どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3439

遺伝子組み換えワクチンと言えばいいのに。ノババックス社が開発し武田製薬が製造する「組換えタンパクワクチン(厚労省公式表記)」に期待が寄せられている。mRNAワクチンだとアレルギーや副反応が辛い人には朗報であるが、遺伝子組み換えに対する不信感は根強い。元々は「特定の農薬に耐性の高い農作物」の残留毒性が懸念されていた様に記憶しているのだが、イデンシクミカエと云う言葉自体がタブーになってしまった気がする。異なる品種を掛け合わせて新種を作るのも遺伝子組み換えだと思うのだが、そっちを懸念する人は余り居ないなのが面白い。生命の神聖な領域に足を踏み入れていると云う原初的恐怖が、根底に有るのかも知れない。しかし北海道や東北で安定的に稲作が営めるのも全国各地で特A米が生産出来るのも、総当たり式遺伝子組み換えのお陰である。ただ言葉のアレルギーもこれはこれで難物であり、それを忌避する厚労省の心中も理解出来るのである。

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