
すごかった。。
「魂がゆさぶられる」って、こういうこと??
気がついたら、すっかりマーラーの世界へ、天上に連れて行かれた感じ。。。
最終楽章の甘美な旋律には、「全てを受け入れてくれる」ような、感極まるものがあって
何が起きたのかわからないけれど、とどめなく涙があふれてきました。
(自分でもビックリ。。)
この第3番で、マーラーはとっても自然を賛美していて、
(楽譜出版の際には削除されてしまったけれど)それぞれの楽章順に
「夏がやってくる」「草原の花が私に語ること」「森の動物が語ること」
「夜が語ること」「朝の鐘が語ること」「愛が語ること」
。。という表題がつけられていたらしいです。
そっか。。。第6楽章は、「愛が語っていた」から涙がでちゃうんだ、
とちょっと納得できたような、できないような。。(笑)
そして、オーストリアの避暑地で過ごす夏休み中に作られたこの作品。
避暑地に訪ねてきた友人が、自然の美しさに感動していると
マーラーは彼にこう言ったそうです。
"You don't need to look - I have composed to all this already!"
昨晩は、サントリーホールへ、マーラーの「交響曲第3番2短調」
を聴きに出かけました。
演奏は東京都交響楽団、指揮はエリアフ・インバルさん。
マーラーの交響曲というと、「巨人」(第1番)とか「復活」(第2番)とか
なんとなくタイトルは耳にしたことはあっても、作品として聞いたことは
今までなかった気がする。
勝手な先入観で、マーラーの交響曲は「重々しい」イメージがあって、
敬遠していたのかも。。
この第3番は、演奏時間がとても長い。
第1楽章だけで30分、最終楽章まで聞くと、98分。
途中、休憩時間はなく、映画を1本見るくらいの長さ。
でも、次から次へと展開していく末には、実は、大きな感動が待ってました。
金管楽器、木管楽器、弦楽器、みんな大集合で、いろいろな音色が自由奔放に
飛び交っているように、はじめは聞こえていたのだけれど、
途中から、全ての楽器の音が(それぞれ違う楽器の「音」のはずなのに)、
壮大な響きをもった一つの楽器のように聞こえてきました。。
第4楽章ではアルト独唱、第5楽章では天使のような児童合唱団
(「ビム・バム」と鐘の音に声を合わせる)と女声合唱が入ってくるけれど、
彼らの歌声さえも、「人の声として」というより、楽器の一部のように
完全な調和で奏でられているよう。
すごかった。。
「魂がゆさぶられる」って、こういうこと??
気がついたら、すっかりマーラーの世界へ、天上に連れて行かれた感じ。。。
最終楽章の甘美な旋律には、「全てを受け入れてくれる」ような、感極まるものがあって
何が起きたのかわからないけれど、とどめなく涙があふれてきました。
(自分でもビックリ。。)
この第3番で、マーラーはとっても自然を賛美していて、
(楽譜出版の際には削除されてしまったけれど)それぞれの楽章順に
「夏がやってくる」「草原の花が私に語ること」「森の動物が語ること」
「夜が語ること」「朝の鐘が語ること」「愛が語ること」
。。という表題がつけられていたらしいです。
そっか。。。第6楽章は、「愛が語っていた」から涙がでちゃうんだ、
とちょっと納得できたような、できないような。。(笑)
そして、オーストリアの避暑地で過ごす夏休み中に作られたこの作品。
避暑地に訪ねてきた友人が、自然の美しさに感動していると
マーラーは彼にこう言ったそうです。
"You don't need to look - I have composed to all this already!"