メダカ雑記帳

「メダカの輪を広げよう!!」

卵が先か? メダカが先か??

2008年10月28日 | 卵・固定率

古代ギリシアの哲学者達が、こぞってこの難題を議論したと言われる「鶏卵論争」。

「雌鶏が最初だ」と説いたのが、日本では「プルターク英雄伝」でお馴染みの哲学者・プルタルコス。

「鶏と卵、両方同時だった」と説いたのは、「万学の祖」と呼ばれるアリストテレス。
(ところで、ウニの口は「アリストテレスの提灯」と言われてますが何故でしょう??)


この鶏卵問題に関連し、派生したものをいろいろ調べると、神学・哲学・宗教学はもとより、宇宙学・経済学のほか、「キテレツ大百科(おじいさんパラドックス)」や「モーニング娘。(メンバーの変遷)」にまで行き着くという難問題…



既に数年前の話になりますが、学者や専門家、養鶏業者等で構成されたプロジェクト・チームでは、『卵が先』との答えに至ったそうです。

理由は、「卵の中の胚でしか、DNAは変異しないから」とのこと。



以下、イギリスの新聞『The Guardian』紙のサイトより、かなり大雑把ですが要訳引用します。


卵に突然変異を引き起こす要因を持った、ニワトリでない親鳥が交配し、(後にニワトリ第一号となる)卵が生み落とされた。

その卵は、ニワトリ第一号になるDNAを備えていたから、ニワトリとして孵化した。

もしも、他の鳥として産まれたのならば、生後はニワトリへは変異しない。


よって、「ニワトリと卵どちらが先か?」ということになると、「変異体のDNA(核・胚)が入った、卵が先」ということだ。

原文は、コチラ



そう考えると…

同じ理屈で、「卵とメダカ、どちらが先か??」と尋ねられたら、「卵が先!!」ということになるのか!?



ところで、メダカを研究する施設では、特殊な装置にメダカの卵を入れて温度を上げ、卵の温度の上がり方によって、「生まれてくるのは、普通のメダカか? 変異体のメダカか??」と、孵化する前に調べ、選別するそうです。

いやはや、凄い機械があるものですね。


<お知らせ>

ブログ名が紛らわしいかと思い、変更させていただきました。

不定期の更新ですが、今後とも宜しくお願いします。

by めだ蔵(めだぞー)


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メダカとノーベル賞

2008年10月12日 | 研究用メダカ


先日、今年のノーベル賞が発表になり、化学賞では日本人の下村修さんが受賞された。

受賞理由は、「緑色蛍光タンパク質 (GFP) の発見と開発」。


インタビューで語られた「研究の為に、1日3000匹のクラゲを採取し続けた…」との苦労話を聞いただけで、研究内容の如何に関わらず敬意を表したくなった。


そして、略歴を見て2度驚く。

下村さんは、戦時中の長崎県で育ち、原爆を体験。

「私の知識のほとんどは独学で得た。長崎の大学が原爆で完全に破壊されてしまったからだ。高校も満足に通っておらず、工場で働いていた」との本人談。



興味が湧き、研究内容の『緑色蛍光たんぱく質(GFP)』なるものを調べて、3度目の驚き。

要は、「蛍光メダカ」か!?


