まあそこら辺が日本の限界だろう。2ちゃんねる創設者で今でも大量の訴訟を抱えているひろゆき氏が、デジタル庁の民間枠に応募したけど採用されなかったそうである。その事を孫正義氏がいたく惜しんでいるのだが、不本意ながら私も同意である。システムの再構築に最適な人材は、怠け者の無精者である。最低限の労力で最大限の効果を引き出す為だったら如何なる努力（リミッター付き）も惜しまないと云う倒錯した思考回路の持ち主でなければ、変革は起こせない。ただそう云う資質を持つ人間はそもそも「死なない程度の活動」しかしないので、鉄火場に引っ張り出すのが極めて難しい。そう云う意味ではひろゆき氏が応募してきたと云うのは千載一遇のチャンスだったのだが、誠に残念である。ともあれお役所文化との擦り合わせを通じて相手を削り倒すと云う、紙ヤスリで岩盤をぶち抜くと云う気の遠くなる様な努力が出来る人に頑張ってもらうしかなさそうなのである。
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