どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3340

消費者の構造変化の一つの現れに思える。セブンアンドアイが傘下の百貨店、西武とそごうを売却する方針の様である。コロナ禍で売上が落ち込んだと云うのもあろうが、単位面積当たりの売上高がコンビニの半分程度と云う状況では厳しい。中堅の百貨店が苦戦するのは、この国から「中流意識」が消失した事と関係が有る様に思える。令和の時代、中流を自認する国民はどれだけ居るだろうか。昭和であれば持ち家に一通りの家電、車の一台も所有していれば中流を名乗れた気がする。それら全てがローンで手に入れたものであっても、である。昨今の消費者は賢いので、そんな無茶苦茶な人生設計はしない。中流と云う虚勢を張る為に百貨店で買い物をする無理もしない。コンビニに負けるのも仕方ない気がする。ただ経済は不要不急の消費で回っていると云う事実がコロナ禍で可視化されたのも事実であり、集中と選択を極めた一点豪華主義のネオ中流の勃興が望まれるのである。

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