一昨年、環境省および農水省より「遺伝子組み換えメダカ」(通称:「発光メダカ・ナイトパール」)の回収要請があったのは、ご存知の方も多いと思います。

あの蛍光色は、クラゲの遺伝子を注入したものらしく、元となる蛍光成分を研究されたのが、今回受賞された下村さんとのこと。


GFPを使用したメダカの研究について調べてみると、意外な研究に使われておりました。

その一つが、『メダカの性別は、どのように決まるのか?』という研究で、メダカの受精卵にGFPを注入し、孵化するまでの卵内の変化をモニターしたそうです。

その結果、「メダカの性別は、孵化の数日前に決まる」と解明され、孵化する前に分かるようになりました。

詳しくはコチラの、北海道大学・田中教授のレポートにあります。


また、メダカの性別は環境ホルモンの作用によって、孵化後も変化すると言われております。

これに関しては、詳しく調べなおし改めてUPさせて頂くことになるかもしれません。


いずれにせよ、これまでは遠い世界の話だと感じていたノーベル賞やその研究内容が、案外身近なところにあるとは今回一番の驚きでした。



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「日本めだか協会」設立を祝って

2008年10月01日 | メダカ品評会


「格に入って格を出ざる時は狭く、
 
 又、格に入らざる時は邪路にはしる。

 格に入り、格を出でて、初めて自在を得べし」

という、『俳聖』松尾芭蕉の奥儀がある。


これは、先日行われた「第2回秋季・日本めだか品評会」(於:広島県「めだかの館」)を訪れ、全国より集いし愛好家のみなさまと歓談させて頂いての感想である。


枝葉を見れば十人十色と言われるメダカの飼育方法ではあるが、来場者を唸らせるほどの作品を育て上げたベテラン愛好家の方々は、幹の部分を見れば一様に通じ合うものがある。

きっと、そのレベルに至る過程には、俳諧の奥儀にも似た経験を積んでこられただけでなく、史上初となる品種を作出(出品)された方たちは「格を出でて、初めて自在を得」たとも言えるのではないだろうか。



また、品評会期間中の22日には、TV局のカメラも入り「日本めだか協会・設立式」が執り行われ、まだ緒に着いたばかりの「鑑賞メダカ界」にあっては、歴史的な一歩を踏み出すこととなった。


その場に立ち会う事が出来なかった為、式後に「協会会則」を拝見させて頂いた。

少々長いが以下、会の柱となる第1条を引用する。

「めだか飼育に関する講習会並びに会員同士の情報交換の場を積極的に設け、めだか愛好家の飼育レベルの向上を目指す。また、愛好家によって作出された、珍種・新種・品種の認定及び登録を行い・・・(以下略)」


初心者にとっては、インターネットを通じた各種サイトでの情報交換だけでも現状では有難いものだが、冒頭に記載の『飼育講習会』では、飼育の奥儀なるものを講習して頂けるのかと思うと、それだけで協会の活動に対しての興味が尽きない。


そのうえ、昨今「名称」等によりトラブルが相次いでいる新品種に関しても、協会で認められたならば一介のアマチュアの自作ですら公式に認定・登録して下さるとのこと。

この制度は、愛好家としてこのうえない喜びであり、日頃のメダカ飼育にあっても非常に張り合いとなるのではないだろうか。

その反面、登録外で流通する品種に関しては、何ら価値を持たなくなることも予想されるが、この点に関しては一消費者として静観せざるを得ない。


正式な船出は、明年四月。

それに向けて、協会公式HPも近日公開されるとの報もあり。

筆者は未入会ながらも、当協会の発展と健勝を心より願いたい。




<追記>

協会設立にあたり、当ブログのタイトル名が紛らわしいので、近々変更の予定です。

場合により、ブログを削除する可能性もあります。


こんにちまで、お付き合い下さいました皆さま、ありがとうございました。

心中より御礼申し上げます。





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第1回春季・日本めだか品評会

2008年05月14日 | メダカ品評会

初夏を思わせる日差しの中、日本メダカ界の頂点を決める『第1回春季・日本めだか品評会』が、5月2日~6日にかけて広島県「めだかの館」にて行われた。

全国のメダカ愛好家53名により、146点(253匹)の出品。
入賞作品には、既に身近に飼育・流通されている「白系ダルマ」(1水槽部門)から、未発表の品種「水泡眼楊貴妃」(最優秀賞・バラエティー部門)まで多彩な受賞作品が並び、新種メダカ人気の幅の広さが見て取れる。


また、昨秋の品評会より2部門増設され、9部門となった今回。
1席受賞者の顔ぶれを見ると、7部門では1席受賞者が変わり、競争の激しさ、各出品者のこの半年間の成長、発展の度が伺えると共に、出品したメダカ愛好家の飼育熱が伝わるものとなった。


ところでゴルフ界には、毎年秋に「日本オープン」という大会がある。
高難度のコースを使い、プロとアマの各上位選手が一同に会し、その年の実力ナンバー・ワンを競う大会である。
出場各選手が、同一な条件とルールの下でプレーをし、一発勝負で日本一を決める。

今回の日本めだか品評会にも同じくプロとアマが混在し、繁殖・作出・飼育の妙技を競いあい、日本一のタイトルを賭けて行われた。
それぞれ、飼育水の水質や水温が違い、室内・室外等の飼育環境の異なる146点が、期間中の5日間、会場とインターネットにて同じ条件で展示され投票数を競い合った。


