Fuji Rock 11レポ（7/30）

1日目ホテルに帰ってから見たTV越しのニュース映像には流石に呆気に取られました。
こんな中で開催してていいのか？と自問自答しながら迎えた2日目フジ。
会場に着いたら普通の雨模様。
97年に始まり何回も雨に打たれてきたんでもう麻痺しちゃったのかも(笑)。

でも昨晩の豪雨で川が増水、
ホワイトからグリーンに抜けるボードウォークは一時通行止めに。
えらいこっちゃ。



ただしっとりと雨降る中歩くボードウォークは緑が一層眩く癒し効果満点。

今日は朝一でオレンジの奥まで足を伸ばしました。


ストーンドサークルからカフェ・ド・パリまで。
時間が早すぎて営業もしてなかったけどね。ドン吉もいなかった・・・。


12:00～13:00 Hanggai(Orange Court)

本日一発目はモンゴル出身のロックバンド、ハンガイ。
大陸のバンドらしく広大な音を奏でます。
この音は決して日本人には出せないわ。
右側のホーミー唄う人がスゴかった。
ボーカルは途中民族衣装からモンゴル相撲の衣装で再登場。
いや、ノーマークだったんでいい拾い物でした。


14:00～15:00 Mate Power(Orange Court)

続いてのマテ・パワーはドイツのスカ/クンビアバンド。
ここのところ完全にフジに浸透したラテン系音楽が身体を揺らす。
途中からブルーハーツのドラムだった梶原哲也が参加、
ラストはリンダリンダで大盛り上がり。




16:00～17:00 Obrint Pas(Orange Court)

一昨年のBoikotみたいな感じかと勝手に想像していましたが、
ターンテーブルがいたりともっと若いバンドでした。
スペインではカンプ・ノウとかでライヴやっちゃうバンドらしいので相当ビッグですよね。
もちろんフロアも大盛り上がり！！
ヨーロッパで脈々と受け継がれるスカパンクの魂をここに見た。
【Setlist】
01.Benvinguts al paradis
02.Des de la nit
03.Viure
04.Seguirem
05.Caça de bruixes
06.I si demà no tornara
07.Una història d'amor
08.No hem oblidat
09.Som
10.La flama
11.unknown song
12.El cant dels maulets
13.Coratge



オレンジ3連発の後は一路グリーンへ。


17:30～18:30 Battles(Green Stage)

3人組になって初めてでしたが残念ながら今日のワースト。
音のシンクロ率が最悪。
肝心のAtlasで失敗しちゃいかんだろやっぱり。
ジョンもしきりに首かしげてた。
なんかデイヴの負担が増えているような・・・。
やっぱ3人じゃ大変なのかな。
【Setlist】
01.Africastle
02.Sweetie & Shag
03.Dominican Fade
04.Atlas
05.Wall Street
06.Ice Cream
07.Inchworm
08.My Machines
09.Futura


20:30～21:15 Maia Hirasawa(Gypsy Avalon)

スウェーデンでは超売れっ子のマイア・ヒラサワ、
初めて生で観ましたがやっぱ歌上手い。
日本語も大変流暢でした。

最後Boom!で最前列はボンボン持って盛り上がった！！


そしてIncubusもFacesも蹴って本日のワタクシのトリは・・・。



22:10～23:30 Congotronics vs Rockers(Orange Court)

コンゴのバンド、コノノNO.1とカサイ・オールスターズに
ディアフーフ、スケルトンズ、ワイルドバーズ＆ピースドラムス、
とどめにフアナ・モリーナという一大プロジェクト。
アルバムでは多分に実験的な内容でしたがライヴは完全なるフロア仕様。
ステージには総勢なんと19名！！
フアナがとても楽しそうに踊りまくっていたのが印象的。
黄色のワンピ着て可愛かったなあ、年上だけど(笑)。
フアナは途中で先日急逝したレイ・ハラカミ氏を追悼してくれてました。
電子親指ピアノの音色と単純な反復ビートが最後まで我々を踊らせる。
正に力技でねじ伏せられたカンジ。
結局0時近くまで祭りは続いたのでした。







振り返るとオレンジ率が7割という超奥地デイとなりました。
いずれのバンドもフジでしか観る事が出来なかったであろうものばかり。
これがフジのフジたる所以だよな。