どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 2551

今年の流行はディープフェイクらしい。既存の映像をAIに学習させ、恰も本人が喋ったかの様な嘘の映像を作る技術が、安く出回る様である。これからの時代、「本人が証言したビデオが有る」と云うだけでは、一昔前の証拠写真同様、確たる信憑性が無いものとされるのかも知れない。「全部フェイクだ」で片付けようとする人には、極めて都合の良い流れである。ただあの人の場合、たまに本当に言ったのを忘れているフシが有るので、外交当局はこれまで以上に慎重な根回しを心掛けるべきだろう。ちょっとした雑コラならスマホでも可能な現代、真実をどの様に保存すべきかを再考しなくてはならないだろう。SNS上で流布している情報の真偽に就いては、仮令それが映像であったとしても、慎重に判断しなくてはなるまい。ましてや拙速な一知半解で事実を誤認した上、それを可能な限り歪曲してオチを付けようとしている出来の悪い文章は、決して信用してはならないのである。

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