投票する側も、プロ・アマ、飼育年数の差、飼育経験の有無など一切の優遇が無く、同じ一票として扱われる。
受賞を逃した作品の中には、飼育・繁殖の難易度が極めて高く、出品者の苦労が偲ばれるものもあり、出品者のみならず投票する側のメダカを見る目や新種メダカへの理解度が試されることにもなった。

一般的に、金魚・らんちゅう界では、見る目を育てる(審査品評する)には、「最低10年間は必要」と言われている。
「物珍しさに惑う事無く、固体の体色や各ヒレの形などの長所・短所を見極め、各人の好みも含めたうえで、総合点や順位を決める観察眼を養う」には、相当な年月と修練が必要になる。
まだ緒に就いたばかりのメダカ品評会ではあるが、僅か半年で急激なレベルアップを果たした出品者の熱意に負けぬものを、次回は投票者にも期待したい。


それと共に、今後の「めだか文化」の発展や普及を考えると、今後の開催に関しては表彰作品の数や選出方法を増やしても良いように思える。
現行の単純投票方式による1~3席を選出する方法とは別に、主催者および選考委員会等の選考により「一定の選考基準を超えた全ての作品には、『銀賞』または『優秀賞』『入賞』(仮)の称号を授与し顕彰する」など、柔軟性ある表彰制度の見直しも急務だ。

ただ、今後予想される出品数の増加を考えると、展示品の飼育・管理を万全に整えながら全ての作品を選考するには、現実に無理もある。
その場合には、同一出品者からの出品数の制限、出品部門数の制限で対応するなど、一人でも多くのメダカ愛好家が参加しやすく、かつ喜んでもらえる開催運営が課題である。


今回の品評会へのご意見・ご感想、また今後の開催についてのアイデアなどがございましたら、引き続きこちらのブログにて承り、メダカ愛好家の声として主催者・実行委員会様へ情報を提供し、より良い品評会の開催に役立てていきたいと考えております。


最後になりましたが、主催者『めだかの館』スタッフの皆さんをはじめ、出品に投票にご尽力されました皆様の、益々のご健勝を願っております。



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第1回 春季めだか品評会

2007年12月19日 | メダカ品評会

◎開催/投票期間 平成20年5月2日~6日
  ・投票締切:5月6日午前11時
  ・発表/表彰式:5月6日午後2時

◎会場/主催 『めだかの館』
    (広島県廿日市市)
『めだかの館』HP
http://medakanoyakata.jp/index.html
『100年メダカ』
http://medakanoya.exblog.jp/

◎出品料 各部門1点1,000円

◎部門
  ・ペア部門(雄雌2匹出品)
  ・1水槽部門(10匹以内で出品、要タイトル)
   上記ほか計9部門


上記画像は、昨秋に行われました品評会におきまして、『最優秀賞』を受賞されました、山中さんの弁慶になります。

(画像引用:「めだかの館」HP


春季の開催という事で、各地域ごとの有利・不利はあるかもしれませんが、それ以上に回を重ねる毎に、受賞されるメダカのレベルが上がり続けるものと思われます。

飼育環境を考えると、秋季の方が競争率が高くなるでしょうから、賞を狙うには、この「春季品評会」が狙い目ではないかと考えます。


また、惜しくも受賞を逃した作品におきましても、出展されました記念に全作品を「めだかの館」さんHPにて掲載・紹介される事となっております。

第1回の参加作品は、コチラ


期間中、5月3日の夕方にはゴールデン・ウィークという事で、全国から集ったメダカ愛好家さんを交え、「親睦会」が開催の予定です。
(全国各地の地酒・名産品:持込可)

また、日中の会場内には、来場者が楽しめるアトラクション等が用意されているやもしれません。


出品方法等の内容は、上記「めだかの館」さんHPにてご確認下さいませ。

開催に当たり、予約受付開始のお知らせや詳しい案内等、「めだかの館」さんHPや大場村長ブログ「100年メダカ」にて、随時更新される模様です。


友人・知人・メダカ仲間をお誘いの上、出品に投票に、奮って参加して参りませう。


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ちょいと驚き通販の歴史

2007年12月18日 | メダカ通販の歴史

ネットで、メダカ等の生体輸送や通販の歴史を調べておりましたら、ちょいと驚いた記事(コメント)を見つけました。


産経新聞
昭和25年(1950年)3月16日(土)付朝刊
http://www.sankei.co.jp/databox/50ys_ago/html/5003/16.html

