どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3863

一見説得力が有るのが厄介である。アムステルダム自由大学の研究チームは、鼻をほじる習慣の有る人の新型コロナ感染率が有意に高かったと云う、どうしたらそんなもん思い付くのか分からない調査結果を発表した。対象は定期的に検査を受けていた医療従事者219名で、少なくとも月に1回は鼻をほじったと回答した人は85%だったそうである。ほじった人の17%が陽性判定を受けた事が有るのに対し、ほじった事が無い人は6%だった事から、鼻腔の粘膜経由での感染リスクを主張しているらしいが、そもそも標本数が少な過ぎである。個人的にはほじらない人が15%も居る事の方に衝撃を受けたのだが、自己申告なので本当の所は分からない。逆に鼻腔の粘膜に届くぐらいまでディープにほじる性癖をカミングアウトしなかった人も居るだろう。因果関係が有りそうな相関関係は見ている分には楽しいのだが、それを基に政策立案されたりしてしまう実害には注意を要するのである。

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