どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 2552

年始早々、キャッシュレスに煮え湯を飲まされた。お賽銭の小銭が無い。より正確を期するならば、百円玉と五百円玉しか無い。コンビニ等で崩す機会が有ったにも拘わらず、何時も通り何ちゃらペイで精算していたのが悔やまれる。境内を見回しても御守りとか破魔矢とか焼きそばとかチョコバナナとかが、キリの良い金額で売られているのみである。血涙を振り絞り百円を奉納し、普段より念入りに祈願を済ませた。一部寺社ではキャッシュレス対応している様だが、それが浸透するのはもう暫く先だろうし、抵抗感を抱く人も少なからず居る様なので、当面は参拝の前に両替を済ませておくべきだろう。ただコンビニでよく購入しているペットボトル飲料は百円であるし、小銭が欲しいからと云ってそれ以上支払う位なら神仏にお供えすべきである。何よりキャッシュレス精算なら2%引きなのにわざわざ現金を使うのは、百円の賽銭をケチる人間からすれば有り得ない話なのである。

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