(↑注:原文ロム喪失)

◆「金魚と鯉が缶詰で今度は米国へ」
【奈良発】金魚輸出の新しい方法として試みた缶詰輸出は、5000匹中98%まで無事ハワイに届いたが、こんどは米国加州の商社から県を通じて郡山金魚組合に金魚と色鯉1500匹(約100ドル)の注文があり、21日、神戸出港のプレジデント号で前回同様の缶詰輸出を行うことになった。このほか商談中のもの数件あり、今年は相当数の金魚が輸出されるもようである。

引用記事は、コチラの「東京大仏TVブログ」さんのコメント欄より引用しました。


それにしても、まさか金魚の生体を缶詰にして輸送・輸出していたとは、驚きでした。

当時の船の速度からすると、5日~7日間の輸送期間だと思うのですが、生きて辿り着いた金魚も凄いですが、これを試そうと考えた方達にも頭が下がります。


ところで国内初の通信販売は、1876年(明治9年)に始まった「とうもろこしの種」の販売と言われております。

ちなみに「電話の発明」も、この年です。


メダカのネット通販は、「めだか家本舗」(店主:近藤)さんが販売されたのが、初だそうです。
(めだか家本舗さんHPは、コチラ。)


今から、さかのぼること13年前。

1994年ごろより、新種メダカの繁殖や販売をされていたそうです。


白や青のヒカリ種ですら、貴重品だった時代。

黄(緋)や茶のメダカが、主流だったものと思われます。


わずか10年あまりで、今やその数が数十倍・数百倍に増えた、メダカの品種と通販業者。

今後のメダカ界に、注目ですね。



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固定率いろいろ

2007年12月05日 | 卵・固定率

90年代中ごろに、テレビゲームの「ダービースタリオン」(通称:ダビスタ)という競走馬育成シュミレーション・ゲームが大流行しました。

親となる馬の能力値をもとに交配を考え繁殖し、生まれた子馬を調教し、国内・国外のレースに出場させて、優勝を目指す。
このレースで稼いだ賞金をもとに、親(種牡馬・繁殖牝馬)を選び交配し、調教、出走を繰り返しながら、世界一の馬主を目指すゲームです。

優秀な血統を持つ親馬の繁殖料金は、当然高い。
その分、優秀な子供を多く産むなどの設定は本物さながらのゲームで、理科の授業が苦手な方でも、このゲームで「血統」や「遺伝」、「インブリード」「アウトブリード」などを学んだ方も数多いかと思います。

このゲーム中、各馬ごとに「安定度」という項目があり、繁殖能力や遺伝率を示した数値がありました。
親からの遺伝度が高く、能力の高い子供が生まれやすい馬。
反対に、遺伝度が平均して低い代わりに、数千匹に一匹の確率で、物凄い能力を持った子を生む馬。


きっと、メダカの世界にも同じような理論が、成り立つのではないかと思っており、いろいろ調べております。

例えば、新種メダカを初めて飼育をされた頃、「固定率」という言葉に疑問を持った方が、案外多いかと思います。

体色・体型が遺伝しやすい血統や、反対に親メダカの色や形が良くても、遺伝しにくい血統などを表記する際に使われておりますが、これは上記ゲームの「安定度」と同じことでしょうか。
そう考えると、日頃は落第生のように思えていた、低固定率のメダカが、打出の小槌にも思えてくるから不思議なものです。


ところで、メダカ研究・第一人者の若松教授のレポートによりますと、「20代(F20)まで兄妹メダカ同士で繁殖し、違う体色・体型が全く出なくなった時に『固定』」(趣意)と、学術的には呼んでいるようです。

さすがに、F20まで飼育し固定するには、最短でも7~8年はかかるでしょうか。

詳しくは、コチラ


個人が鑑賞用として飼育する場合、(例えば子メダカ全部が点目になるよりは、1~2割程度の遺伝発生率で推移するなど)飼育者の側で完成を目指す余白の部分があっても良いような気がしております。

当然ながら、それを納得して購入されるのが前提となりますが・・。


最近、朝夕の冷え込みが日増しに激しくなってきております。
愛好家の皆様におかれましても、残念ながら病気にかかってしまったメダカさんの早期の発見や、冬ごもりの準備にご注意下さいませ。


こちらのブログですが、当面は不定期の更新とさせて頂きます。




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第4回「メダカ・サミット」

2007年12月01日 | メダカ・サミット
先日、「めだかの館」で行われました「第4回メダカ・サミット」に出席させて頂きました。

全国十数県より、延べ三十名を超えるコアなメダカ愛好家の方達が集いあい、メダカの飼育方法や血統の法則、各地のメダカ・ブームの実情などなど、広く深い意見交換がなされ、非常に有意義な円卓会議となりました。

昼食会を兼ねたウェルカム・パーティーでは、出席者の自己紹介および各地の状況を述べ合い。

出席者全員参加のディスカッションでは、「メダカ品評会」と「メダカ愛好家支援の為の組織を設立」という2点を主に協議。

夕食会のファンクションでは、各自ビールや日本酒を片手に飼育の相談や今後のメダカ界について、幅広い意見交換や写真撮影などで盛り上がりました。



今回出席させて頂いての感想を、一言で表すと・・・。

「カマラデリィー」(Camaraderie)という言葉が浮かびました。
これは、イギリスの社交界やスポーツ界で古くから伝わる言葉です。

直訳すると、「友情」「尊敬」「同士愛」などなど・・。
日本人には耳慣れない言葉かもしれませんが、西欧人独特の特殊な感情表現のため、日本語に翻訳・置換しきれない単語の一つです。


今回のサミットに出席された方も同じく、(出席しなければ味わえなかった)数多くのメダカ仲間との出会いや交流。
言語化しきれないほどの友情や尊敬を全員が互いに培い、深めあったことかと思われます。


最後になりましたが、このような会を主催して下さった大場村長を始めとする「めだかの館」スタッフの皆さんに深く御礼すると共に、今後の第5回、第6回と続く「メダカ・サミット」の開催および、今回は残念ながら出席出来なかった方ともお会い出来る日が来ることを願っております。



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塩分とメダカの成長について

2007年08月31日 | メダカと塩分

不安定な天気が続いております、メダカさんの体調管理にご注意下さいませ。

 

さて本日は、メダカさんの飼育環境と成長についてです。

同じ魚類ながらも、淡水魚・海水魚に分かれる理由は、体内塩分濃度の調整機能(適応能力)の違いによるそうです。

(詳しくは、後日UPします。)

 

ちなみに、ヒトの体内塩分濃度は「0.9%」です。

そして主役のメダカさんは、(各資料により違いますが)「0.7~1.0%」だそうです。

 

先日、「メダカの海中水泳」をUPしながら、疑問に思ったので塩分についていろいろ調べてみましたら、面白い研究結果を『日本動物学会』HPで見つけましたのでご紹介。。

 

「メダカを体内と同じ塩分濃度の水で飼育すると、どうなるか?」という研究です。

飼育水温を高くし、体内と同じ程度(1%)の塩水で飼育すると、「成長が早まる」という結果が出たそうです。

 

これは、(本来ならば行うはずの)「体内調整を余計に行わない分、エネルギー消費が押さえられるから」と、その研究者は推測されておりました。

 

また、オス・メスの成長差についても、同じ環境で育った場合には、「メスの方が成長が早い」との結果もあらわれたそうです。

 

詳しくは、こちらです。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/zsj/news/znews200311/zn200311.html

 

また、鮭やマスなども、川を下り「海で成長する方が大きくなる」というのが一般的だそうで、今後の研究に期待したいですね。

 

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メダカと縄張り(後編)

2007年08月30日 | メダカの縄張り

前回のつづきです・・・

 

「縄張り争い」見たさに、水槽のメダカさんを観察していると・・・

それぞれの縄張りの範囲を、見つける事ができます。

ボス・メダカは、たいがい水底をキープ。

そして、追いやられた若い衆は、中間層~水面に溜まってます。

 

ところで、メダカの群れの一匹が方向を変えると、それにつられて他のメダカさんも一斉に方向を変えるのを、御覧になった方は多いかと思われます。

この「メダカの方向転換」は、未だに解明されていない事が多いらしく、研究が続いているそうです。

ヒトであれば、「回れ右」の一言で済みますが、はたしてメダカさんはどうやって連帯を保っているのでしょうかね?

 

PS.

本日この後、地域により『大雨』が予想されております。

外飼いの方は、天気予報をご確認のうえ、雨対策にご注意下さい。

 

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